【残酷な性転換】古代ペルシアでは、生け捕った敵の勇士を去勢し、女性化し美しく化粧させて、敵国の使節がやってきたとき、その前で踊らせた、という伝承が残っている
【スワンダイブ】体位の名称。1時間以上、愛を囁きあい、盛り上がったら女性がクローゼットの上など高い場所に登り、仰向けに寝転がる男性の股間に狙いをさだめて飛び降り、そのまま性器を合体させる。危険だから絶対にやめましょう
【心中の相手】昔の女郎の平均寿命は22歳。性病や結核で命を落とした。辛さから心中をしたがる遊女は多かったが、本当に好きな相手とは心中せず、二番手、三番手の男と死んだ。いちばん好きな男には自分が死んだ後の供養を頼んだ
【公然わいせつ罪】公園で全裸などになって問われる罪。「公然性」の定義は広い。季節外れの海岸でセックスしていて他に通行人はいなかったのに、300メートル離れた海上を遊覧船が一隻通過しただけで公然性が肯定された判例がある
【漢字の本場】日本ではペニスが硬くなることを「勃起」とひとまとめにして呼ぶが、中国の医学用語では、若者の完全な勃起を「堅立」、老人の半萎えのペニスを「勃起」と呼んで細かく使い分けている
【文明はオナニーの薫り】19世紀、ミシンが登場すると、その振動とリズムで性的興奮を感じる女性が続出。ミシン縫いの工場ではオナニーをする女性従業員への対応に苦慮した。汽車が初めて文明に現れたときも似た現象が起こったという
【火葬される精子】心臓停止から4、5時間たっても筋肉と胃の消化活動は続いている。10~30時間たってもヒゲは伸びる。80時間後、死後硬直が始まった段階でも精子だけはまだ生きているが、そのまま火葬されてしまう
【恋の語源】「恋」という字は昔は「戀」と書いた。一説では、「戀(こい)」とは糸と糸がからまってしまい、言葉では言い表せない気持ちを表す
【勃ちっぱなしの戴冠式】19世紀後半、インドのマハラジャ(地方の殿様)は戴冠式の間中、ペニスを勃起させておかなくてはならなかった(創造の神シバの勃起は悪の力を遠ざけると言われ、我が身をシバになぞらえたため)
【遊覧船が沈没した理由】米テキサス州のトラプス湖で60人乗りの遊覧船が沈没した。浜辺で日光浴をするヌーディストを見た乗客の一人が「ヌーディストがいるぞ!」と叫んだところ、60人の乗客が船の片側へ殺到。船はバランスを崩して転覆した。湖に落ちた乗客はヌーディストに救助されたという。
【左右で違う睾丸の感じやすさ】右利きの人は、右側の睾丸の方が感じやすく、左利きの人は、左側の睾丸の方が感じやすい。人の脳にも手と同じく「利き脳」がある。右利きの人は左脳が「利き脳」で、体の右側へ大脳は多く信号を出すため、右側の睾丸がより感じやすくなる。
【馬は交尾の相手にうるさい】馬はたとえ発情期だとしても、嫌いな相手を受け入れない。交尾相手の好き嫌いが激しい。その判断基準が「毛の色」なため、江戸の人々はそれを「毛嫌い」と呼んだ。
【切っちゃってください】前立腺がんの手術では前立腺のすぐ横を走る勃起神経を残すかどうか患者に尋ねるが(とると多くがEDになる)、夫が返事をする前に奥さんが「切っちゃってください」と言うことが多い。再発や転移を心配しての発言だが日本だけの傾向
【こうして自慰は罪になった】18世紀、聖職者たちは聖書に自慰を禁じる文言を必死に見つけようとしたが、姦通、同性愛、売春、近親相姦、獣姦はあっても「自慰」についてはまったく言及がない。困り果てて膣外射精の禁を拡大解釈し、オナニーを悪とした
【チクニー】 男性が自分の乳首をいじるオナニー。一説では女性ホルモンの分泌がうながされ、 ①性格が穏やかになる ②加齢臭が消える ③ハゲの進行が止まる などの効用があるという
【AVの害】近年、潮を吹かそうとした彼氏に無茶な指ピストンをされ、「膣璧裂傷」で婦人科医を訪れる女性が増えている。原因は長い爪や不潔や指。ちなみに加藤鷹はシャツのボタンを自分で外せないほど深爪にしている
【セックスの第一歩】昔、男と女が交わることを「まぐわい」といったが、この「ま」は目のことだそうだ。お互いに目と目を交わし、愛していることを確認しあって性の交わりにいたる、という意味があった。恋人同士は目と目で、まず心の連帯感を作る。『脳が快楽するとき』著・大島清より
【男性の乳汁】第二次大戦後、強制収容所から解放された兵士にオッパイが大きくなった報告が多くされた。自然に乳汁の分泌があった例も。ホルモンを作る腺、ホルモンを抑える肝臓の働きの両方が、飢餓で抑制されたためと思われる
掻戯(そうぎ) くすぐったり引っかく 打戯(だぎ) ジンと痺れる程度に打つ 咬戯(こうぎ) 軽く咬む 舐戯(ていぎ) 舐めたり吸ったりする 撫戯(ぶぎ) 撫でる #江戸時代の愛撫
【後で職員室に来なさい】古代ギリシャで男性と少年の間のアナル性交には特別の意義が与えられていた。特に教師と生徒の間のそれには、知恵と男性性を授ける「教育的な価値」があるとされ、学習にとって不可欠と考えられていた
【勝つとしたくなる】男性ホルモンのテストステロンはビジネスで成功したり、ギャンブルで勝つと分泌量が増え、自然と性欲も高まる。だからパチンコ攻略雑誌には風俗情報の広告が載る。ギャンブル場と風俗街は近い
【体位の流行】古代ギリシャでは後背位が主流。古代ローマでは騎乗位が多い。古代インドは対面座位が中心。キリスト教の普及とともに正常位(別名:宣教師スタイル)が推奨されるように
【相手の性感帯を見抜く方法】執拗に「耳」を攻めてくる人がいたら、たいていその人は「耳」が性感帯。セックスは自分がされて気持ちいいことを相手にもしようとする
「どれだけ多くの娘たちが、野獣よりもずっと恐ろしい野蛮な金持ちと泣く泣く結婚させられたことでしょう。野獣の恐ろしさはその姿形だけで、気持ちも心もとてもやさしいのに」(ボーモン夫人『美女と野獣』の作者が作品にこめた思い)
【精子の生命力】呼吸が止まり、心臓と脳細胞が全滅しても精子は生きている。精子が完全に運動を停止するのは呼吸が止まってから約80時間後。男性の人体でもっとも生命力が強いのは精子とも言われる