昨年暮れに風蓮湖で保護した、交通事故疑いのオオワシ。本日無事、野生に帰りました。お別れの挨拶はなかなか強烈でした。。。
鉛は陰性だったが、何らかの急性食中毒が疑われる。気持ちを切り替え、ワシの亡骸から次に繋がる情報を拾い集めた。
昨日17時前。楽しみにしていたクラッシックコンサートに出かけようかなと思った矢先。オホーツク振興局から、紋別で衰弱したオオワシを保護したとの連絡が入った。チケットにバイバイし、一路ドクターカーで網走へ。20時前にワシを受け取り、治療をしながら運んだものの途中で息を引き取ってしまった。
羅臼で行われている観光用の餌付けにおびき寄せられ、他のワシとともに岸壁に激突したオオワシの幼鳥。翼に負った深い裂傷を縫合したが、その後の経過は良好。近い将来、リハビリに移れそうだ。
考え方は人それぞれだと思いますが、私の解釈では、餌付けとは『人間が何らかの利、もしくは精神的な満足感を得るために、動物を餌で釣って馴らすもしくはおびき寄せること』となっています。保護を目的とした計画的な補助給餌とは全く違います。
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ワシの観光餌付けは、以前にもワシ同士の空中衝突や交通事故などを引き起こしている。
羅臼で行われている観光船からの餌付けに集まったワシが空中でつかみ合いになり、そのまま岸壁に激突! ワシたちは海に落下し、一羽は何とか飛び立てたものの、オオワシの幼鳥が飛べなくなり保護された。診察の結果、翼裏に深い裂傷を負っていたため、縫合により止血した。
昨年1月、シカ避けの網に絡まり、片翼の風切り羽をほぼ全て根元から折ってしまったオオワシの幼鳥。飛翔能力を失い、北に帰ることができなくなってしまったが、丸一年かけて風切り羽が生え替わった。今日、広大な自然界へと帰って行った若ワシに、『よく頑張ったな!戻ってくるなよ!』と声をかけた。
国道の近くで収容されたオジロワシ。骨折は認められなかったものの、内部臓器の損傷が疑われ、交通事故に遭ったものと思われる。凛々しい顔つきは『何でもないよ!』と言っているようだが、左足の痛みを我慢しているのは見る人が見ればバレバレだ。しばらくの間、絶対安静が必要です!
氷下待網漁がもたらす雑魚に群がるワシとトビ。厳しい冬の貴重な食物になっている。一方、人間がもたらす食物は量や質、期間などが人の手に委ねられ、不安定であるとともに事故や感染症を助長する危険もはらんでいる。人的な餌資源への依存度を低下させ、本来の食生活に押し戻すための環境作りが必要だ
ちび、渡辺獣医と雪の上を散歩。 ※ちびは生まれつき脳に障害を持っているため、自然界に帰ることができませんが、シマフクロウと人間を繋ぐ“親善大使”として、環境教育の最前線で頑張っています!
オジロワシのバードストライク(発電用風車との衝突)が発生した根室半島と目と鼻の先にある北方領土では、日露共同経済活動の優先項目として、風力発電所の建設に向けた準備が経済産業省や外務省の主導で着々と進んでいる。人知れず希少種への被害が増大する可能性が高い!
【閲覧注意】 袈裟懸けに一刀両断されたオジロワシ。 風力発電用の風車に衝突したのだ。事故が発生したのは、バードランドフェスティバルが開催されている根室市。オオワシやオジロワシの一大越冬地だ。事故を軽減するには立地の選定が極めて重要。少なくとも希少なワシの重要な生息地は避けるべきだ。
知床で収容されたオオワシの幼鳥。右翼骨折の重傷を負っていた。 全身麻酔をかけて骨の中にピンを入れ、翼は元の形に戻った。 オオワシは渡り鳥。ロシアまで渡れるほどの力強い飛翔能力を取り戻さなくてはならない。リハビリでどこまで回復できるか、道程はまだ遠い。
風力発電の場合、完全に防げるという有効な手だてはありません。特に既存の風車については、やれることが極めて少ないのが現状です。新設する場合は生息する猛禽類の十分な現地調査を事前に行った後、結果に基づき慎重に立地選定を行うことが重要で、結果によっては作れないことも念頭に置くべきです。
【閲覧注意】(モザイク加工済み) オジロワシのバードストライク(発電用風車との衝突)が根室で発生した。根室海峡を挟んだ国後島などでは、北方領土における日露共同経済活動の優先項目として、風力発電施設の建設に向けた準備が経済産業省や外務省の主導で着々と進んでいる。
4日前に野生に帰したクマタカ。 放鳥直前の動画です。
絶滅の危機に瀕した野生猛禽類の現状と保護活動を少しでも知って戴くきっかけになれば。。。と昨年出演したサーモスのCM。YouTubeでのアクセス数が190万カウントにもなっりました。とても心強いです! 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします! youtube.com/watch?v=vBMcQa…
高濃度の鉛に汚染されていたクマタカ。 治療により血中鉛濃度が下がったため、本日放鳥しました!
捕獲調査で高濃度の鉛に汚染されていることが判ったクマタカ。解毒剤による治療で、血中鉛濃度が正常値にまで下がったため、明日野生に帰る予定。
狩猟残滓に含まれる鉛弾を食べることによる、オオワシの鉛中毒が今年も発生した。今まで発生数が0だった年はない。北海道庁の関連サイト(ページ下部のリンク)では、猛禽類の鉛中毒発生状況が平成19年で更新が止まっており、現在発生していないかのような誤解を生みかねない。pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/sika/le…
過去に散弾銃で撃たれ、自力で翼と脚の骨折を治したものの、今回は列車事故に遭い右の上腕を骨折したオジロワシ。何とか起立できるようになった!
列車事故に遭い緊急搬送されたオジロワシ。レントゲンを撮ってみたところ、過去に散弾銃で撃たれていたことが判明した。弾丸は左肩、左肘、そして左の脛に命中し、体内に残っていた。肘と脛の骨は骨折していたが、すでに不整癒合している。紛れもない犯罪。ハンターのモラルの問題では済まされない!
列車事故の検分を行ったところ、通報のあったオオワシの死体のすぐ近くで、動けなくなっているオジロワシの生体が発見された。緊急搬送して検査したところ、右肩を骨折し、頭を強く打っていることが判明した。列車事故に遭ったものの、発見・通報されずに死んでいるワシも数多いことが示唆される。