もっとも、彼はかなり古くから幸福の科学のイベントやメディアにも出たりしていましたので統一教会の信者ではないと思います。経歴的にも典型的なビジウヨなので、反共・反左派・反リベラル的な思想面とビジネス目的での繋がりでしょう。
ググれば一発で統一教会系のメディアだとバレるのにわざわざ"共和党系メディアのワシントンタイムズ”と誤魔化すあたり、統一教会と関係しているという情報はよほど都合が悪いのだと思います。関係は明らかですけれど。 twitter.com/yuyawatase/sta…
”ワシントンタイムズ”でググれば一発でそれが統一教会が創刊したメディアだという情報にたどり着けますが、「ググる」ということすらできないリテラシーがストロングゼロな方もたくさんいますのでね。
渡瀬裕哉が早速「ワシントンタイムズ=共和党系メディア」というデマを流して統一教会との関係を誤魔化そうとしているので、彼が文鮮明聖誕100周年を祝う統一教会のイベントに登壇し「ここにいる多くの皆様の協力でスタートした」と感謝を述べている動画を貼っておきますね。 youtube.com/watch?v=YT-Tsh…
「政治に党派は不可欠であり党派と無縁の政治家や政治運動は存在しない」 「貴方の意思と選択で主体的に党派を選べ。党派の奴隷になるな」 「他者の党派性を批判する側の党派性をこそ注視せよ」 これが本件を通じて私が言いたいことです。
そしてこうした努力は最初に書いた「党派やイデオロギーから距離をとろうとした結果、気付かないうちに別の党派やイデオロギーに絡め取られてしまった」という事態を防ぐことにも繋がります。党派の存在を前提としてそれを見極め、選ぶこと。それができれば"彼ら”に騙されることもないのです。
「常に自分の知識と意思で判断・選択すること」。そうした努力を欠いたとき、貴方と党派の主従は逆転し貴方は党派に従属する存在となってしまいます。これが党派性の罠です。党派を基盤とする政治の害減らしその利点を活用するためにも個々の努力は必要なのです。
これは実はとても難しいことです。あらゆる問題について自身の意思と知識ともとに選択・判断をしないといけない。自分の支持する誰かの言うことを鵜呑みにするのではなく、自分で調べて、考えて、決めなければいけない。本当に難しいし大変なことです。でも党派の奴隷にならないためには絶対に必要です
そして何より重要なのは「貴方が貴方の意思で党派を選択すること」です。「党派によって貴方の選択が変わる」のではなく「貴方の選択によって党派を決める」のです。主従を絶対に逆転させないこと。これが大事です。
そして「党派と無縁の有権者」も存在しません。貴方が政治的ななにか選択し、あるいは政治になにかを求める以上、そこには必ず党派が絡みます。それは必然でもあり、また必要なことです。
このように、「党派と無縁の政治活動」など存在しませんし「党派と無縁の政治家」も存在しません。もし自身がそうだと主張している議員がいたらそいつの言うことは眉につばをたっぷりつけたうえで日々の言動をよくよく注視することです。
ただし、ここでいう「党派」は貴方の自由に選択できます。ひとつだけを選ぶ必要もない。例えば「政党問わず表現の自由を守ろうとする政治家・政党を支持します」というのもひとつの立場です。それは「党派を超えた支持」として各々に影響を与えることになります。
どんなに嫌でもそれは仕方のないことです。何故なら党派性とそれを用いた実行力(=議会における議決権、議会外におけるデモ、メディアでの問題提起など)の行使が現代の政治には欠かせないからです。
話がそれました。本題に戻すと、政治活動に党派が絡むことは必然であり、逆に「党派が絡まない」ことはない。つまり貴方がある政治活動(例:反表現規制)に参加する、あるいは支持する時点で貴方の意思に関係なく党派の一部に組み込まれてしまうのです。
特に山田太郎議員の支持者にはこういうタイプが多いですね。相応の政治的知識と客観的視点を持っている人であれば一見して彼が党派に忠実であることはわかるものですが、表向きのポーズに騙される人が多いのでしょう。中には「わかっていてわざとそう扱っている」という人もいるんでしょうが。
「党派を超えて強力する」ことはままあっても「党派が絡まずに活動する」政治活動は存在しないのです。もし「自分が支持している議員はワンイシューで動いていて党派の利害には縛られていない」と本気で思っているのであればそれは貴方の政治を見る目が節穴だというだけです。
まず「党派や思想も絡まずにワンイシューで活動してくれる政党/議員」なんて存在しません。何故なら"表現の自由を守る”という活動それ自体がある思想に基づく政治活動にほかならず、政治活動である以上必ず党派が絡むからです。
政治アレルギーのある一部のオタクが「共産党や(立憲)民主党の議員はイデオロギーくさくて嫌だ!党派や思想関係なく表現の自由を守ってくれる議員がいい!」と言って持ち上げていたオタク議員が実は統一教会系の組織とつるんでたという話から学べることは多いと思います。
オタク議員界隈とその支持者たちが、これまで二次元創作物を含めた表現規制に反対してきた左派・リベラル派と共闘する路線を放棄し過去の事実を改変するデマを流してまで敵視・敵対しようとする理由の答え合わせができたという感想ですね。 これこそ「党派性の問題」です。 twitter.com/sanpoudo/statu…
オタク議員界隈と統一教会のつながりの話は「昔セミナーに出てた」というだけではなく「現在行っている反表現規制運動(=署名活動)にも絡んでる(名を連ねてる)」って話なので軽視できるものではないと思います。
もし何かの偶然が重なって政権交代が起こったり自民党の政治家すべてが突然人格乗っ取られて民主主義と法治主義に目覚めても、有権者が馬鹿なままなら意味がないんです。いまは「自分たちが馬鹿だ」という自覚すらない状態でしょ。だから「馬鹿だ」と言い続けるしかないんですよ。
だからいくら彼らの言動を批判しても根本的な解決にはならないんですよね。私がことあるごとに「リテラシー大事ですよ。国会見ましょうよ。いまの状況は有権者が馬鹿だから起こってるんですよ。問題は有権者ですよ。ちゃんと自覚しましょうよ。」って言ってるのはこういう理由です。
そしてこれは概ね成功しています。特にネット上では。何故なら大半の人は彼らの主張が事実であるかなんていちいち検証しないからです。有権者のリテラシー不足、つまり有権者の愚かさが利用されているわけです。
彼らの目的は「野党は仕事をしていない」という虚偽の事実を流布することで野党のイメージダウンを行い「自民党しかない」という空気を醸成することです。「野党は反対ばかり」というこれまだ虚偽の事実が流布されているのも同様ですね。
山本一郎の言動が一例なのですが、普段「野党はちゃんと仕事しろ」などと批判している人たちは単に「野党がちゃんと仕事をしている事」(例:外国人技能実習生問題)を知らないか、知らないふりをしてそう言っているだけです。