生後1か月の赤ちゃんが発熱したのに保健所がコロナウイルス検査してくれないで小児科行けって言われた!ってツイート見ましたが、コロナウイルスの可能性がゼロではないとはいえそれよりもっとおっかない病気の可能性が高い即日入院案件なので、ちゃんと小児科を受診してくれてることを望みます…
力を振り絞って保健室登校をしてる子に「今度は頑張って教室に行こうね」と無邪気に言い放つ養護教諭の存在を複数聞いているので、養護教諭といえどもチーム教員としての呪縛からは抜け出せないのだなあと思っている
イヤーマフはもとより遮光眼鏡なんかも「めっちゃ楽だけど学校では絶対に使えない」って子はとても多い なんなら1型糖尿病でさえ「学校で補食してるところはみんなには絶対に見られたくない」ってなったりする 「みんなと違うことへの恐怖」 が学校で育ちすぎてしまうのはとてもよろしくない
「ゲームのやりすぎ」という子を入院させることはあるんですが、子どもの治療というよりは「子どもが言うことを全く聞かない、疲れ切った、子どもが憎くてたまらなない、もう子どもを否定することしか言えない」となってしまった保護者に休息をとってもらい家族関係改善の一助にしたいなという意図です
子育ての心得として「子どもから片時も目を離さない」とか言ってしまう人には、「注意してれば交通事故なんて起こさないから任意保険は入らないよ」と言ってしまう人と同じ匂いを感じる
予防接種をしない「ナチュラルな」子育てをしてた昭和初期には、麻疹でも百日咳でも年間1万人の子どもが亡くなってたって資料貼っときますね twitter.com/q44bh4ad6wzu8p…
とかいうと絶対「加害者をかばうのか」とか言われるけど別にこの親は無罪だとか一言も言ってないよ
日本人は褒められることに弱いとゼレンスキー演説でバレてしまったわけですが、つまりは日本人は褒められ慣れておらず褒められるとチョロいという弱みを世界的に明らかにされたわけなので、それを国際的な係争に悪用されないためにも日本人は普段からお互いを褒めて褒めて褒めまくる必要がありますね
日本の病院に無料Wi-Fiを普及させるのにいちばん手っ取り早い方法は、診療報酬に「無料Wi-Fi加算」を導入することです
休んでた子が頑張って学校に行ったら、たいして親しくもない子に面白半分で「どうして休んでたの、ズル休み?」と訊かれ、もう嫌だと行きたくないなる子はとても多いのですが、人間にとって全ての休みは生きていくために必要な休みなので、ズル休みという概念は廃止しましょう
子どもは減ってるし小児科の患者も減ってるし小児病棟も埋まらないから小児科の病床もスタッフも減らしていこうか、という流れのツケが一気に出てますね 感染症って流行するんだよ、ムダに見えるのは冗長性というやつなんだよ、と小児科はコロナ前からずっと言ってますが、残念な限りです
某市長の顛末を見てると、社会において有能と評価される性質と身内に対してのDVパワハラ性質は併存しうる、というかむしろ両者が極めて近いこともありうる、というのがよくわかる
これは小児科専攻医あるあるなんすけど、鼻とか耳とかに丸くて小さいものを入れた子どもが受診して、いかにも取れそうに見えるんだけど鑷子とかルーツェで取ろうとすると滑ってどんどん奥に押し込んでドツボにハマるので、さっさと耳鼻科の先生に頼んで異物鉗子かなんかでとってもらおうね
大規模接種、誰も打つ直前に「オシッコ」とか言い出さないし「ちょっと待ってって言ってるでしょ!心の準備!」とか言いながら力の限り抵抗しないし、泣き叫んで超音波出したりゲロ吐いたりしないしで楽なんですが、これでこの金額もらえるなら小児の予防接種は1日100万円くらいもらってもよくない? twitter.com/kamekurasan1/s…
性被害児童の支援も少しだけしてる立場としては、成人男性が頭の中で胸の大きい女子高生に癒しを求めようと性的に興奮しようとその人の勝手でやめろという筋合いはないけど、それを女子高生本人に伝えるのはその瞬間に加害者となるのでやめた方がいいと思います、その分別が成人というものでは
次亜塩素酸ナトリウム→吸入したら危険 次亜塩素酸水→吸入したら危険 と当たり前のことをみんな言ってるだけなのになぜこんなに揉めるのか
「学校にすら適応できない人間が、社会に適応できるわけなんてない」という呪いが世の中から一日も早くなくなればいいなと思います
「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」という発言は潰瘍性大腸炎の寛解を維持している患者さんに対する強い侮辱であり、対象疾患への予断を与えるものです。厳重に抗議いたします。 twitter.com/norinotes/stat…
このツイートとは直接は関係ないんですが、摂食障害の思春期児童がなぜそうなったのか思い返すと「同級生からの体型を揶揄する何気ない一言」がきっかけだった、というのはものすごく多いので、身体的特徴をからかうのはダメなことだと幼少時から認識させるべきだし、親がからかうのも絶対にやめてね twitter.com/my_liberty_/st…
子どもがニートになったという母親への説教記事を読みました。記事を否定するわけでも親を免責したいわけでもなく細かい事情も知りませんが、被虐待児を救うためには「父親から日常的に怒声や暴力を浴びている母親からは正常な判断力が失われているかもしれない」という知識はあったほうがいいです。
子どもに36時間断食させたアレ、親の行動を見て「こうすれば親が喜ぶんだな!」と学習してしまった可能性が高いし、万が一無理に食べさせることで食行動に対する不安が出たらと考えると単純に虐待とは言いにくい部分もあるんだけど、少なくともブログに載せて称賛すべき行動ではない
これに「子どもたちは何にもわからず強制的に黙食させられてるんだ!」とか意見がついてるけど、子どもたちはただならぬ雰囲気を感じて、わりと正確な知識のもとで自分たちにできることをしようと協力してくれてるよ、「何もわからない子どもたち」とか言う人は子どもたちを見くびって馬鹿にしてるよ twitter.com/otapediatricia…
発達障害児の診療を細々としてると、ある日「実は私も子どもと同じなんです」と告白してくれる親がいて、特に「自分の親からも夫からも全否定され続けて自分はダメなんだと思い込んでいた、でもそれはこういうことだったんですね」と泣きながら話してくれる母親に出会ったのは一回や二回ではないです
合理的配慮って、それが必要な子にとっては「視力が悪い子が眼鏡をかける」くらいのもんなんだけど、眼鏡をかけてる子に「眼鏡かけてばかりじゃ眼鏡がなくなった時に困るぞ、甘えるな」なんて言わないでしょ
親の自覚とか親の仕事とかってなんなのかなあ、てなことを考えることがあるのですが、 「この子が生きていくには自分が必要なんだなあ」 と気づくのが親の自覚で、 「この子はもう自分がいなくても生きていけるんだなあ」 までが親の仕事なのかなあ、とか思ったりします。