米国を拠点に活動するアーティスト、アン・ウッド。鮮やかな花や昆虫は、すべて紙とペンキから出来ています。 創作の原点は少女の頃、母親に床から天井まで真っ白に塗った部屋とペンキ一式を与えられ、自由に飾るように言われたことだったとか。 instagram.com/woodlucker/ woodlucker.com
女性が一線で活躍することが今よりも更に難しかった20世紀初頭、米国の3人の女性芸術家─ヴァイオレット・オークリー(①)、ジェシー・ウィルコックス・スミス(②)、エリザベス・シッペン・グリーン(③)と園芸家ヘンリエッタ・カズンズは、仕事の為の最適な環境を求めて共同生活を始めました。※続く
フランスのバレエダンサー、クレオ・ド・メロード(1875-1966)─本名にクレオパトラの名を持ち、情熱を傾けたダンスよりも、その美貌と自身の魅力によって有名になった彼女。虚実ない交ぜのスキャンダルの中で生きた彼女の本当の顔はどの様なものであったのか。見る側の想像に委ねられるのも魅力です。
1963年の7/14は、アニメ「カリメロ」が本国イタリアで放送開始された日。 元々は洗剤のCMキャラクターだったんですね。CM時代の映像を見ると、カリメロが黒いのは水溜まりに落ちたから。最終的に洗剤で真っ白に!ということのようです😄 その最初のエピソード→youtu.be/KcQrZniLi2Y
青いものに惹かれます。 これは“点翠”という中国の伝統的な手法で作られた、清の時代の髪飾り。この鮮やかな青色はカワセミの羽根で、細工に合わせて切り取ったものを直接嵌め込んでいます。 Ashmolean Museum, University of Oxford/jameelcentre.ashmolean.org/collection/8/o… the saleroom/the-saleroom.com/en-gb
ビーチを俯瞰で撮った写真は数多くありますが、中でも特に素敵なのが、ベルギーの写真家アントワーヌ・ローズの作品。 ヘリから身を乗り出して撮影、後からの構図の加工などは一切無しだそう。 無作為な風景がこんなに美しいのですね🏖️ 公式サイト:antoinerose.com
写真家・小川一真(1860-1929)が日本の花を撮った一連の写真が好き。手彩色が醸し出す独特の雰囲気がモダンです。幾つもの朝顔を配置したものなどは現代の作品のよう。 ちなみに小川一真は、前の千円札に描かれた夏目漱石の肖像写真を撮った人でもあるのですね。
この素敵な眺め、ロンドンのカフェだというから #喫茶店の日 に丁度よいと思ったら、レストランだったみたい。こういう内と外が曖昧な空間って好きです。 2枚目の写真は→ images.app.goo.gl/NkESWADhgSnUVy… おやすみなさい👼また明日🌈
“シェイクスピア・ガーデン”という、シェイクスピアの作品に出てくる植物だけを集めた庭のつくり方がありますが、ウォルター・クレインの「Flowers from Shakespeare's garden」(1906)は、それらの植物を作品の引用と共に描いた本。 今日は母の日なので、カーネーションをメインに。
仏のイラストレーター、マリー・マドレーヌ・フラン=ノアン(1878-1942)─独身時代は雑誌のイラストやファッションプレート等を描いていましたが、結婚後は主に児童書で活躍しました。昨日6/6が誕生日。 夫は詩人で作家のフラン=ノアン、俳優のクロード・ドーファンは息子です。
童画家・武井武雄には病弱だった幼少時“妖精ミト”というイマジナリーフレンドがいたことが有名です。 具体的な姿形は無く抽象的な存在だったそうですが、布団の衿元や金平糖の芯から現れたというから小さな妖精なのでしょう。夢の中で自らミトと名乗ったらしい妖精。こんな感じで現れたのでしょうか。
「我々の子どもたちが去って百年─」という1384年当時の記述から始まる、ドイツ・ハーメルンの町の年代記。 1284年の6/26は「ハーメルンの笛吹き男」の事件が起きた日とされています。※続く
ところで1895年の昨日6/28は英国のイラストレーター、シシリー・メアリー・バーカーの誕生日でした。 既出ですが1970年代にチョコレートのおまけに付いていた“フラワーフェアリー”カード。殆どダブりが無いのは、それだけ沢山の種類(多分、全シリーズ)があったのでしょう。印刷も悪くなく贅沢な印象。
1920年代、主にポストカードを描いていたらしいノーマン・ハートリッジ。 情報は何も無く、作品もあまり多くは見つけることが出来ません。ただ幾枚かの古いポストカードだけが、21世紀の今もアンティーク市場に出回り続けている謎の(といっては大袈裟ですが)画家です。
ノルウェーのタペストリー作家フリーダ・ハンセン(1855–1931)─画家を志していましたが結婚により中断。更に夫の破産で自ら生計を立てる必要に迫られ、始めた刺繍の仕事が織物への興味に繋がったといいます。当時には珍しくデザインから織りまで全工程を自分でやり、この分野に多大な貢献をしました。
アンデルセンの「人魚姫」を原作に、カレル・カヒーニャ監督が撮ったチェコ映画「Malá Morská Víla」(1976)─何よりもまずその映像に惹かれます。幻想的な青い海の底の世界。ラストのオリジナルの演出も美しい✨ youtu.be/2VCE2PRS-C8 ※英語字幕あり
独の画家スラミス・ヴュルフィングが描いた「人魚姫」の挿絵(1953年)─幻想的な作風で知られる彼女には、私たちが“現実”と呼ぶものとは別の世界が見えていたともいわれ、描かれた妖精や天使は彼女にとって幼い頃から慣れ親しんだ存在でした。 ©by Petra Michel CA&Aquamarin Verlag Germany
ノルウェーの画家イェールハルド・ムンテ(1849-1929)─医師の息子だった彼は後を継ぐべく医学を志していましたが、当の父親からの勧めで絵の道に進みました。 絵画や挿絵のほか、タペストリーや家具、建築のデザインまで活動は多岐にわたります。※続く
10/3は英国の詩人、デザイナーのウィリアム・モリス(1834-1896)の忌日。名前が可愛いテキスタイルデザイン「いちご泥棒」で、おやすみなさい👼また明日🍓
ポーランドの画家、イラストレーター、エドヴァルド・オクン(1872-1945)─貴族の生まれで早くに両親を亡くした彼は、相続した莫大な財産で好きなだけ絵を学び、旅をし、結婚後はイタリアに住んで作品を発表しました。 フリーメイソンや、意外なところでは自転車の競技選手などの顔も持つ彼、 ※続く
※ポーランドに帰国した後は美術学校の教授、名士として暮らしていましたが、ワルシャワ蜂起後の混乱の際に銃弾を受けて死亡。自身が描く絵のような、鮮やかさと神秘に彩られた人生の幕を閉じました。
こんにちは💎 20世紀初頭、ニューヨークで一躍名を馳せた宝飾店“ニッカーボッカー・ジュエリー”の広告カード #ジュエリーデー
12/13は“聖ルチア祭”。北欧では少女(一般に一家の年長の少女)が蝋燭の冠を着け、サフラン入りのパンとコーヒーを配ります。 元々、聖ルチアの記念日+冬至の祝いでもあったことから、蝋燭は闇から現れる光、命の象徴とされています。 ※写真は1950年代(北方民族博物館所蔵) digitaltmuseum.se/021017371924/k…
ウクライナの主婦ポリーナ・ライコ。慎ましいその人生の終盤に、娘・息子・夫を相次いで亡くす不幸に見舞われた彼女は、ある日安い絵の具とブラシを買い、家の壁に絵を描き始めます。 全ての壁を埋め尽くすまで4年。自分と僅かな隣人の為だけに描き、その後出版された本も見ることなく亡くなりました。
1872年の2/6は、スコットランドのグラスゴーを拠点とした芸術家たち─所謂グラスゴー派に属する“グラスゴーガール”の一人、アニー・フレンチの誕生日。 グラスゴー派の中では後期に活躍した彼女。細い糸で編まれたレースのような、繊細な作風が魅力的です。