Masakazu Ide(@IDEmRes)さんの人気ツイート(いいね順)

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励ましで発した「気にしすぎ」「私にもある」という言葉は、当事者がそれ以上の苦しみの訴えをできなくする残酷な言葉になることもあります。 感覚過敏という言葉が知られると共に、その背景には脳の反応の違いがあることが知られることで、その訴えに耳を傾ける社会が作られることを願います。
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この件について最後のつぶやきにします。 rTMS(反復経頭蓋磁気刺激法)の適用について、現時点では日本精神神経学会が注意喚起をしています。 発達障害圏の疾患(自閉症、ADHD、アスペルガー障害など)..(一部省略)..に対する効果は、海外においても確認されていません。 jspn.or.jp/uploads/upload…
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脳波に基づいて発達障害の診断を下すことは、科学的に同意のある方法ではありません。 ADHDを脳波で診断?▶専門家「出来ません」⚠️日本精神神経学会や研究者から注意喚起も⚠️ADHDなど発達障害を磁気刺激で診断・治療することは出来ない。 togetter.com/li/1922092 #Togetter
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発信をしたご本人も、知識がないために脳活動に基づく診断内容を真剣に受け取っていると思います。 同じ形での診断を受けた方からも、私が述べたことについて、誤りであると批判を受けることもあります。 やりきれない思いになるこうした事態が広がらないように、科学的な情報が広がることを願います。
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皆さんに質問をさせてください! 発達障害の方で、自分の“発熱”に気づくことの難しさがある方、お子さんにがある方はいらっしゃいますか? また、その事で体験した困りごとなどあれば、ぜひお聞きしたいです! ささやかなことでも、もしお聞かせいただけましたらとても参考になります😌
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金子書房から8月に『科学から理解する 自閉スペクトラム症の感覚世界』が発売されます。 感覚特性についての対策の解説は他書に譲り、敢えて科学的な知見の提供に重点を置きました。 まだ表紙も内容も詳細は未公表ですが、これからの公開を楽しみにしていてください! kanekoshobo.co.jp/book/b605690.h…
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元となった記事で話題になって、いま発達障害がTwitterのトレンドに上がっている状況はとても不安です。。これ以上、研究者の間では全くコンセンサスのない方法での診断が流布することのないように、私のツイートにも #発達障害 をつけて、少しでも目に留める方がいるようにしたいと思います。
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1つ目のツイートの補足ですが、脳波だけでなく、光トポグラフィーも用いられているように推察されます。いずれもその活動いかんによって発達障害の検出をするということは、科学的にコンセンサスのある手段ではありません。
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元となった記事で話題になって、いま発達障害がTwitterのトレンドに上がっている状況はとても不安です。。これ以上、研究者の間では全くコンセンサスのない方法での診断が流布することのないように、私のツイートにも #発達障害 をつけて、少しでも目に留める方がいるようにしたいと思います。 twitter.com/IDEmRes/status…
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いずれにしても、脳の解剖画像、血流の画像それぞれについての知見は、一定の人数の当事者と定型発達者の脳を比較し、統計的にある領域に差が見られたというものです。統計的に差が見られたとのことをもって、個人の脳を診ることで診断を下したり、所見を述べることができることには全く繋がりません。
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脳波の次は、fMRIまでADHDの診断に使われるという話が出てきて、愕然としています。。研究の段階でさえ、ADHDを個人レベルで特定できるfMRIによる特徴など聞いたことがないのに。そもそも、発達障害の検査にfMRIを導入できるリソースのある機関などあり得るのでしょうか。。 biz-journal.jp/2022/08/post_3…
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久々にnoteを書いてみました。 ASD者では錯視が起こりにくいということに、全体より部分の処理が優先されるという視点から研究が行われてきました。 しかし、実験者の意図に関する解釈の違いが結果に影響することがしばしばあるり、その問題を一連の研究から説明しました。 note.com/m_ide/n/n105dd…
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脳の構造と血流について長距離の接続の低下、近距離の接続の亢進など示唆されていますが、いずれも決定的とは言えません。一定の傾向があるのではなく、ASDの方では脳の結合状態の個人間の差が大きいのではないかとの報告もあります。詳細は過去の一連のツイートにあります。 twitter.com/IDEmRes/status…
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枠を参考にしながら字を書くには、枠と字との相対的な位置関係を理解するためのアロセントリック座標を利用することが必要です。これに対し、枠を無視して書くのがエゴセントリック座標です。 定型ではアロを利用しがちなのに比べて、ASDの方はアロとエゴで差がないことを研究で報告しています。 twitter.com/nasu_kosodate/…
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きわめて高い知覚精度をもつ自閉症の方の脳活動を調べた研究がFrontiers in Neuroscienceに掲載されました! この方は、定型の方の約10分の1の時間間隔で提示された刺激でさえ正確な判断ができ、時間処理に関係する左腹側運動前野などの脳部位で強い活動が見られました。 frontiersin.org/articles/10.33…
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そのことは毎回参加者の方にお伝えしています。こと発達障害に関しては、そもそも発達障害の方自体の個人差が大きいため、脳画像から診断に応用することはかなり困難ではないかと個人的には思っています。ただ、特徴の理解から効果的な臨床介入の開発に結びつけるといった方向性はあり得ると思います。
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記事を書かせていただきました。 ASDの方が不安障害を併発しやすいことや、不安が高まることで知覚が鋭敏になることについて解説しました。不安と過敏との関係は、実験で明らかにされているメカニズムに基づいて解釈できるもので、「気にしすぎ」などと理解されないよう知識が広まればと思います。 twitter.com/jsk_gakken/sta…
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自閉症の方の20〜40%は不安障害を併発すると報告されています。また、感覚過敏は不安やストレス、体調などに関係して強くなることが多いです。 note.com/m_ide/n/ncd891…
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この問題はいつも本当に悔しいです。いくら研究の立場から、科学的妥当性の観点で声を上げても、同じことが繰り返されてきました。今回の著名人の発信は特に影響力が強いと思われ、新たな連鎖の温床となると感じます。発言を問題にするというより、診断の問題点に目が向けられることを願っています。
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診断年齢が高いASD者ほど他の11種類の疾患(てんかん、不安障害、ADHD等)の併発率が高いという報告。特に11〜15歳の女児ASD者の26%は情動障害を併発(男児では13%)。不安障害の併発は女児ASDが男児ASDの2.2倍。 デンマークの約16000人のASD者を対象にした調査(定型発達者65000人との比較)から。 twitter.com/Spectrum/statu…
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ついに、陰ながら進めてきた企画をお伝えできます😭 4月3日に発達障害シンポジウム『絵画は感覚のふしぎなのぞき窓』を動画配信で開催します🎉 参加登録(無料)ページは後日公開しますので、HPと専用アカウント #NC0V6rVzkopaVXh を要チェックください!! sites.google.com/view/sympo2020/
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アメリカで約3000名の自閉症者の調査対象者のうち24%が3ヵ月以上の胃腸に関する問題(便秘、膨満感、下痢、吐き気など)を報告。 また不安と感覚過敏の特性が強い当事者ほど、胃腸の問題が長期化する傾向が見られる。 link.springer.com/article/10.100…
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“感覚過敏”という言葉が広がっている今だからこそ、“感覚鈍麻”なども含んだ発達障害の方の多様な感覚の特徴について知ってもらいたいです。 以前書いたこのnoteは、海外の調査に基づく感覚の問題についての研究動向を解説しています。 note.com/m_ide/n/nbc1f9…
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大きな反響のあったスペースについて、ハフポフトさんが記事にして下さいました。とても良い記事でぜひお読みいただきたいです。 発達障害を脳波などで診断することは現時点では科学的同意がありません。そうした方法で当事者を一括りにすることより、個人の特徴に目を向けることが大切だと考えます。 twitter.com/HuffPostJapan/…
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先日のスペースでご一緒した柏先生がAeraの取材に応じています。 発達障害の診断が脳波によって行われるような誤解が生じることへの懸念が示されています。 診断が実際にどのように行われるのか、正しい情報が広く知られることを願います。 dot.asahi.com/aera/202208090…