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”頭の中の龍を殺す”は小林秀雄の言葉だそうです。いい考えがあるがうまく文章にできていない、というのは言い訳。文章にした以上の考えなどないと思って書くべし。他の人の文章を読んで、自分にはもっといい考えがある、と思っても、文章にできないなら、そんな考えはないのだと自覚すべし、と。
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「行ってもイイ精神科、ダメな精神科 東京23区精神科潜入記」 buff.ly/18j00xM 非常に面白い本でしたが、手放しに礼賛する訳には行きません。書き切れないので、書評サイトを急造してupしました。 tadafumikato.com
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子宮内での母親の喫煙への暴露が子どもの双極性障害のリスクを約2倍に増やすことが、初めて報告されました。米国alameda郡(NC)の1959-66年の全妊婦(19044名)を対象とした出生コホート研究。かなりしっかりしたデータです。 ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24084820
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本日、3月30日は、世界双極性障害デーです。双極性障害に罹患した人たちは今も、誤解され、スティグマを抱えています。この日を機会に少しでもこの病気が理解深まりますように! buff.ly/QsRmdp #worldbipolarday
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双極性障害(躁うつ病)は、ちゃんとコントロールしなかったり難治な場合は、躁・うつを繰り返し、躁での行動によって社会的生命を失うリスクも伴いますが、うまくコントロールできれば、2、3ヶ月に1回通院して服薬するだけで、普通に仕事ができる病気です。躁やうつでの行動は性格ではありません!
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日本の精神医学界が初めて一丸となって病名の翻訳に取り組んだ、DSM-5の日本語版が、ついに発売となりました! 高橋三郎先生を始めとする翻訳の労をとられた先生方に感謝です。 igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?…
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脳プロで自閉スペクトラム症に対するオキシトシン経鼻スプレーの臨床試験の参加者募集が開始されました! 18歳以上の知的障害を伴わない男性で基準を満たす方々の参加を募集しています。詳しくは以下のサイトをご覧下さい。 buff.ly/1q2V208
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本日、3月30日は世界双極性障害デーです。予防しないと躁、うつを繰り返し、社会的ハンディキャップを背負ってしまうけれど、病気を受容し治療すればコントロールできるこの病気が広く理解され、全ての双極性障害の当事者や家族が病気に翻弄されずに充実した人生を送れる社会の実現を祈っています。
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日本うつ病学会が、「双極性障害およびうつ病の診断における光トポグラフィー検査の意義についての声明」を発表しました。検査結果のみに基づいて診断を行うのは医療の原則に反しており、適切な臨床評価に基づいて診断すべきであると述べたものです。 secretariat.ne.jp/jsmd/
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NHK BSプレミアム「フランケンシュタインの誘惑」のロボトミーの回に登場します。タブーに触れることに逡巡もありましたが、何が問題か議論もしない現状では同じ問題が繰り返される危険もあると思い、お引き受けしました。2/23 21時です。www4.nhk.or.jp/P3442/
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3月30日は世界双極性障害デーです。躁状態とうつ状態を反復するこの病気は、薬物療法と心理社会的治療でコントロールできます。この病気を知らずに社会的なハンディーキャップを背負ってしまったり、身体の病気なのに気の持ちようだと誤解されたりすることのない世の中になりますように! #WBD
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双極性障害の原因を解明し、診断法・治療法を開発するためのゲノム研究に、双極性障害と診断された方とそのご両親の3人でご協力いただける方を募集しています。電話と郵便でご参加いただけます。詳しくはこちらをご覧下さい。ご協力お願いします! buff.ly/2qoKHGE
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自閉症では両親との3人のゲノム解析によるデノボ変異発見で原因解明が一気に進展しています。一方、双極性障害は、比較的発症年齢が高いこともあって、3人でご参加いただける方が集まりにくいのが現状です。しかし、数百家系の方のご協力があれば、必ず原因解明は進展します。よろしくお願いします!
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恐れていたことが起きました。重症うつ病に対する深部脳刺激の臨床試験が、効果がないため200名の予定が90名で中止になったのに、参加者中44名の方が継続を希望しているとのこと。装置の維持にかかる費用は誰が払うのか?と問題になっています。science.sciencemag.org/content/358/63…
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日本うつ病学会の双極性障害治療ガイドラインが改訂されました。抑うつエピソードに対するビプレッソの保険適用、リチウムの維持療法の効果の更なるエビデンス、抗うつ薬の使用の問題点、パリペリドン、アセナピンについてなどが主な変更点です。secretariat.ne.jp/jsmd/mood_diso…
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「双極性障害」から「双極症」への病名変更に関して、賛成率は家族の方が当事者より高く、「『障害』はスティグマを招くから」という多数意見に加え、「双極性障害は『障害』と呼ぶべき重症な疾患だ」という反対意見もありましたが、過半数(63.7%)の方が訳語変更に賛成、という結果でした。
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血液でアルツハイマー病の診断が可能に! 11月のAMED発表会で、関係者一同があまりの素晴らしい診断性能に衝撃を受けた、国立長寿医療研究センターの柳澤勝彦所長を中心とする研究グループの成果が、本日Natureに掲載されたそうです。sankei.com/life/news/1802…
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日本うつ病学会双極性障害委員会による心理教育用パンフレット「双極性障害(躁うつ病)とつきあうために」ですが、もっと簡単なものが欲しいというご要望にお応えして、1枚バージョンの「双極性障害とは」を作成しました! どうぞご活用ください。 secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/i…
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本庶先生のお言葉「何ができるかでなく、何を知りたいかを自分に問いかけながら研究を進める」「教科書が全て正しかったら科学の進歩はない。疑うことが大事。それを正して前に進んでいく」「基礎研究は地味。医者として治療できるのは何百人、何千人だが、研究で何百万人が救われるかも知れない」
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双極性障害が身体の病気であり、正しい診断と治療を受ければコントロール出来、社会生活が送れる病気であることを、多くの方に知っていただきたいと思います。詳しい情報は、日本うつ病学会双極性障害委員会のサイトの「双極性障害(躁うつ病)とつきあうために」をご覧下さい。secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/
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昨日のあさイチ、うつ病の回に少しだけ登場して、なぜ双極性障害が診断されにくいかをお話ししました。うつの時にハイな時のことを思い出せない、そもそも躁状態というものを知らない、躁がトラウマで話せないなど、色々な場合があると思います。 www1.nhk.or.jp/asaichi/archiv…