1101
弊会はゴーン逃亡などでわが国の出入国管理の杜撰さと超入管法の米軍特権に関し何度も警鐘を鳴らしてきた。わが国が入国制限をしても在日米軍だけは適用外なのだ。コロナ感染者が続出し場合、緊急事態宣言も一切関係ない。地位協定を盾に立ち入りもできない。もうそろそろこのシステムは改めるべきだ。
1102
参議院選挙の争点のひとつに、憲法改正がある。これを主張する政党は、わが国の明確な主権を確立しようとの提起からではなさそうだ。実際の問題として、在日米軍に「思いやり予算」「出入国管理免除」などの特権については言及なし。つまり、安保条約を破棄して、自主国防を目指さない従米改憲なのだ。
1103
「米軍基地を自然な風景にしてはならない」として、主権国家の中に「これ程までに長く、多く、特権を享受してきた他国の指示系統で動く治外法権組織が存在していいのか」。再度問題提起したい。これは日米離間どころか、「ピンの蓋」論への警鐘だ。自衛隊は米軍指揮暗号でなければ動けなくされている。
1104
7月4日は俗に言う米国独立記念日。だが、歴史の裏面では何が起きていたか。17世紀から19世紀にかけて数百万単位の先住民族が殺戮され、文化や伝統が破壊された。ホロコーストをも凌ぐジェノサイドだが、米国政府は未だ己の負の歴史を正視していない。原爆投下もイラク侵略もその延長上にあるのだろう。
1105
ソビエト連邦最後の指導者「ゴルビー」ことミハイル・ゴルバチョフ元大統領が亡くなった。冷戦終結の立役者の一人だが、「米国に騙された」との思いが強くあったようだ。西側情報操作の実態を見抜き、8年前のクリミアのロシア復帰も支持。昨今ウクライナの米製ナチズム政権のあり方を遺憾としていた。
1106
バイデン大統領は「キシダに、今日のウクライナは明日の東アジアだ、と防衛費増額の知恵を授けてやったんだ。血税を絞り取ってトマホークも揃えろよ」「オースチンもハマダに色々教えてやっているんだぞ」とせせら笑っていよう。エマニュエル大使も「東洋の猿に文化を教えてやったんだ」と満足だろう。
1107
今年8月に名古屋の米国領事館の入居ビルを訪問しビラを撒いたとして、昨日、男女5名が建造物侵入の疑いで逮捕された。容疑者の個別の素性はわからないが、「今すぐ日本からアメリカ軍を撤退させろ」というビラの趣旨には同意できる。反米行為は「ビラ撒き程度でも取り締まる」という権力の腹が見える。
1108
英国がウクライナに供与するチャレンジャー戦車の弾薬に、劣化ウラン弾が含まれる事が判明。「以前から使用している標準的成分。環境や人体に及ぼすリスクは低い」と英国は説明するが 、劣化ウラン弾の被害はイラク侵略戦争で証明済み。米軍にも多数の被害が出た。自分が使わないから、お構いなしか。
1109
岸田政権が唱える「新しい資本主義」の柱「資産所得倍増プラン」。株式や投資信託などの保有者へは税優遇が行われるが、その恩恵を受けられるのは1割に満たない富裕層だけ。金融所得課税も触れずに、「19%への増税」の噂も囁かれる。これでは岸田首相の提言は全く機能せず、アベノミクスと変わらない。
1110
米国が「人権」を名目として、中国、ロシア等を批判することがあるが、米国自身の人権抑圧は批判されることはない。キューバのグアンタナモ基地には多くの抗議者が不当逮捕され、長期に渡り収容、拷問を受けている。米国が「人権」を説くのなら、まず自らの行為を反省し、グアンタナモ基地を閉鎖せよ。
1111
ロシアの行動の目的はあくまで防御的で「ロシア系住民の保護」である。だが米国は「キエフをも標的にしている」とフェイクを流す。劇画じみた「ウクライナ人処刑・収容リストをロシアが作成」と国連に報告。イラクの大量破壊兵器を超える捏造情報だ。真偽が明らかにされた時、米国は責任を取れるのか。
1112
従米改憲に、反発する自衛官は結構多い。防衛利権政治の慣例でFMSシステムによって稼働率の悪い兵器を買わされ「血税の無駄だ」と断言する幹部は実に多い。対米従属で安保法制に基づく任務が、自衛隊法に定められた本来任務か。独立国の軍を目指し日米安保見直しを抱く自衛隊員が結集して何が悪い。
1113
1114
安倍政権が来春、中国の習近平主席を国賓として招待することに、与党内部からも批判の声が上がっている。香港やウイグル、チベット問題のみならず、尖閣近辺への領海侵犯の常態化や邦人拘束など、我が国との関係でも問題が続発する国の指導者を招き天皇陛下とお会いして頂くのが適切なのかと言う声だ。
1115
岸田首相は、来年のG7サミットを広島で開催したい意向だ。それはそれで結構だが、唯一の被爆国から核兵器の廃絶を強く訴えるべきだ。形だけでお茶を濁し、実効性は論外ではパフォーマンスでしかない。同地開催の意義は核兵器の廃絶を世界に広めることである。当然禁止条約には署名ぐらいするだろうな。
1116
9・11の本日公開のYouTube番組「デモクラシータイムズ」の「そこが聞きたい」に弊会・木村代表が出席。「安倍国葬の問題点」を開陳しました。元来、内閣・自民党葬で実施すればいい。内閣設置法を無理に解釈し、予算審議もせず、岸田首相の点数稼ぎで実施しようとしているが、これは道理にかなわない。
1117
自衛隊機が邦人保護のため派遣されているアフガン・カブール空港付近で自爆テロ発生。米兵含め70名以上が犠牲となった。合掌。米国は「イスラム国」の犯行と断定、強く非難しているが、テロ壊滅の報復作戦を行う余裕はない。9・11から20年、米主導の「対テロ戦争」は結局、テロの拡散を生んだだけだ。
1118
自公で絶対安定多数、維新等を足せば衆院の2/3の議席を確保し、当人の意思はわからないが、憲法改正は岸田首相の腹一つ。来年の参院選が山場になるだろう。だが、我が国の憲法は日本人の手により、日本人のために書かれるべきだ。安倍政権の時代から幾度も訴えてきた通り、従米改憲には断固反対だ。
1119
安倍政権が提唱する戦後レジームからの脱却は大いに結構であるが、しかし「9条加憲」は羊頭狗肉であり、安保法制化の下、自衛隊の米軍傭兵化への道に過ぎない。安保条約、地位協定の改定は必須だ。そして国際刑事裁判機構にドロンパ米国を引き戻す事が重要である。戦需国家の勝手を許してはならない。
1120
沖縄・北部訓練場周辺では米軍のゴミ投棄により環境が悪化。国も動かない中、蝶類研究者・宮城秋乃さんは基地前にゴミを「返還」し抗議。だが県警により、道交法違反・威力業務妨害で在宅起訴される。米兵は見逃され、咎めた国民が罪に問われる。日本の法は誰の為にあるのか!
okinawatimes.co.jp/articles/-/886…
1121
米軍人、軍属の出入国管理の杜撰さがオミクロン株感染拡大の起点となったことを弊会は何度も指摘してきたが、政府当局は、平成8年の検疫に関する日米合同委員会合意でその対応を誤魔化している。主権国家とはいえぬ対米厚遇だ。知己の元米海兵隊員は「いや未だ占領中だよ、トモダチじゃない」と嘆く。
1122
岸田首相は欧米5ヶ国で各国首脳と会談し、5月のG7広島サミットの協力をテーマに、親米ポチとして「防衛費増」の経緯を対ロ・中への対処と触れ回り、いよいよ13日にはバイデン米大統領に「成果」報告だ。米国の「忠犬ポチ」ぶりが確認されるだけで、地位協定等の国辱案件の見直しなど頭にないのだろう。
1123
サダムフセインの処刑シーンは公開され、彼は自分を吊るす縄を眼前にしても全く動揺を見せず、最後まで毅然とした態度を貫いた為、却って世界に威厳を示すことになった。ウダイ、コサイの息子達もそうだった。米国はその再現を恐れている。相手に対するリスペクトもない。文化、教養が落ちているのか。
1124
昨日、河野防衛大臣が「イージス・アショアの配備を停止する」と発表。秋田、山口の配備計画を白紙撤回した。以前、弊会フォーラムでもアショア配備は「無用の長物」と指摘して反対の論陣を張って来られた坂上芳洋氏(元海自海将補)から「まず勝利」と連絡が、レコン講演録を大臣に渡しましたからと。
1125
17年前、米国のイラク侵略戦争は大量破壊兵器保有、査察拒否を理由として開始されたが、デッチ上げの言い掛かりで米国も謝罪。当時、わが国の政治状況は、米国情報を疑わず鵜呑みにイラク悪玉論で征伐を喧伝。弊会は、その同調圧力の愚かさに毅然と抗し批判を。自我作古の精神を座右の銘にしている。