青い薔薇(@Trans_Blue0630)さんの人気ツイート(古い順)

26
希望に満ち溢れ4月に就職して、この時期になり、息切れした適応障害の患者さんが続々と精神科を受診する。キャパシティが10であるのに、15くらいの周囲からの要求があるから適応できない。ある意味、キャパシティはストレス耐性であり、一番難しい精神疾患は適応障害かも?多いよ、適応障害。
27
17歳で発症して、怠薬により5回入退院を繰り返し約40年間入院していた統合失調症の患者が、先日退院した。病状が良くなって退院したのではない。人格が荒廃して、陰性症状がメインとなり、寝たきりとなり施設に入所したのである。おめでたい退院ではない。退院時要約を書き終わり、感慨にふける私。
28
病気を克服して逞しく生きる。こういう考え方は好きじゃない。凹んでいる貴方が好きだ。病気と共存する、上手く付き合うことが必要。うつ病、統合失調症などの精神疾患は慢性疾患。今、悩んでいる人に言いたい。焦らずにちょっとづつ進め。3歩進んで、2歩下がっても、1歩進んでいる。休みながら歩け。
29
うつ病は脳病である。意欲が低下することをうつ病では思考制止と呼ぶ(統合失調症では意欲減退と呼ぶ)。何故そう呼ぶか?健康な時にはきちんと情報を処理して思考することができるが、うつ病になると思考が前に進まない(制止)のだ。いかに脳が疲弊して機能が低下しているかを物語る現象である。
30
うつ病の患者さんに伝えたいこと。 「元気の蓄えが少ない時に頑張り過ぎると、残っていた分を使い果たしてしまいます」
31
身体がだるい→だるいから寝てばかり→体力が落ちて益々身体がだるくなる→益々寝てばかり。体力が落ちて頭はフラフラするし、意欲は全くなくなる。何もできない自分に苛立ち、気分まで落ち込む。昼間寝ているので夜は眠れず、とうとう「うつ状態」となり、精神科を受診する。原因は「寝過ぎと悪循環」
32
うつ病に長年、苦しめられていた人が、抜け出すために「マイ・ミュージック・リスト」を用意し、例えば悲しいときに聴く曲、イライラしたときに聴く曲など…を、その時々で聴くようにしていたところ、これが非常に効果があったと言う。薬物治療だけじゃないね。うつ病の治療。沢山あるよ。
33
「疲れた」は真剣に生きた証 「失敗した」は成功の前触れ 「駄目だ」は努力したら解決するだけ 「終わりだ」はこれ以上の泥沼がない証拠 「最悪だ」はこれから良いことがある前兆 「不幸だ」は幸せを掴むチャンス 「無理だ」はただ経験が足りないだけ 「限界だ」は初めからやり直せば良いだけ
34
自分の人生に満足している人はわざわざ他人の人生にケチをつけない。そもそも自分の人生が充実していれば他人の人生にケチをつける暇はない。第三者にケチつけられたなら「自分の人生に満足していない人の八つ当たりだ」と思ってやり過ごせ。機嫌の悪い暇人の言うことなんて気にしていたら勿体ない。
35
世の中にはやるべきこととやってはいけないことがある。前者は挨拶、礼儀と感謝で、後者は他人を無視したり邪険に扱うことだ。少なくとも、前者の範疇では「ありがとう」、「お疲れ様です」、「お世話になりました」は欠かせない。何故かって?人間として当たり前のことだからだ。くたばってもやれ。
36
愛する人との何気ない日常が一番幸せだ。ただ、一緒にテレビを観る、美味しいものを食べる、いやいや、お喋りするだけでも良い。いや、傍にいるだけでも良い。お金も、名誉も何もいらない。変な損得感情や打算はないだろう。愛することは幸せだ。大切にしなければ。
37
妻の介護が始まり約2年経った。最後は妻は寝たきりに近い状態になり、自宅介護が困難となり、今日、妻はとある病院に入院した。暫くその病院に入院した後、施設に入所する予定。辛い介護生活から解放された安堵感はあるが、もう妻は家に帰ってくることはないと考えると涙が止まらない。
38
このコロナ禍のご時世。入院したり入所したりしたら面会はできない。つまり、コロナが収束するまでは愛する妻に会えない。精一杯介護をした満足感はある。暫く妻に会えない絶望感と自宅介護ができなかった罪業感で頭は真っ白。泣いて泣いて泣きまくった。今日はお酒を飲むぞ。
39
妻は寝たきりに近い状態になっても、頑なに入院しません、施設に入所しません、家にいますと言うので、何とか自宅介護した。自宅介護が限界となり、今日入院したが、最後まで入院を拒否した。それを何とか言いくるめて、強制入院に近かったかな。ごめんね、妻。できないものは、できない。ごめんね。
40
ストレスにさらされた時の身体症状について ①吐き気、嘔吐型→受け入れられない現実を外に吐き出したい ②頭痛型→筋緊張性頭痛が多い。ストレスで全身ピリピリ ③動悸・息切れ型→心臓が鼓動するまで頑張った。せっかちで負けず嫌い ④下痢・便秘型→断腸の思い ⑤目眩型→足元不安定でフラフラ
41
適応障害の患者さんと接して感じること。率直に言うと彼らはストレスに弱い。嫌なことがあると直ぐに仕事を辞める傾向が強い。既に数回転職している事例が多い。ここで一言。調子が悪い時に仕事を辞めるという重大な決断を下すべきではない。まずは仕事を休んで結論を先送りして欲しい。後悔しない為に
42
昨年3月に長年勤務した大学病院を退職して、俺の勤務先の病院に勤務した若い女性精神科医。 「おはようございます。お待たせしました。かなり待ちましたか?ごめんなさい。その後、どうですか?」と丁重に挨拶してから患者を診察する。患者に人気がある。当然だろう。言葉を交わす技術があるからだ。
43
新患の診察の際には、その若い女性精神科医、「私は○○です。初めまして。宜しくお願いします」と言う。俺は、○○ですと自己紹介をすることはないが、した方が良いかもしれない。とにかく、患者さんの対応の素晴らしさに頭が下がる。若いのに、患者さんの心象をよくする技にたけている。真似しよう。
44
精神疾患の当事者ではよく「治る、治らない」という話題になるが、病状を持ったまま新しい自分を見つけることも大切である。病は全て「負の遺産」ではない。右肩上がりの人生でなくても良い。山登りにおいても、急傾斜の道を急いで登るよりも、回り道をした方が美しい景色を見ることができるように。
45
25年前のことだ。息子の誕生日会で息子の友達5人を自宅に招いて、会は盛り上がった。食べ盛りの子供達のために妻が稲荷寿司をたくさん作った。子供達は全部食べきれず寿司が22個余った。子供たちが二階に上がり、ちょっと目を離したら寿司はなくなっていた。横には満足そうな飼い犬がいた。
46
うつ状態とうつ病の違い。 前者は恋人にふられた、残業が増えた、職場の責任者になったなど、病状はストレスの多寡により変動する。ストレスが溜まった時にはうつ状態になるが、ストレスが少ない時には安定している。 後者は、ストレスの多寡に関わらず、いつもうつ状態。うつ病は脳病なんだ。
47
夜間せん妄を起こして施設で介護するのが困難になった認知症の患者さん。勤務先の病院に入院すると直ぐにせん妄が良くなり、施設にお返しすると悪くなる。当院の認知症病棟のデイルームは広く、昼間のレクレーション活動が功を奏しているようだ。レクレーション活動で昼間に寝ないことは大切である。
48
「心の病」というのは「脳の病」なのだ。 うつ病:セロトニン・ノルアドレナリン欠乏脳症 統合失調症:ドパミン出過ぎ病 パニック障害:突然襲うパニック脳病 強迫性障害:脳神経細胞クルクル回る病 心は脳にあり、心の病は脳の機能障害なんだよ。
49
抗精神病薬を内服している統合失調症の患者さん。「ふらつく」、「身体がだるい」、「眠い」などの訴えで内科を受診。内科医から「薬のせいでしょう」と言われ、断薬して精神症状が悪化して精神科に緊急入院するケースを何回も経験した。急な断薬は危険である。必ず、精神科医と相談して欲しい。
50
双極性障害の患者さんに贈る言葉。 「エンジンが調子良く回転する時期にはアクセルを控え目にし、回転数が上がらない時期には積荷の量を控え目にしましょう」