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おはようございます。今日は佐藤慶氏誕生日。陰湿または知的な悪役や｢白昼の通り魔｣｢儀式｣等の大島渚作品が有名ですが､｢関東破門状｣の侠気ある親分やドラマ｢大久保清の犯罪｣で演じた警部役の風格も忘れられません。｢知られざる世界｣の深みのあるナレーションも我ら世代にはおなじみです。
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実家に帰ったら母親が｢仔鹿物語を久々に観たら裁判の場面が無かった｣と言い出して衝撃を受けました｡同じグレゴリー・ペック主演の｢アラバマ物語｣と混同しているのです｡
映画ファンらしい惚け方です｡私もいつか｢ゲッタウェイを久々に観たらバイクで柵を越える場面が無い｣とか言うのでしょう｡
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今日は天本英世氏誕生日｡先日デビュー作｢二十四の瞳｣を久々再見､爽やかな若き姿を拝見しました｡岡本喜八作品から特撮まで怪優的存在で知られる我らの名優ですが､何を演じても知性とダンディさが滲み出る｡カッコいいったらありません｡子供の頃から悪役好きの私は今でも死神博士になりたいです｡
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今日は岩下志麻さん誕生日。初見は多分｢卑弥呼｣｡既に妖艶な大女優感をダダ漏れさせていました｡｢笛吹川｣｢秋刀魚の味｣等若い頃から本格派美人女優ぶりを発揮､｢鬼畜｣｢疑惑｣で爆誕した｢美人だけど怖い人｣は｢極妻｣で頂点に達します｡｢あの映画｣の｢あの画像｣は皆様にお任せします｡
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今日は八千草薫さん誕生日｡元タカラジェンヌの超絶美人も私には｢前略おふくろ様Ⅱ｣｢ちょっとマイウェイ｣のおっとり系おばさまでありました｡｢ガス人間第一号｣で我ら特撮界隈にも出演｡三船版宮本武蔵のお通さんとかマジ可愛いから｡｢岸辺のアルバム｣は後年再見､今はあの奥様感がヤバいっす｡
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今日はニコラス・ケイジ誕生日｡実はオスカー俳優という事実を我々は忘れがちです｡｢月の輝く夜に｣から｢ワイルド・アット・ハート｣と勢いに乗りまくった若手時代｡その後アクション&ヘンな映画が主となるも､本人の楽しそうな姿を観られればそれで良し｡そう思わせる力がこの人にはあります｡
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今日はデヴィッド・ボウイ誕生日｡私のロック時代､｢ロウ｣｢スケアリー・モンスターズ｣で耽美とアートと社会性の香りを漂わせた別次元の人でした｡｢レッツ・ダンス｣で名実共に世界的スーパースターとなった彼の秀麗な姿を目に焼き付けた1983年秋の横浜スタジアム｡そして6年前に星に帰りました｡
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今日は加藤嘉氏誕生日｡地球人男性で唯一北林谷栄さんに対抗出来る人｡｢白い巨塔｣の高潔な人物から｢神々の深き欲望｣の老獪なボス､｢日本列島｣の刑事から｢飢餓海峡｣｢砂の器｣の善良かつ憐れを誘う老人等その振幅には驚くばかり｡主演作｢ふるさと｣はまさに老人俳優人生の集大成でした｡
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岩波ホールと紐づけで記憶されているのが配給会社｢フランス映画社｣です｡｢旅芸人の記録｣も｢木靴の樹｣も｢ミツバチのささやき｣もこのロゴから始まりました｡2014年に倒産｡洋画の観客が､若者から中高年に移っていった(というより私含む当時の若者がそのままスライドした)時代の節目でした｡
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北野武(本日誕生日)の処女作｢その男､凶暴につき｣を観た時の驚き｡特に暴力描写は激烈さよりその唐突さが衝撃的でした｡また邦画が銃撃戦を上手く演出出来ない事を逆手に取り､動きの少ない人物が突っ立ったまま腕を前に差し出して撃つという演出方法を編み出した事も特筆に値すると思います｡
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今日は三國連太郎氏誕生日｡日本映画史に巨大な存在感を残した名優中の名優｡ある時期以降怪優的な役も多くなりましたが､かつては若手2枚目俳優として人気だったのですね｡名演数えきれず､｢ひかりごけ｣の無表情で人肉を貪る場面の凄味!壮絶な｢飢餓海峡｣と滑稽な｢にっぽん泥棒物語｣が何と同年｡
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今日はルトガー・ハウアー誕生日｡｢ナイトホークス｣｢ヒッチャー｣で恐るべき悪人を演じても､｢聖なる酔っぱらいの伝説｣でホームレスを演じても､この人にはどこか貴公子めいた香りがあります｡だから｢レディホーク｣がとても似合い､｢ブレードランナー｣のロイは最後まで品格を失いません｡
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#ウルトラセブン｢第四惑星の悪夢｣
AIが人間を支配する惑星を描いたニューウェーブ風SFの異色作｡同設定のディストピア世界を同じくモダンにデザインしたゴダール｢アルファヴィル｣の日本公開がこの2年後だと思うと興味深いです｡今観ると独裁国家のメタファーとしての側面が強いように見えます｡
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今日は西村晃氏誕生日｡小狡い奴､謎の人物､陰険な悪人､｢赤い殺意｣の小心で威張りんぼの夫から｢あした晴れるか｣の仕事出来そうな人まで､昭和期の日本映画に欠かせない名優｡｢傷天｣の悪の匂いを漂わせた刑事役のカッコ良さ｡｢帝都物語｣では実父の学者を演じ知性を滲ませる名演を見せました｡
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今日はポール・ニューマン誕生日｡｢スティング｣｢評決｣の酔っ払いだがやる時はやる的キャラに憧れて酔っ払い部分は完コピしました｡｢ハッド｣｢暴力脱獄｣の繊細さを秘めながら斜に構え､でも何か諦めきれない青年の似合う事｡｢ロード・トゥ・パーディション｣で自分の老後キャラが決定しました｡
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今日は小松左京氏誕生日｡コロナ禍で｢復活の日｣が注目されましたが､私はむしろ異星人に攻撃されても世界が一つにならない｢見知らぬ明日｣を想起しました｡本格SF｢果てしなき流れの果に｣から一大シミュレーション小説｢日本沈没｣まであらゆるジャンルを網羅した､文字通り日本SF界の巨人でした｡
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今日はジーン・ハックマン誕生日｡暴力刑事､行動的な牧師､乱暴な流れ者､孤独な盗聴専門家｡私の劇場黎明期､タフガイ兼演技派として数々の名演をこなし､以降も助演枠を含め重厚な存在感を発揮｡｢スーパーマン｣｢クイック&デッド｣の｢豪快なコミカル｣とも言うべき役柄もよく似合います｡
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今日は成田三樹夫氏誕生日｡東大中退から大部屋俳優という謎の経歴を経て座頭市､｢ある殺し屋｣あたりからメキメキ売り出します｡｢仁義なき戦い｣のショボい幹部に何度もマネした｢柳生一族｣の強い公家､｢宇宙からのメッセージ｣に｢探偵物語｣とニヒルからコミカルまで｡55歳の死は早かった｡
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モニカ・ヴィッティ､亡くなったのですね｡｢太陽はひとりぼっち｣｢赤い砂漠｣｢唇からナイフ｣…60年代のアンニュイな魅力の結晶みたいな方でした｡さようなら。
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今日はジョージ・A・ロメロ誕生日｡ルーカスやスピルバーグと並ぶ､この人がいなかった世界は違っていた系の偉大な映画作家。レンタルビデオ隆盛からホラー百花繚乱となった80年代前半､ようやく日本でも｢ロメロは別格｣という認識が生まれました｡遅いよ世間｡そうさ我ら｢ゾンビ｣リアタイ世代｡
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今日はシャーロット・ランプリング誕生日｡｢未来惑星ザルドス｣の神秘的な美貌に魅せられていた若い私に｢愛の嵐｣のヌードがどれだけ衝撃だったか｡中年期以降は｢まぼろし｣に始まるひらがな四文字シリーズで円熟の魅力を発揮｡昨年は｢DUNE｣の教母役でその厳かな女神の姿を拝めて幸福でした｡
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今日はフランキー堺氏誕生日｡｢幕末太陽傳｣はまだ20代後半｡この名人芸を他の誰が出来ますかって事です｡｢牛乳屋フランキー｣の主役から｢独立愚連隊西へ｣の中国人､社長シリーズの怪しい外国人等で軽快な個性を炸裂｡｢世界大戦争｣｢私は貝になりたい｣では市井の人の悲劇を見事に演じました｡
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今日はサム・ペキンパー誕生日｡多くの作家が模倣しながら誰も到達出来ない悪魔の領域｡スローモーションとモンタージュを巧みに組み合わせた暴力描写には凄絶さと共に無類の美意識に溢れ､滅びゆく者に捧げる挽歌には限りない哀切がこもる｡男は｢ガルシアの首｣で泣け｡｢戦争のはらわた｣に震えろ｡
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ウルトラセブンを見ていた大学生(理系)の息子が｢あれは何の紙を読んでるの?｣と聞くのでパンチカードについて説明すると｢まだモニターがないからか｣｡そう考えると同じ60年代に3D風映像をモニターに映した｢2001年宇宙の旅｣は凄いなと思います｡(この後パンチカードらしきデータが出てきますが)
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2月29日は原田芳雄氏誕生日｡70年代に映画人格を形成した私には格上の兄貴として憧れの存在でした｡ギラギラしたアウトロー感と片隅で輝く純粋さ｡90年代を過ぎてその存在感は渋味を増し､人生の深みを全身に漂わせる名優に｡最後におれたちの兄貴は鉄オタという意外な側面も見せて去ってゆきました｡
ワシントンDCで少女の首が回転した時
東海岸の沖合で鮫が炸裂した時
NYで運転手がカチ込んだ時
ワイオミングに母船が着陸した時
昔々遥か彼方の銀河系で要塞が爆発した時
カンボジアの奥地で王国が燃えた時
コロラドで父親が雪の迷路に消えた時
私はそこにいました
(ローリング･ストーンズ｢悪魔を憐れむ歌｣より)