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一方で、制御性T細胞の活性化はCOVID19の重症化の原因として重要な免疫系の暴走を防いでくれますので見かけ上は重症化を阻止するのです。重症化が防げるので追加接種しましょうという緑の都知事やどこかの国の総理大臣の言葉の裏にはこのようなことがあります。
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さらに悪いことには、IgG4の方が抗体の成熟度が高いためこの抗体が結合してしまうとIgG1とかIgG3が結合することが難しくなりIgG4の天下になってしまいます。制御性T細胞が活性化されると細胞傷害性T細胞による感染細胞の攻撃能力も低下してしまうので、結果として、ほとんど無防備の状態になってしまう
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問題は(3)と(4)のはたらきです。この二つの機能が低下することはmRNA型生物製剤で体中の細胞がダメージを受けないためには重要な機能ですが、この二つの機能が低下してしまうと、ウイルスが感染してスパイクタンパク質が細胞表面に現れた細胞を攻撃して除去する仕組みが機能しなくなります。
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スパイクタンパク質を大量にかつ継続的に生産することになる。つまり人間が蛋白○野郎になることが制御性T細胞活性化の出発点です。結婚相手にあなたは蛋白ですかと言う質問をする世界はまさにシュールです。制御性T細胞の活性化が何を招くかが重要です。
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ともかくこのmRNA型生物製剤は制御性T細胞を活性化しないと成立しない仕組み。制御性T細胞が活性化されるとどうなるのか、免疫寛容・免疫抑制がおきることになります。免疫寛容というのは免疫系がある抗原を認識しなくなる仕組みですがmRNA型生物製剤では、スパイクタンパク質の大量生産がおきる。
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これでは接種した人のほとんどが死んでしまいそうですが、そうなっていないのはなぜか。それはこのmRNA型生物製剤には強い免疫抑制機能があるからです。このことは既に紹介済みです。それがどのような仕組みでおきるかは4月10日のスレッドと、この前は模式図といっしょに再度紹介しました。
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この模式図の(3)と(4)の反応が確実におきることになります。これは私がずっと言ってきたことです。つまり、このmRNA型生物製剤には根本的な問題があって、免疫がうまくいくと三回目の接種では100%の人で、肝臓、副腎、卵巣などの細胞が殺傷されることになるという問題があるのです。
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ここで考えるべきことは何か。それはmRNA型生物製剤を接種すると何がおきるかです。一回目の接種後にはIgG抗体が誘導されます。二回目の接種で抗体の量が増えるとともに抗体の成熟が進み、抗原のスパイクタンパク質によく結合するようになります。その状態で三回目の接種を行うとどうなるのかが問題。
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こんな本が無料で手に入るようになったというのはいい時代になったものです。m-hub.jp/biology/1008/s…
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ここでは英語の模式図をはりつけておきますが、さらに、さらに詳しく知りたい方のために日本がん免疫学会のウエブサイトを紹介しておきます。 jaci.jp/patient/immune…
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非炎症性のIgG4がうまいことできてアレルゲン、つまりアレルギーの原因物質に結合すれば非炎症誘導性という性質によってアレルギー反応が抑えられることになります。次に、この非炎症誘導性ということを説明します。 抗体が体内で引き越す反応はさまざまですが、これをまとめたのが次の模式図です。
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抗体はエフェクター機能と呼ばれる重要なはたらきを有しています。IgGは1種類あればいいと思いたくなるところですが4種類あることには理由があります。抗体がどのような反応を誘導するかがそれぞれ異なっているわけです。それが炎症誘導性と非炎症誘導性と言うこと。
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主要なヒト抗体であるIgGはさらに4種類に分類される。それがIgG1、IgG2、IgG3そしてIgG4(これらが抗体のサブクラス)です。これは血中の量が多い順番に命名されています。一番多いのがIgG1で一番少ないのがIgG4です。IgG1とIgG3は炎症誘導性の抗体で、IgG2とIgG4は非炎症誘導性のIgGと呼ばれます
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抗体のクラススイッチという現象が誘導されます。ここでおきている反応は制御性T細胞の活性化がおきて制御性T細胞はIL10を放出しIL10によってメモリーB細胞で抗体遺伝子が再編成されてIgG4の産生が誘導されるという現象です。次にIgG4について説明します。
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この時に何がおきているのか。アレルギー反応に関与しているIgE抗体が減少しIgG抗体ができる。この治療法が成功するかどうかは抑制性の免疫伝達物質であるIL10およびTGF-βを産生する制御性T細胞を誘導できるかどうかにかかっています。制御性T細胞の誘導に成功してIL10が分泌されるようになると次は?
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アレルギーの治療の一つとしてよく行われるのはアレルゲン減感作療法。これは端的に言うと、アレルギーの原因になっている抗原を繰り返して投与するのが基本です。抗原を投与すると言ってもいきなり大量の抗原を投与すると大変なことになるので最初は微量の抗原を投与して徐々に増やしていくわけです。
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これがその論文。こちらではアレルギーで問題になるIgEとIgG4の制御にIL10が関与していることが示されています。ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P…
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制御性T細胞は免疫機能を抑制すためにIL10という物質やTGF-βというような抑制性サイトカインを分泌します。このことを覚えておいてください。IL10がCD27陽性B細胞でIgG4の産生を誘導するという論文を引用しておきます。CD27陽性B細胞というのは親和性成熟が盛んにおきるメモリーB細胞のことです。
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衛生仮説これは現在では確立した理論です。制御性T細胞が正しく機能するためには感染のトレーニングが必要だということ。このことは、逆に制御性T細胞の機能が亢進してしまうと免疫抑制がおきてしまうことを意味します。mRNA型の接種により制御性T細胞の活性化がおきることについては既に説明ずみです
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これは先日、紹介したボッシュ博士の記事にも通じる部分があります。子供は自然抗体をたくさん持っており、子供の時にさまざまな感染症を経験してナチュラルキラー細胞を鍛えるのが重要だということ。ところが接種すると強い結合力のあるIgGが誘導されてこれができなくなるという考え方です。
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衛生環境の良いところで育った子供は感染症の原因であるさまざまな病原体にさらされることが少ないため、免疫系のコントロールにおいて重要なはたらきをする制御性T細胞の産生低下をきたしそのためありふれた環境抗原に対する免疫応答がおきてしまいアレルギーの発生のリスクが高まるという考え方です
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やはりmRNA型生物製剤というプラットフォームは問題が多いと思いました。ここからこのことがどのような意味を持つのかについて考えます。 アレルギーの発生における衛生仮説というものがあります。こどものころの衛生環境が重要だという考え方です。きれいすぎると良くないという考え方です。
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しかもこの現象がmRNA型生物製剤のみで観察されているのが面白いところ。アデノベクター型ではこの現象は見られない。スパイクタンパク質をmRNA型で大量に生産することが問題だということです。抗原を極端にたくさん生産すれば、このような現象もおきるしシェディングがおきても不思議がないのでは。
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以前、私がスパイクタンパク質は9か月目までは継続的に生産されていることを紹介しましたが、このことは、そのエビデンスにもなるでしょう。炎症性反応を誘導しないIgG4が二回接種でもしばらくするとできてくる。このことはマイナスのワクチン効果の原因かもしれません。
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この論文を代表するデータを1つだけ貼り付けおきます。ポイントはグラフの右の上から二番目です。二回接種でもしばらくするとIgG4はできてきますが、三回目の接種で強力にブーストされる。二回接種のフォーアップ、つまり二回接種後の長期観察でもIgG4は観察されています。