欧米エリートが「新型コロナウイルス対策で日本は論理的な手を打ってないように見えるのに、なぜこんなに死亡者が少ないのだ」と疑問を呈するところ、外資系で、グローバル標準でない日本「ローカル」の仕組みで事業が上手くいってるのを本社が嫌がるのと似てるなと思った…
40代以降を心穏やかに過ごす秘訣は分かってて、それは「偉くなりたい」とか「人から褒められたい」みたいな外的要因をモチベーションにしないこと。40代にもなると、自分がほんとは何が好きで何を求めてるかはよく分かってるので、そこに素直に耳を傾けるのが大切だなと。
Netflixの「最高の人材が、最高の環境で全力を尽くす時にだけ、最高のものが作れる」という思想は、やはり危険なところある。この考え方がビジネスにとどまらず、社会思想的な力を持ってしまうと、もう民主主義なんて基盤を失うし、アメリカがはまってる罠の一つはそれなんだろうなと。
この研究面白い。賢い人が専門領域外について語る時にたしかに良く起こっている現象かも。 「認知能力が優れている人ほど、情報を合理化して都合の良いように解釈する能力も高くなり、ひいては自分の意見に合わせて巧みにデータを歪めてしまう」
奥さんがとてもよくできてるので絶対に見た方がいいと言ってた昨日のNHKスペシャル。ここに内容がよくまとまってます。認知機能の低下につながるとは… デルタ株の脅威 後遺症の苦悩 最新報告 - NHKスペシャルまとめ記事 - NHKスペシャル - NHK nhk.jp/p/special/ts/2…
この経産省の資料よくまとまってる。”75歳以上を「支えられる側」とすると、景色が変わる”のパワーワード感…私はあと20年と思ってたけど、30年か、、 2050年までの経済社会の 構造変化と政策課題について meti.go.jp/shingikai/sank…
本音を言うと、素晴らしいプロダクト、多様性が尊重された企業文化、きわめて高い報酬レベル、を兼ね備えたアメリカのハイテク企業の中で働いて感じた違和感は、その特権性や排他性なんですよね…「ゲーテッドコミュニティ」的な。これは貴重な体験だったと思う。
ポイントは、その特権性や排他性が「システム」から生み出されていること。個人としての経営陣や従業員は、志も能力も高く、友好的な人が多い。でも全体のシステムとしては「ゲート」に守られていて、外部からのノイズを排除する構造が埋め込まれている。
金融、そしてハイテクと経済面でアメリカの「復活」を印象づけた産業の内部構造に、この「ゲーテッドコミュニティ」的な排他性がビルトインされていて、それを株式市場が支える構造が、アメリカの分断を強化する作動原理になっているのではと感じたんですよね。
Facebookがいま米国内で「袋叩き」にあっているのを見ると、その直感は合っていたのかなと思う。彼等の姿勢や、そのそもそもの構造に排他性が組み込まれていて、それは「民主主義の基盤」を揺るがす。
ハイテク産業の隆盛はトリクルダウンを起こさず、法人税は巧みに回避され、個人情報のプライバシーは蔑ろにされ、世論は極端な方向に誘導された。ハイテク産業が「スケープゴート」になってる側面もあるけど、収入が増えずクビのリスクを常に抱えた多くの米国人が怒りを感じるのも自然と思う。
そして、何より怖いのは「暴力と不平等の歴史」が描き出した、人類史を振り返った時に、不平等を解消したのは「戦争」「革命」「崩壊」「疫病」だけだったという事実。習近平はこの課題に対応しようとしてるとも言えそうだけど、毛沢東の悪夢が再来するリスクも… amzn.to/3uX8Gva
この米国勢調査局による、1967年~2014年のアメリカの世帯収入の推移は結構インパクトがあって、上位5%, 10%の世帯は大きく増加しているけど、中央値や下位10%の世帯だと「約50年」で20%くらいしか増えてない…日本のデータも見てみたいところですが。 census.gov/library/visual…
実際やると分かるけど、ワンオペって無理なんですよね、シンプルな事実として。日本は男性の育休取得にやたらと注目してるけど、そこって本丸じゃないと思う。もちろん人それぞれ仕事の事情はあるけど、両親が定時にいったん帰ることが普通のことになるといいなと思う。
私が「男性育休」推進で心配なのは、上司などが「育休取れたし、このあとは思う存分働けるな!」みたいな感じになること。実際そういう相談受けたことあるし。でも、育児は長期に渡って「毎日」続くもの。その日常を前提に働くことが当たり前になる仕組みや風土作りこそ大切と思う。介護も同様かなと。
毎日定時に帰り子供が病気の時は会社を休む。仕事と育児で疲弊し、期限内に仕事が終わらず、新しい業務や責任を避けがちになる。会食や合宿などにも不参加。仕事の評価は上がらなく、昇進も遅れがちになる。実際に体験するとこれは確かにキツかったし、大半の男性は逃げ腰になるだろうなと思う…
こういうキツさは今まで多くの女性が味わってきたんだと思うと、それを実際に体験できたことは貴重だったなとは思う。これはしんどいなと。一方で、社会的評価と自分のアイデンティティを結びつけがちな男性をここに引き込むのかなり難易度高いなと思った。みんな、なんとなくごまかすだろうと。
「イクメン」という私が大嫌いな言葉からは遠く離れた現実がここにあるんですよね。「パピートラック」を納得して受け入れられる男性はどれくらいいるのか、また、女性も含めて社会は未だに「仕事ができる男性」に高い価値と評価を与え続けているのではないのか、という。
予想つくのは、男性にもロールモデルが必要だとか言って、仕事と育児を完璧に両立しながら成果も出してます、みたいな人がメディアに取り上げられるようになっていく。で、悩みながら育児と仕事に奮闘している人の心を折っていく。うまく両立できてない俺ダメだな、と…
子供の性格や成長のスピード、両親はじめとした育児支援の厚み、夫婦関係、仕事の役割や状況など、あらゆる要素が家族ごとに異なるので、一般化、理想化されたロールモデルはあまり参考にならないんですよね…それよりも「男とは」「女とは」という固定的な価値観が相対化されていく方が大切。
たしかに「私の履歴書」の定番になってる「私は仕事ばかりで、子育ては全て妻に任せっきりだった。妻には感謝している」がいつか変わるといいですね。今の若い男性は育児にも積極的な人が増えてるし、私も楽しみにしていよう。
Twitterもインド人CEOになりましたね。私がインド人経営幹部と仕事して凄いと思ったのは「話を聞く」「文脈を整理する」「人を動かす」の3つがとても「バランスよく調和」していること。なので、カリスマ創業者の次に彼等がCEOを任せられるのも良く理解できる。安心感があるんだろうなと。
この部分、見落とされがちだけど、仕事で一番大切なことの一つですね。「凡事徹底」を本当にやり切るのは、実はとても難しい。 宅配寿司業界で一人勝ち「銀のさら」、創業社長が明かす秘訣は“怒らない経営”(bizSPA!フレッシュ) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/fa612…
多国籍企業でグローバルに新しい仕組みを展開する時に「こんな変更聞いてない」「このやり方ではうまくいかない」という不満が多いのは日本法人。なぜなんだろうと考えた結果、やはり「日本人は仕事で自己表現したいんだ」というのが一番しっくりくる本質的な理由でした。
「仕事が速い人」って知識やスキルを持っているからもあるけど、何より「不確実な未来を恐れず行動できる人」と定義できると思った。というのも、仕事が進まない時って「これをやったらどうなってしまうだろう」と未来を恐れてしまう時が多い。結果として「やらない」という行動をして仕事が遅れる…