きなこ(@3h4m1)さんの人気ツイート(いいね順)

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台風が然程殺傷能力を持たない地域の育ちの私の『台風の思い出』は制服の紺のプリーツスカートが強風にあおられた高揚だとか鉛色の空の隙間の青空というやや甘美なものなのに、気圧の変化に超絶に過敏な4歳児は朝から頭が痛くて吐いて「げーするのが台風」ということになってしまった。なんかごめん。
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今日の夕ごはんは餃子なんですけど、5人家族だと包むのもひと苦労で「誰か手伝って」と言うとだいたい一番上の子が 「餃子1日百万個、食は万里を超える」 ってあのCM(わかるひとにわかれ)を私の隣で呟くだけ呟いて部屋に戻ってくれていつもありがとうなワケあるか。
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「山あり谷ありの方が、人生の景色がきれいなんよ」 というのは重松清の小説『とんび』の中でたえ子さんの言う私の好きな台詞なんですけど、泥の中にある時は「で、どこがきれいな景色やねん」と思うのも人生で、それでも今日、3歳になれたお友達がいて私は嬉しい。 お誕生日ばんざい。
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自然史博物館の特別展示を見に行きまして、色々の剥製や標本を4歳は怖がるかしらと思っていたら意外にクモとカマキリの展示を好み、お隣の太陽みたいな髪色のお姉さんと 「虫すき?」 「ウン」 「これキレイやね」 「ウン」 そんな会話をしていました。虫めづる姫、君らはきれいなものが好き。
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幼稚園への通園を具体的にどうするのか、それを考えたら「色々無茶では」と二の足踏み出した自分を何とかする為に書きました。最後の4行のための7000字 題名はアレですが、私は走るの苦手です。 かけこみうったえ(クララは5月の荒野に立つ3)|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n6db19f…
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人は途方もない苦境にあるとか、底なしの孤独にある時に、それが一体何なのか正体を知れなくとも原因がわからなくとも状況だけでも言葉でつかまえることが出来るとひどく安心するものなので、方法は短歌を詠むでも小説を書くでも良いのですけれど、この140文字のテキストって多分、丁度いいんです。
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今日が運動会だったお友達がたくさんありましたがうちの3歳も運動会でした。このご時世で観覧は父母のみ、兄と姉はむっすりしてお留守番でしたが。 運動会の帰りの晴れ晴れとした顔がいいですよね子どもは。 3歳の運動会の日記のようなものなど。|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n2b1823…
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4月に入園したばかりの年少さんが、廊下を迷子にならないようにと、前の子の肩に後ろの子が両手をのっけて長い一列を作って歩く姿が、あんまり可愛らしくてなんだか天国に来たのかと思った。あの小さいおててのえくぼの所、赤ちゃんみたいに細くて優しい髪でやっと結ってあるおさげの形。
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今回初めて整形外科かかった私が診察室を開けるとそこには白衣の筋肉が居てレントゲンを見ながら 「骨の異常ではないです!首に負荷がかかりすぎたんでしょうね!お母さん首と肩の筋肉が薄いですから」 「筋肉が薄いと駄目なんで…すか…?」 「そう!筋肉つけてね!」 整形外科の先生ってこんな…?
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去年の今頃4歳が術後ICUで後頭部にハゲを作りまして、その時に看護師が『念』を発動したという話。 医療者、割とそういうことしますよね。そしてそれは意外に効力効能のあるもので、少なくとも私は元気になりました。 後頭部のハゲに告ぐ。|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/n396f6d…
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子どもの頃、冬場屋根の下で遊んでいたらツララもろとも雪が落ちて来て埋もれたとか融雪装置には攻撃的な性格のヤツが潜んでいて水が顔面を直撃とか明け方の除雪車は恰好良いとか言っても、もう雪国を離れて幾年月、同郷の人が周囲にいないので「…そうなの?」という反応しかもらえなくて少し寂しい。
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1月7日は中国の『荊楚歳時記』て言うのに「この日は人日言うて7種類の若菜の入った暖かい汁物を食べると良い日ですよ」て書いてるのやって、だから今日はお粥を食べるよと私が言った話に続けて中1が 「尚、関西の一部地域ではマクドを食べる」 それで4歳が大喜びしまして昼は七草マクドナルド。
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土日のお昼に 「ちくわとハムのやきそば」 とか 「ソーセージでカレー」 のような料理を出す時「実家っぽいよねー」と私が言うと長く帰省できていない故に子ども達もそれをしみじみ食べてくれるけど実家、食べ物だけは潤沢な家で肉なしカレーもちくわ焼きそばも食べたことはないがです。
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「イーコトカンガエタ!」 娘②が隣室に行って30秒後以前オペ後にCVCを末梢ラインを抜かせろと言ってそれが叶わないと悔しまぎれに掻きむしって相当抜いてしまった頭髪それをやっと綺麗に切り揃えた頭にべったりスライムを張り付けていて、ねえイイコトの概念についてママと一度話し合おうあと洗髪と
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そのオトウサン的には「老化は進化」らしく、50も半ばを過ぎると些末な事がどうでも良くなるし、老眼で自分の顔も良く見えないから見た目もそこまで気にしなくていいし楽しいでという事で、私は大体干支一回り分そのオトウサンより年下だけど、あと12年経つのが結構楽しみになりつつある。
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息子が私の本棚を見て 「穂村弘って知ってるわ俺、寺山修司も、この人ら何?友達?」 など言うのでその2人どこで知ったんと聞いたらそれは国語の教科書で、ふうん令和4年の中2の教科書は「抒情の算術家」と「ニューウェーブ短歌の旗手」ふたりを並べて教えてくれるんや、やるなあ義務教育。
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そうして娘が2年後無事に卒園した後、もしくは次年度にでも同じように特別な装備が必要である子が幼稚園に入園することができたらなと。娘を育てて一番辛かったのは命の危なかったあの頃ですが、一番寂しかったのはこちらが何か行動を起こさないと入園できる保育施設が無いと分かった時だったので→
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暦は神無月になり衣は秋袷、秋草が道の端に揺れる今日、お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか挙手をお願い致しますそしてソリタT3下さい私が二日酔いです今日娘②の面接なんですけど大丈夫か私しっかりしろ私。 娘②は朝から鋭意目覚まし時計を分解中ですこれで小学生2人は確実に寝過ごす。
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スーパーの『ねがいごとを書こう』と短冊の置いてある笹飾りのコーナーに 「おひめさまになりたい」 「おばあちゃんが元気になりますように」 「せいかへいわ」 いくつもの幼い文字のささやかに壮大な願いごとの中にひときわ大きな文字で3枚 「タイガース日本一」 があった、君ら友達やな。
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成長期真っ只中の6年生の女の子が 「パンがなければごはんを食べたらいいじゃない」 と言いながら白飯をてんてんと山盛り炊飯器からお茶碗によそっている姿を頼もしい以外の言葉で言い表すことのできない私がその子の母でございます。
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東京に住んだことが無いので朝の小田急線の誰の心も寄せ付けない程に隙間のない混雑も北千住駅のホームの銀色の改札で誓う未来の抒情もよくわからない、ただ大阪に住んでいるもんで宗右衛門町の歩道がアホみたいに狭いことと梅田駅で迷わない人間はいてないてことはわかる、永遠に紀伊国屋に着かない。
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患児断固拒否の姿勢を貫いたまま入院しています。とにかく今回は不安が強くてひたすら帰ると言い続け、朝ごはんのパンはこんなんいらんママ食べてと言うから私が貰ったら「ママがたべちゃった」と言って泣くし、どないしたらええの。 入院日記。|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/ndba30f…
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いつまでも絶えることなく友達でいようね。 あの子のすてきなところをずっと忘れないでいることが、しばらくは地上で生きる私たちの大切なお仕事。 今日の日は、さようなら。|きなこ @3h4m1 #note note.com/6016/n/na8bbc7…
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近くの神社さんに蝋梅が咲いていてそれすこしを眺めていたらお散歩中カートでやってきた保育園の子ども達もその黄色が気になるもよう。黄色い帽子の6人はやっとひとつになるくらいの大きさで、みんなみたいにかわいいでしょうそれ、春というの。
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疾患児を抱えて仕事とかそういう自分自身が一生懸命努力する事が出来ない時期を経て、今やっと『書く』と言う事を手に入れたんですけど、小説や文章を書く事は突き詰めて言うと、世界に対して限りなく誠実に真摯に真剣に向き合うという事なんですね。そしてそれは疾患児を育てる事と同じ事なんです