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ポセイドンの人間に対する所業に嫌悪を覚える人が多いのは、現代社会が人権教育に成功したってことなんだろうな。
人間が他の人間に似たような事をするのが当然の権利って時代が長いことあったわけで
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アレス漫画の判決、たぶんギリ神クラスタと一般人で解釈が違うんだろうな(そういうふうに描いた)。
ポセイドンを黙らせた「余程の理由」は「(父親が権利を持つ)娘を襲おうとしたこと」なので、娘に対する暴行というより父親の財産権の侵害で正当防衛が認められてる。古代ギリシャだから…
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蛇足3:男に襲われたとき、「私を木に変えて」と願って父親に叶えてもらったのがダフネー。父親が最後まで話を聞かずに相手を土に還したのがアルキッペ
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これは「ギガントマキア」だと思います。字面が完璧すぎる twitter.com/s_i_s_i_n/stat…
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エカチェリーナ2世、1791年には既に自由主義・政府・フランスを扱った書籍の出版を禁じ、1794年にヴォルテール全集の回収と破棄を命じ、1796年にロシア初の公的な検閲機関を発足させて全書籍の検閲と自主出版の禁止を実現した。
完全に革命のなんたるかを「わかっている」行動
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かつては彼女も共和制を夢見る少女だったから、「フランスの疫病」が活字と理性を介して燃え移る事を誰よりも理解している…。
臣民の9割に人権を認めないロシア帝国で、己の玉座が火薬庫の上にある事も
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私は21世紀の西側諸国に生まれ育ったので、エカチェの政策にはぜんっっっっぜん賛成できないけれども、独裁者としては極めて合理的かつ芸術点が高いと思う。
建前を放り捨てたエカチェの保身ムーブには栄養がある
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給料が出ようと一生大学に通うのは嫌でしょ?って言ってる記事、「やはり人間は社会に貢献したい生き物」みたいな話かと思ったら著者が履修する講義を間違えてたって話だった
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創作者、展開とか魅せ方を気にする前にキャラ付け以外で「いう」を「ゆう」表記しないでくれ。話がなんも入ってこない
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極限のストレスって遊んでも誤魔化せるだけで解消はできないよな…。
私の出身大学は全米で一二を争うレベルで勉強させる代わりに酒もドラッグもパーティーもいっさい取り締まらないスタンスなんだけど、数年前に生徒の半分以上が精神を病んでる事が判明した
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全力で仕事してそのぶん全力で遊ぶ、って理想的に思えるけど精神にはずっと負荷がかかってるし、大学生の気力体力でも病むので気を付けてほしい…
いつも楽しそうだった同級生が突然ぽっきり折れたりする
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建国直後のアメリカ、ちょくちょく「なんで突然こんなに不便なの!?」→「あ、大英帝国の後ろ盾がないからか」ってなるのかわいい。会社辞めてフリーランスになった人みたい
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自国の海軍が「無」なのにバルバリア海賊に通行料を払わなかったりする
(英仏やオランダ等の海軍つよつよ国以外の船はみかじめ料を払うのが暗黙の国際ルール)
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もちろん商船は拿捕されたんだけど、そこで身代金を払わずに正面から喧嘩したら勝てちゃったんだよね。
で、それを見ていたヨーロッパが「えっ…それアリなんだ?(ガタッ」となり、アフリカもぐもぐタイムが始まってしまいましたとさ
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この話、アメリカでは「世界で初めての対テロ戦争にアメリカが大勝利した」という扱いなんだけど、その結果がヨーロッパによる仁義なきアフリカの植民地化なのでいまいち反応に困る
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アメリカくん「今回の揉め事、どうか穏便に収めていただけませんか」
タレーラン「構いませんが…わかりますよね?👌」
アメリカくん「は!?!?正式な外交の場で!!!賄賂を!!!!!要求するなんて!!!!!信じられない!!!!!(クソデカ大声)」
これで戦争になりかけたの面白すぎる
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16〜7世紀のヴァチカンの歴史を勉強してたんだけど、教皇庁やっぱり組織としての強度が異常だな…
トップが何をしようが財政が破綻しようが本拠地を追い出されようが支持基盤が半減しようが組織自体は全く瓦解の危機に瀕してないのやば…
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宗教改革に対するヴァチカンのアンサーが「なんか地球が思ってたより大きいから新世界を教化すればプロテスタントになった分は誤差!」なのポジティブすぎる上に正しいから笑う
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18世紀ヨーロッパを色々と狂わせた天然痘だけど、実は予防接種(人痘法)が既に開発されており、エカチェリーナ2世も1768年に受けている。記録上、ロシアで初めての予防接種であり、万が一の事があっても医師が安全に帰国できるように手配されていたそう
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啓蒙専制君主が接種を奨励したロシアやプロイセンと反対に、普及が遅れたフランスでは1774年にルイ15世が天然痘に罹患し、そのまま亡くなっているので、この辺は本当に明暗が分かれたところ
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他方で人痘法には無視できないリスク(マジの天然痘ウイルスを接種するので運が悪いと普通に天然痘で死ぬ)があり、ジョージ3世は幼い息子二人をこのために亡くしている。だからこそ種痘法を確立したジェンナーは偉大
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君主が先端医療を受けて普及を促進した例だと、毛色は変わるけどヴィクトリア女王の「無痛分娩」もそう。
女王が第八子と第九子の出産時にクロロホルム麻酔を受けたことで、産科麻酔が一般に受け入れられるようになった。 twitter.com/zero_hisui/sta…
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21歳で初産を済ませ、9人の子供をもうけたヴィクトリア女王でも出産は毎回しんどいし、麻酔で痛みがマシになるならそっちの方がいいんだな…そらそうだな…
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ちなみに麻酔を監督したジョン・スノウ医師は産科麻酔というかクロロホルム麻酔の先駆者なんだけど、コレラ菌の感染経路を特定して『疫学の父』としても歴史に名を刻んでいる