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息子と公園に行って牛丼をテイクアウトしてビールを飲んでいたら70代くらいのご夫婦が近くのベンチに腰掛けていらして、お爺さんがお婆さんに白詰草で冠を作ってあげていて、私はなんだかもうその美しい光景が衝撃で、私の人生…これまでの2度の結婚での夫婦関係…と考えてしまった。
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私が寝室で休んでいるとカオナシのコスプレをした息子が「あ…あ…」といいながら来て「キッチンに天むすあるよ。おやつに食べな」と言うと「カオナシ…天むす好き…」といいながらキッチンへ行った。
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風呂で息子を洗っているとザーッと洗い流す時にいつも「クゥーン」と言うの今まで特に何も触れずにきたけど今日なんとなく「それ何？」ときいたら「お風呂が嫌なのに頑張ってるかわいい子犬だけど」と言っていた。
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少し横になってたら「お母さんお母さんお母さん」と体を揺さぶらたので、何となく記憶喪失のふりでもしようかなと思い「え、何？誰？え？なんかすごいかわいい子どもがいるんだけど⁉︎」と言ったら「も〜自分で産んだんでしょ！僕はお母さんの宝物だよ！」と笑顔で自己紹介してくれてかわいかった。
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あんなに大好きだった昆虫への興味をすっかり失った息子がEテレで昆虫すごいぜの香川照之をみて「この人はずっと虫が好きなんだね。昆虫ていうかこの人がすごいね」と感心していた。確かに一つのものに興味を持つ続けるのはすごいよね。
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私も「自分たちが産まないと気がつかなかった、産んで気がついた社会の歪み、取り戻せない後悔、犠牲、子を産んだ女たちがどれだけ社会の歪みを押し付けられてしまうか」に気が付き赤ちゃんを抱きながら愕然としたひとりで、そのことを夫に訴えても「社会への不満を僕にぶつけられても困る」と言われ、
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水害のニュースを観ていた息子が「なんでそんなあぶないところに住むのかなあ。お引越しの時にハザードマップをみたり丈夫で高いマンションに住めばいいのにね」などと言うので、この子は無知ゆえに害にあうと思ってるんだ…被災者に非があるって…なんと傲慢な…これはちゃんと説明しなくてはと思い
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息子の体調が悪くて心配なので小児科に行き帰り道iPhoneを落としてバキバキになったし道に迷って10分の距離を1時間ウロウロしたけど息子は自転車の後部座席から大きなお月をみて「こんなにきれいなお月様をお母さんと見たこと僕はお爺さんになってもおぼえてるよ」と言ってくれて私幸せだなと思った。
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今日息子のお友達が遊びにきて「今日息子くんのおうちに遊びに行くの楽しみで朝からドキドキしてた」と可愛くてようこそって感じだったのだけど来て5分で「今日そろばんかも」と言い出し私がお母さんに電話して確認したらやっぱりそろばんで泣きながら帰った。慌ただしくかわいい2年生。
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仕事が忙しく宿題の丸つけをひとつ見逃していたら、大きな赤い文字で「まるつけしてもらって！」と描かれたノートが返却されてきて…連絡帳には「丸つけお願いします。お子さんの理解度は親にかかってます」と。勉強を教えるのは教師の仕事であくまで親はそれに補助的に協力するのが役目だと思ってた。
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息子が落書き帳に同じ女の子の名前を何度も書いていたので、そろそろ好きな子でもできたのかな？と思っていたら「これクラスの子なんだけど、この前お名前が変わったの、前田から橋本(仮)になったの。呼び間違えたらいけないから練習してるんだよ」と優しさだった。
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子どもを連れいると公共の場で知らない人に絡まれたり舌打ちされたり説教されたりする機会が増えて(子どもを連れてる私はクソバカどもが加害しやすい弱者なんだ…)と屈辱だったのだけどわかりやすいブランドのロゴが入ったハットを被ると被害にあいにくいことが最近わかってうれしい。
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ダメだ。オンライン授業中は仕事できない。先生も親が補助する前提なんだもん。一年生だもんね。お子さんの中には「今日はおばあちゃんのうちからです」と言う子が何人かいて、あ〜おばあちゃんの家〜頼りたい〜羨ましい〜と血の涙が出そうになった。
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今日持っていく工作用の空き箱や輪ゴム、牛乳パック、輪ゴム、あれだけ昨日確認してご丁寧にランドセルに入れてあげたのに輪ゴムだけ忘れて行ったらしく学校から電話が。「お母さんが今から持ってきてください」と。もう会社にいるのに頭を下げてまくりタクシーに乗り輪ゴム5個届けないといけない。
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写真をプリントアウトして整理してたら生まれた日から2歳くらいまでの自分の写真を見た子どもが「ヤバい…全部…全部の僕がかわいい。お母さんよかったね。こんなにかわいい赤ちゃんで。お母さんはラッキーだね」と言っていた。
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今日上野公園で60代くらいの女性のグループの話がきこえて「男の方が自殺する人多いっていうじゃない？やっぱり男は我慢してるからみたいな。でもあれさ私思うのが女も死ぬほど辛くて死にたくても子ども残して死ねないってだけじゃないかなって。我慢してる女も多いもん。我慢して我慢して40代くらいで
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カマキリの卵がほしいとサンタさんに手紙を書いた息子…今日になって…カマキリの卵…そう…とこんな時間に近所の公園でカマキリの卵を探してるのだけど公園3つ探してもないし寒いし草むらからガサガサ出て遊具で筋トレしてるおじさんにめちゃくちゃ驚かれるし…寒い…
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私には穏やかな夫婦関係を持続する能力が欠如しており、いつも嵐のような生活になるし、公園に来て初夏の光の中でも夫と金の話「なんでも利用して稼ぎなよ。できるでしょ」などと言っていて…白詰草の冠…穏やかな夫婦関係…
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人にはそれぞれ事情があり住む場所を自由に選択できる人ばかりではないこと、ハザードマップをいくら参考にしても地震なんかは日本にするでる時点で逃げられないし、あなたは地震で被災した時に「日本なんかに住んでるから」と言われたらどう思う？と話した。無知故の傲慢さ私にもあるし自戒もこめて。
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在宅勤務、息子が「お母さん見て！お母さん見て！お母さん見て！」と言いながらこの姿勢で迫って来る中クライアントと電話などしなくてはならず変な疲れが溜まる。
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他のクラスのお母さん達が息子のことを「あのさかなくん虫バージョンみたいな子」「あ〜あの子」とちょっと変わった子だねって文脈で話していて、それを耳にした息子は少しも疑うことなくそれを褒め言葉だと認識して「俺ってさかなくん虫バージョンだからさ」と自慢げで本当にかわいいし大好き。
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ドラえもんの映画を息子の希望でいくつか観たのだけど、どうしても親目線でのび太をみてしまうので、テストは毎回0点、お友達にはバカにされて暴力を振るわれ、仲良しの女の子のお風呂を覗くとか自分の子どもだったら心配過ぎるなと思ってストーリーに集中できない。
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知らない人に「お子さん一人っ子？じゃあお母さんあと2人くらい産まなきゃね！昔は国のためにって産んだのよ！今は少子化だから頑張らないと！」などと言われると「お婆さんは76歳？じゃあもう死なないとね！昔は生産性のない人は姥捨山てのがあったらしいですよ！高齢化だから！」と返したくなる。
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じゃあ子どもなんて生まなきゃいいじゃん。自業自得でしょ。じゃないんだよ。出産はわがままか？じゃあお前の存在はなんだよ？どこから生まれてきたんだよ？社会を良くしたい、子どもを産み育てやすい社会にしたいと願うのがわがままってことは滅びたいの？それでいいなら仕方ないけど私は嫌だから…
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眠る赤ちゃんを見ながらそれまでと全てが変わったことを概ね理解し、女ってなんなんだろう…若い頃は性的に搾取されることが当然とされ、子を産み母になれば無知なババア扱い労働しても賃金の差…この社会での女の人生の最適解はもしかしたら捕まらない木嶋佳苗なのかな…などと考えていたな…
44歳、息子8歳。猫。ブログ 子どものいる生活 unohitomi.xyz/m