卒修論研究を通じて身につけることができる『汎用スキル』の一覧を作りました。今後どんな世界に身を置くことになろうとも、そこで皆さんが理想を叶えようとする際にはいずれも欠かせないものですので、「論文を出す」ことではなく、「執筆を通じて成長する」ことを大切に。 #研究の攻略 #卒論 #修論
このことを知っていると論文やスライドを作るのが劇的に楽になるのですが、なかなか浸透していないので図解しました。「説明のユニット」さえしっかり決めておけば、それを論文のパラグラフにも、スライドのページにも簡単に変換できます。パラグラフライティングは強力です。 #研究の攻略
研究室でのミーティングでは明確な『協力要請』が非常に大切です。「何にどう困っているか」「今何が必要か」を説明して、助けてもらえる可能性を高めましょう。要請がないと、周りは助けたくてもうまく助けられないのです。 #研究の攻略
研究室で「成長して卒業するために守ってほしい10のこと」。6年前に作って学生さんに渡していた資料が出てきました。また使おうかな。 自分の能力を知ろう。プラスαチャレンジをしよう。要約をしよう。だから?となんで?を考えよう。計画の誤差を把握しよう。文章を添削してもらおう。など。
小学生の読書感想文のテンプレシートがチュートリアル入りで素晴らしいというTweetが流れてきたので、『けんきゅうろんぶんの かきかた』のテンプレートを書いてみました。夏休みの宿題にぴったりです。
悩ましい研究テーマ決めもこの『けんきゅう でざいん しーと』でばっちり。
感想、所感、考察。みんな違いますが、みんな大事ですね。
論文投稿するときには査読者軍の予想進軍ルートを考慮した防衛布陣を考えて論文を書くので、研究者がやっているのはキングダムと同じ説。
ややこしい研究発表。頑張ってしゃべっても、みんなすぐ迷子になって着いてきてくれなくなります。迷路の道案内のように丁寧に「話の道案内」をする意識が本当に大切。 そのための「研究発表の9のコツ」のまとめがこちら。 #研究の攻略
大学・大学院で身につけたい研究思考・文章執筆・口頭発表の基本の解説記事32本のまとめ記事です🦊 進学前の予習に。在学中の参考に。卒業後の学び直しに。是非お役立て下さい🦊 研究・執筆・発表の基礎をしっかり学ぶ【石原尚のnote記事一覧】|石原尚(大阪大学教員) note.com/hisashi_is/n/n…
春夏学期の学部生向けのロボティクスの講義担当が終わったので、まとめとして学習内容の体系図を書いてみました。細田耕先生の『実践ロボット制御』の第9章までの内容に対応しています。黒字は前提知識です。こう見ると、きれいな体系ですね。
論文で「既存研究1ではAをやっている。2ではBを、3ではCをやっている。このように、これまでDはやられていなかった。」と書きがちですが、これは「これまでDはやられていなかった。既存研究1はAを、2はBを、3はCをやっているが、これらはいずれもDではない。」と書いた方がいいですね(査読中)
論文を査読する側はこんな感じで審査を進めるので、大抵の場合Major Revision判定になるのは仕方ないとしても、①のチェックにはなるべく引っかからないように準備して投稿しないと、審査結果通知まで物凄く待つことになると思われます。①の読み取りができないと②③の審査が大変なので…(査読中)
【研究発表 質疑応答の10のコツ】 発表後の質疑応答。慣れないととっても緊張すると思います。よく言われるものばかりですが、発表後の質疑応答のコツをまとめました。 DON’T PANIC! #研究の攻略
【進捗報告会での話し方の基本】 研究室の進捗報告会で「何をどう話したらいいか」が分からなくて困っている方に。4ステップ。いきなり4の話をしてもうまく助けてもらえません。1の前に4を予告して始めるのもいいですね。 #研究の攻略
発表したときにくる質問。実は色々なタイプがあります。上手く答えるためには【質問のタイプ】を見極める練習が効果的です。上手く見極められるようになると、もらった質問をうまく内容の改善に活かせるようにもなるのでとってもお得。 #研究の攻略
今後「研究って結局なにをするんですか?」って聞かれたときにはこの絵を出してみようかなと考えています。
悩ましい論文イントロダクションは【そもそも論】で襲いかかってくる妖怪退治だと思えば随分書きやすくなるかもしれません。 退治し損ねるとイントロ以降でも襲われます。 #研究の攻略
ポスター発表の機会も増えてきたようなので、大事な大事な基本をまとめておきました。 スライド形式のプレゼンと同じ感覚でやると、みんなに素通りされてとっても寂しい思いをすることになるので要注意です。 (とくにはじめて挑む学生さんに届いて欲しい) #研究の攻略
1つの専門だけで数十年活躍するのは難しい時代に入っていくので、どんな専門の実践と学びの土台になりうるこういった汎用スキルを学生時代に伸ばして欲しいですね。 twitter.com/tokoroten/stat…
学生時代、指導者を越えてエースになれる分野を拓けと教えられ、意識してきた「自分の研究」の見つけ方。興味ごとの中で人よりできることを作り、凄くやりたいことを見つけ、先に誰かにやられると悔しいことを探す。見つけやすくするには、興味ごとから広げていくことが大事。悔しくないとやれない。
研究室で発表に挑む学生さんには是非読んでもらいたい大切な記事。 研究室という【優しい環境の罠】を認識していないと、発表技術を磨くための危機感が失われ、成長しないまま厳しい環境に出ていくおそれ。 発表は『真剣に聞いてくれない』相手を想定して準備しよう #note note.com/hisashi_is/n/n…
【迷子の「問い」の探し方】 リサーチクエスチョンはそこら中にあるはずなのに中々見つけるのは難しいもの。童心に帰ってあの手この手で探しましょう。そんな手立てを図にまとめておきました。 #研究の攻略
研究室での進捗発表会はこんなイメージ。結論を突破されたら負け。教授の突破を目指す。諸言や手法がうまく連携して機能していないと勝てない。終盤で教授が突然前線に出てきてシュート決めてくる。
学会ポスター発表にほぼ初めて挑むラボ学生さんに伝えた10項目。 ①ほとんどの人は素通りしようとする。だから遠目でも興味をそそられるキャッチコピーや図をかなり大きく。 ②近寄ってくれた人の大半はがっつり聴くつもりはない。「1分でざっくり説明しましょうか」と声をかけるのが良い。