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RRR鑑賞後最初に浮かんだ感想は「全てが2倍あるコマンドー」「実写のキングオブプリズム」「ゴジラとコングの歴史をゼロから観せられるゴジラvsコング」等の文言でした。そんな映像を3時間浴びせられて観る側の正気が保つのか?という当然の疑問があると思うんですが、保ちません。
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四十億巻にハッキリと答えが描かれすぎてるのと、我々元からの読者がこれまでに体感してきたワンピースのパブリックイメージが作品読解の邪魔をしすぎているせいで、FILM REDから入った人間の方が正確にワンピースを読み解ける可能性は全然あると思う。それぐらい思ってた作品と違っている。
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ちいかわvs蛇、とりあえず見えてる即死を躱して「よ、よしッ」ってなるけど全くここから楽に勝たせてくれるビジョンが見えない真人とか吉良吉影と戦ってる時みたいな緊張感
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自分だったら負ける時のクロコダイルに「やっと人を信じられた…」とかカイドウと戦ってる時のルフィに「オッサンおもしれーな!」とか言わせてしまうと思うんだけどワンピースはそういう漫画ではないのでそうはならない。そんな取ってつけた言葉に救われるようならこいつら海に出てないので…。
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1話シャンクスとそれ以外シャンクスの違い、家で見る父親と職場で見る父親が全然違う人間に見えるのは当然の話、という風に理解してる。
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ピタゴラスイッチみたいな仕掛けの起動を遠吠えで伝達しあう服部衆、バカのニンジャをやります!という気迫に満ちすぎててすごい。最高。
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黒ひげはいくら周りに死体が転がってようと美味いもんは美味いだろとしかならない男で、ルフィは死体が邪魔して味がしなくなる。まんまそれが2人の大海賊時代と新時代に対する価値観の違い……みたいな。あれめちゃくちゃ重要なシーンじゃない!?
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Netflixのペプシ懸賞ドキュメンタリーめちゃくちゃ面白いな…。景品交換キャンペーンのCMでオチとして用意された「7000000ポイントで戦闘機プレゼント」というジョークに対して、数千万人の視聴者の中から実際に戦闘機の引き渡しを要求した若者が1人だけいた、という話。
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「ルフィは血生臭い場所で美味い飯が食えない奴だから」じゃないかと思ってる。多分あのチェリーパイは本当に美味い。
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「オデ!力、強い!全部潰す!ウォオ!」(みんなオデの力が強いから必要としてるだけじゃないのか?じゃあ力が強くないオデってオデじゃないのか?全部潰せるなら機械とかでもいいのか?オデは本当にこの場所に必要とされているのか?オデのオデらしさってなんだ?)
みたいな男、カイドウ。
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いや尾田先生本人は元々そういう説明してたし、作中で何度もそれを示す言葉もあったんだけど、ジャンプの国民的少年漫画がマジでそんな目の据わりきった思想で動いてるとは思わんじゃないですか…
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カク「ここは一時共闘でどうじゃ」→「わかる」「楽しみ」「アツい」
ルッチ「ここは一時共闘でどうだ」→「やめとけやめとけ!」「なんか言うとる」「むしろ今のうちに始末しとくべき」
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そして自ら生贄となる覚悟と狂気を著した台詞が「これがガンダム!悪魔の力よ!」か…め、めちゃくちゃカッコいいじゃん新解釈ボッシュ大尉…!
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異様なまでに小さき命を慈しんでくるウルトラマンという存在と異様なまでに小さき命をノリで扱うタローマンという存在は対となる宇宙の双極なのかもしれない。
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「ボッシュが感情を向けていたのはガンダムではなくアムロ・レイ」っていう解釈の切り替え一つでキャラクターが全く別の味わいになるのすごい
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天下の長澤まさみ相手に片腕がでっかいカニバサミになってて頭にペットのサソリ乗っけて高笑いしながら「殺戮パーリィタイムの始まりよォ〜!」みたいなセリフしか言わないバカそのものの存在を演じさせるための交渉を行なった人間がこの世のどこかにいるという事実、無限の勇気を与えてくれる。
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TRPGで気の合う友人を招いてやるGMでは常に「私が見込んだこのPLならばここはこう動いてくれるだろう」という期待と「予想通りになって欲しくない、用意された展開を飛び越えてきて欲しい」という期待がせめぎ合っていて、こういうドキドキした矛盾を抱えている時この遊びを一番楽しんでるなと感じる。
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「どうせ私の暴力が目当てなんでしょ!愛してないくせに!」になり続けているカイドウくん、本当にどこに出しても恥ずかしくない王道を行くメンヘラ。
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9回2アウト大谷対トラウト、漫画でもやらんのよ!!!!!!