本当に福島第一原発港湾内で完全にブロックされているのなら、その近くの海でトライアスロン競技を実施することにしたらどうでしょうか。復興を記念する五輪と言うなら、そこまでやってから、全国民が笑顔で迎えられるオリンピックにするべきでしょう。
「増税とバラマキのスパイラル」「改革なき増税はギリシャへの道」:私が2年前に経産省を辞めた直後から言っていたことが、現実のものに。10%にしても全く焼け石に水。すぐに15%の話が出ます。そして経済対策の名目でまたバラマキ。さらに20%へ。ギリシャやスペインと同じ道です。
汚染水対策はオリンピックのためではありません。10月と12月に控えた東電向け融資の借り換えと追加融資のためです。「国が前面に」というのは「東電はお金を出さない」「国民につけ回しする」。つまり、「東電は破綻させない」「銀行の債権は税金で返すから融資を継続して」という意味です。
遮水壁の工事業者の公募が何と24日に締め切られるそうです。これでは今想定されている業者以外参入できません。何故急ぐのか。国会が始まる前に、契約してしまい、国会で批判されても「もう契約してしまいました」と言うためです。逆に言うと、だから、それまでは国会で審議できないということです。
秘密保護法案の報道されていない問題点:教唆犯処罰が大問題。例えば、安全保障上の機密情報について、記者が、しつこく取材をして、秘密だから出せないと渋っていた官僚の説得に成功してこの官僚が秘密を漏らしたら、その記者が逮捕されるかもしれません。マスコミを萎縮させる効果は絶大です。
秘密保護法案に知る権利や取材の自由を守ると書くと言いますが、そんなことは既に憲法が保障してます。仮に「報道機関の正当な取材活動を阻害しない」と書けば、報道機関とは何か、正当な取材活動とは何かを政府が決めることになり、逆に報道の自由を制約します。今日の報道ステーションでやります。
安倍総理のレトリック:『福島第一』1~4号機は事故直撃で廃止が決まっていましたが、「5号機と6号機を廃炉にしろ」と「胸を張って」指示。その裏の意味は、「『福島第二』原発の1~4号機は動かす」という宣言。「廃炉」という言葉で前向きの印象。実は第二の再稼動を狙う。全部廃炉が当たり前。
汚染水処理対策は全て銀行のため。10月と12月の借り換えと追加融資のために、東電を破綻させない対策を政府は出します。東電が廃炉の決定を今すぐでなく、年内に決めると先送りするのもそのため。これで、国民の税金と電気料金で役所の天下り先の銀行を守ることが決まった。何故国民を犠牲に?
事故直後の2011年4月初めに経産省と国家戦略室に提出した東電の破綻処理案。エコノミスト誌に寄稿しようとしたら、当時の経産省官房長に止められました。理由を質したら答えられず。そこで5月に出版した「日本中枢の崩壊」に掲載しました。今でもそれが使えます。二年前に葬られた遮水壁と同じ。
今日の報道ステーションで、ビデオコメントします。急遽収録しました。安倍総理の福島視察と銀行のための汚染水処理対策について。
福島の現場はギリギリの状況。「汚染水の影響は完全にブロック」との安倍総理の言葉は、それに反する状況を隠さねばという圧力を現場にかける。無理に無理を重ねて犠牲者が出るのが心配。破綻処理して出直しを望む若手社員も多い。できないことはできないと正直に言える環境を作ることが指導者の役割。
「原発 ホワイトアウト」(講談社)が面白い。 著者「若杉冽」は現職キャリア官僚。覆面で書いたのは、今後も現職のまま発信するという宣言。霞ヶ関では犯人探しが始まった。2年前に私が実名で「日本中枢の崩壊」を出した時の経産省との戦いを思い出す。彼の戦いも壮絶なものになるだろう。
原発と消費税の話だったのですが、大竹さんがホワイトアウトを絶賛してましたね。こちらで原発部分を聞けます。youtube.com/watch?v=4L1lF6… @Deuxpeco 大竹まことさんゴールデンラジオ お疲れ様です☆ 『原発ホワイトアウト』Amazonに頼みましたぁ~!
第三の矢の柱、農業の成長戦略が何も出て来ない。 北海道で農家のブランド化を妨げる農協。明日3日の報道ステーションで、カリスマトマト農家の苦難の歴史とラ・ロシェルの石井シェフとの魂のコラボを描きます。和歌山の醤油醸造家の苦悩も。私が去年から追いかけたテーマです。私も出演します。
東電の分社化が議論されている。分社化は破綻処理とは違う。結局は、破綻処理せず銀行の債権を守るということ。国が前に出ると言って税金投入するのと同じまやかしだ。本日19時BS朝日「いま日本は」にコメンテーターとして出演します。新潟県泉田知事も出演。柏崎刈羽再稼動について聞きます。
安倍劇場がまた始まった。骨抜きの国家公務員法改正案。安倍総理・稲田行革大臣=改革派という虚構報道。稲田案は09年甘利行革相時代に私が書いた法案より大後退。TPP、規制改革等でも「改革派安倍vs.自民守旧派」の演出。16日発売のPHP新書「利権の復活 国民のためという詐術」で解説。
特定秘密保護法案の条文を見ました。このままだと、アメリカが出すなと言えば特定秘密になるでしょう。特定秘密の指定は大臣でなく官僚ができる抜け道もあります。違法でない取材活動まで違法とするという宣言も入ってます。本日、報道ステーションに生出演して、この問題にコメントします。
特定秘密保護法案の問題の続き。既に官僚によって恣意的に防衛秘密とされている情報がこの法律により自動的に特定秘密になることも附則に書いてありました。なぜ、マスコミがこの法案に体を張って反対しないのか。新聞を軽減税率の対象にしてもらうまで、安倍政権には逆らえないということですね。
関西の方にお知らせです。明日22日16:50~朝日放送(ABC)「キャスト」で、「原発ホワイトアウト」の覆面作家若杉烈氏のインタビューVTR(もちろん覆面)が放送されます。雑誌等には登場してますが、テレビは初出演です。若杉さん覚悟を決めたのでしょうか。私も出演してコメントします。
驚愕のニュース! asahi.com/articles/SEB20… 全国6海峡をトンネルや橋で結ぶ「海峡横断プロジェクト」。08年に凍結したのに復活の動き。これも「防災・減災」。安倍総理が何と言おうと、自民党は学級崩壊。族議員のやりたい放題。結局消費税は公共事業バラマキに消える。
汚染水危機のさなか、経産省と東電は柏崎刈羽再稼動を諦めません。明日25日(金)21:00~MBS(毎日放送)ラジオに泉田新潟県知事、小出裕章先生と共に生出演します。私の新刊「利権の復活」にも書いた政府と田中原子力規制委員長の泉田叩きに飯島勲内閣参与も参加。泉田知事はどう戦う?
必見!22日のキャスト(朝日放送)の「原発ホワイトアウト」の覆面官僚作家若杉烈氏のテレビ初登場企画が見られます。メインキャスター伊藤史隆さんの力のこもったトークも見もの。 asyura2.com/13/genpatu34/m…
原子力規制委員会の田中委員長が東電の廣瀬社長と会談した。冒頭以外非公開だ。国民に何を隠しているのか。 一方で、新潟県の泉田知事が再三会談を求めているのに、田中委員長は、これを拒否している。規制委員会は国民のために作られたのではなかったのか。
本日午後、公務員改革に関する緊急提言を発表ました。自民党の案が、野党時代に出した案から大幅に後退。さらに天下り拡大策まで入る驚きの内容。官僚のやりたい放題。我々の発表会には自民も含めて46人の国会議員本人が集まりました。今日の報道ステーションでコメントします。
公務員改革とは、公務員バッシングではありません。国民のために働く公務員を抜擢し、逆に、自分たちの利益のため、省益のために働く公務員は、降格できる仕組みに変えるのがポイント。行革も規制改革も成長戦略も公務員改革をやらないと、結局官僚のための政策にすり変えられてしまいます。