犬猫の寿命を数年伸ばせるものの一つに毎日の歯磨きや歯石除去があります。これは生活の質(QOL)の向上と病気(口腔内の疾患や、がん、心臓、腎臓、肝臓疾患)の予防で平均寿命を延ばせます。歯磨きに慣れるには最初は指、そして布、さらにブラシへと進めご褒美を使いながら少しずつゆっくり進めて下さい
犬の散歩で飼主さんが後ろから付いて行く形での散歩は前足の痛みに気付きにくいです。通常の生活で歩行しているときの体重のかかり具合は、前脚に6~7割の加重がかかります。そのため前脚を痛めて頭を上下に振って歩く時は、早めに治療や鎮痛などの処置をしないと、首や良い方の脚を痛めてしまいます。
猫は叱られてもわからないことがあります。トイレの失敗はストレス、病気、体調不良からが多いため、叱ってしまうとかえって悪影響になることがあります。そそうをした場所に猫を連れていって猫を叱っても効果はありません。汚れた所はしっかり拭き取り、続くなら病気の可能性があるので病院に相談を。
犬は散歩中に深い草むらに入ったり、雑草を食べることがありますが、草むらには他の犬の 排泄物やそれらを介して感染する細菌や寄生虫がいる恐れがあります。ダニやノミも草むらで感染します。またドッグランで共有の水飲み場を利用せずに水と器は持っていき、普段からしっかり予防をして下さい。
人は猫を撫でると愛情ホルモンのオキシトシンが分泌され、ストレスや鬱が軽減され、猫がいることで孤独感がなくなり、猫のゴロゴロは神経を落ち着かせ血圧を下げる効果があります。猫の飼主は他の動物を飼ってる人より心臓発作や脳梗塞の確立が低いという研究結果もあります。猫と一緒に楽しいひと時を
犬に玉ねぎが有害なことはご存知だと思います。有害成分は有機チオ硫酸化合物とされ、結果的に赤血球を損傷させ貧血を起こします。玉ねぎの葉っぱを含むすべての部分、すべての形態、粉末、乾燥、生、または調理済みや煮汁にかかわらず、犬に問題を引き起こします。誤食をしたら症状が無くても病院へ。
米国の夢の調査で3歳から6歳までの子供達が見る夢の61%で動物が出てきて、年齢を増すごとにその比率は下がり9歳では36%、14歳では20%、その後は7%にまで下がるそうです。小さな子供ほど動物には興味を持っていて、小さな頃から動物に接していると、子供の成長過程には良い影響を与えるそうです。
病院に通ったら出ている薬が何であるか?実施した血液検査や病理検査などの結果をその都度貰っておくことが大切です。レントゲンや超音波データも必要に応じて出して貰えることが大切です。もし救急時に他病院に行っても情報が有ると無いでは大違いな事が有ります。もしもの時のために確認しましょう。
車でアウトドアに犬を連れて行かれる方は、酔い止め、冷却用の氷等が移動中に必要になります。他の犬猫がいる場所に行くときは、ノミダニの予防、7種以上のワクチンが理想です。サービスエリアやバーベキュー等でゴミの誤食に注意して、ドッグランでは怪我、特に深い傷には破傷風の危険があります。
目ヤニの色に注意して下さい。犬猫の白や黒色、茶色の目ヤニは、通常生理的な目ヤニの色です、やさしく拭き取ってあげてください。乾いてこびりついている場合には、少し湿らせてふやかしてあげると取れやすくなります。ただし、黄色や黄緑色の目ヤニは感染や炎症が疑われますので、ご相談ください。
海に犬を連れて行かれる方は、日影がなく暑いために熱中症にも注意が必要ですが、海に入る犬は海水を舐めて塩分の取り過ぎで中毒を起こすことがいますので、海水を舐めていたり、飲んでしまったらすぐ海からあげて、飲水用の水を携帯しておいて与えて下さい。出た後も身体は洗ってあげてください。
今の時期高齢犬の食事と散歩は朝に重点を置きましょう。一つは朝早くの方が気温が低いこと、明るい朝の方が目が見えにくい子でも沢山の情報が入る事、朝の光は夜昼逆転を起こさないようにする等です。そして胃腸の動きも良いからです。一方夜の散歩と水分摂取は胃腸や水分代謝が良くないので、控えめに
猫は、口内炎や歯周病などの口の中のトラブルが多くみられます。食欲の減退、食べムラが見られたり、口を使った遊びの減少、毛づくろいの回数や頻度が少ない時や、いきなり食べ物に向かって威嚇し、両手で口の中を払いのける時は口の中が痛いというサインです。口臭や体臭が悪化する事も多いです。
犬が高齢になっても散歩を控えたり、遊んであげなかったり、何かを覚えさせるのを止めないでください。歳を取ると寝ている時間が長くなり、散歩も控えめになり、認知症や筋肉の衰え等は進む方向になります。高齢でも、気候の良い時に積極的に散歩に出て遊んであげて老化防止と健康維持をして下さい。
猫では、生まれつき腎臓が小さかったり形が歪な子が時々います。若いうちから血液検査で腎数値が高い場合には、尿検査や腹部超音波検査を行って、腎臓の形態異常がないか検査しておくことが望ましいでしょう。長毛の猫には先天性の多発性嚢胞腎という腎臓疾患がありますので、そのチェックも必要です。
猫は生後6週齢頃までに与えた食事がその後の嗜好性に影響を与えると言われています。これは母親が教えた食餌を安全だと判断して生涯食べ続けるためです。猫を保護施設やブリーダーさんから引き取る時には離乳後のフードを聞いておく事が大切です。また引き取った後は同じフードで1か月以上は維持を。
休みの間に犬と車で移動する方が多いと思いますが、移動中に犬がゼイゼイと呼吸が速くなったら、すぐに休憩を取って下さい。あと少しだからと思わないで下さい。高速の渋滞でそれが起こったら、日差しを遮りお水で首、胸、脇の下を濡らして、エアコンの風を直接当ててください。直ぐに休憩所へ移動を。
犬猫には、体表に触れるリンパ節があります。診察の時は、毎回触診で調べています。悪いもには腫瘍で、その他歯槽膿漏、皮膚炎、怪我などで、その周囲のリンパ節が腫れて触りやすくなります。飼主さんもリンパ節の部位を獣医師に教わり普段から触るようにして大きさをチェックする事はとても大切です。
「猫がイカを食べると腰を抜かす」言いますが、科学的には生の魚介類(特にイカのハラワタ)にチアミナーゼというビタミンB1を分解する酵素が含まれ、摂取するとVB1欠乏症に陥り腰がふらつく症状等が出るからです。犬より猫の方がVB1を多く必要とするので猫はより注意して下さい。加熱すれば大丈夫です。
猫は全身性の病気(がん、腎不全、ホルモン異常など)が始まると体重が減ることが多いです。数十グラム単位での体重減少がある場合でも注意が必要です。8歳を超える猫は3ヶ月に1回ぐらいは体重を測定を行ってください。できれば記録するといいと思います。20g単位での測定が必要です。増加も注意です。
予防のシーズンに定期検診を受けましょう。獣医師に犬猫の身体中を触ってもらってください。しこり、臓器の腫れ、筋肉の状態や口の中などを診て貰い、日頃気になっていることはメモしておいて質問しましょう。症状が出てからでは手遅れのことも多いです。触診でお腹の中の腫瘍を見つける事は多いです。
雨のひどい日は気圧が下がってきますと、犬猫も影響を受るこが有ります。嘔吐・下痢・呼吸器症状・関節の痛みなど様々な症状を起こしますが、特に 注意したいのは発作持ちの子で、気圧の変化が発作の誘引因子になることがあります。風、雷、豪雨そして寒暖差の大きい時期は体調管理に注意して下さい。
湿度と湿度が上がる季節です。首輪、洋服、リボン、オムツは付けっ放しにするだけで、細菌繁殖が起こって皮膚炎を起こす事があります。部屋の中で必要のない時は外しましょう。リボンは短い期間で取り替える。オムツの着用は必要最低限にし、首輪もなるべく洗える物を使用し短期間でつけ替えましょう。
猫を毎日ブラッシングすることはとても大切です。取れる毛の量で体調や老化などの指標になることがあります。高齢や疾患を持った猫は毛づくろいが減り、毛艶が悪くなります。そのためブラッシングをすると、体毛が沢山取れる様になります。ブラッシングで急に抜け毛が増えてきたら検診を受けて下さい。
犬が飼主の留守中にゴミや家具などをめちゃくちゃにして、それを帰宅時に飼主さんが叱って、犬がとぼけていてかわいい動画を見ます。これは犬を留守番させたときに起こる分離不安症の可能性があります。いたずらではなく、精神的な苦痛で起こり犬自身も辛いので繰り返し起こす場合は動物病院へ相談を。