犬は女性の方が好きだという研究があります。その理由は犬の鳴き方や仕草を女性の方が男性より正確に読み取り理解することができるからだそうです。また女性は男性や猫と一緒に寝るより犬と一緒に寝る方がより高い安全安心感と睡眠の快適さを得られることが研究でわかっています。いかがですか#犬#動物
犬猫の緩和ケアは、治療不可能で生命を脅かす状態の動物を可能な限り快適にし一生の終わりに近づくにつれて生活の質を向上させる、もしくは維持させることに重点を置いた獣医療です。痛みや、吐き気等の症状を管理し、可能な限り生活の質を高く保ち伸ばす事に焦点を当てます。fujii-vet.com/guide/ter/
猫は音を聞き取るため耳周辺の30以上の筋肉を利用し180度回転させながら、音を拾う能力を15~20%向上させます。可聴周波数範囲45から64,000Hzです。犬は18の筋肉を使用し、67から45,000Hzを聞きとれます。人間は64から23,000Hzですから猫は高音域のみならず、犬、人より広範囲の音を聞き取ります。
猫は生後 12 週までに社会化が行われます。社会化は子猫が猫、人間など、環境内の他の個体との関係を築くことを学ぶプロセスです。この重要な時期に子猫が適切に社会化されていないと、人や他の動物に対して、または慣れていない状況や環境に対して、恐怖を感じたり、攻撃的になる可能性があります。
湿度と温度が上がってきて、犬の外耳炎が増えています。数種類の系統の菌の感染が多く、耳垢を顕微鏡で調べます。球菌の感染、酵母菌の感染、そして緑膿菌の感染が多く見られます。それぞれ使う薬が違います。治りにくいときは耳垢の培養検査をしてもらって効果の有る抗生物質選択をして貰いましょう。
犬の靴を最近見かけるようになりました。特に高齢犬や脊椎疾患で筋肉が落ちたり、不全麻痺で足を引きずって足先や爪から出血してしまう犬の予防や室内でのフローリングの滑りにより踏ん張れなくなってしまった場合などに滑り止めの足裏シール、靴下や靴は有効です。嫌がる子も多いので、訓練が必要です
2頭目の猫を家に迎える時は、新たに水餌場、トイレ、寝床を用意しましょう。関係を築くのに長い時間がかかります。ほとんどの猫は、新しい猫との友情を育むのに8~12か月かかると言われています。親密な関係になる猫もいれば、距離を置きながら生活する猫もいます。居場所を確保し時間をかけて下さい。
猫も名前を呼んでも犬より反応ば悪いとよく言われます。これは猫の習性上、犬の様に人の指示を待って行動ということがありません。なるべく注意を引くためには女性の様に高い声の方が猫は認識しやすく、長い名前より短い名前の方が覚えやすいので、呼び名はなるべく短くして高い声で呼んでみて下さい。
春の突然の暖かい日で、心臓の悪い子が肺水腫という状態になってしまう事があります。散歩の後に体温上昇しても大量の水を一気に飲ませずに、少しずつ与えて、体自体を直接冷やしてください。心臓の悪い子は、飲んだ水を尿にするために心臓に負担がかかり、肺に水がたまり呼吸困難になる事があります。
猫の年齢を様々な環境要素や平均寿命から考慮すると猫の1歳は人の15歳、1歳半で20歳、2歳で人の24歳です。その後予防等をしている屋内猫は毎年4歳ずつ歳をとり、人のケアの一切無い外猫は8歳ずつ歳を取る計算です。そこから換算して10歳でも屋内猫で56、外猫で88歳になります。屋内飼いをして下さい。
年度に変わりですね。犬猫が使う道具、特に首輪やハーネスのチェックをして、首に食い込んでいたり、金属が出ているなど悪い状態にあるものは、改善が必要です。食器、砂箱、トイレ、おもちゃも壊れていないか?傷がついて不潔になっていないか調べて下さい。爪切り、ブラシ等も変え時です。
犬では口の中に発生する腫瘍が多いです。口腔内の腫瘍を防ぐには、毎日歯磨きをして清潔に保つことと小さなしこりを見つけたら、なるべく早く検査をする事です。早期発見は根治する為にはとても大切です。口の中は常に清潔に保って下さい。歯磨きはとても大切です。痛がる子は早めに診察を受けて下さい
犬猫の皮膚疾患や慢性の下痢、嘔吐などの時に、食べ物のアレルギーの可能性があることを伝えると、飼主さんが「ずっと同じものを食べているからそんなことはない」と言われることがあります。アレルギーは食事に含まれるたんぱく質等に反応して起こります。ちょうど花粉症が突然始まりまるのと同様です
犬をしつけるとき、「待て」「お座り」「来い」等のしつけをするときは、同時にハンドサインを出しましょう。犬はハンドサインにより指示に集中し認知能力を高められます。ハンドサインだけで指示に従うようになれば、声が出せない場面での指示や老犬になって難聴になっても指示を出すことができます。
飼主さんの中には、犬猫の尿が沢山出ているから、腎臓は問題ないと思っている方がいます。腎臓が悪くなり始めると、尿は薄くなり、量は増えてくるのが普通です。尿が薄くなることで、膀胱炎などを繰り返す子も増えてきます。高齢になったら年に4回ぐらいは尿検査を受けてください。特に猫は重要です。
寿命が短い動物は老化が速く進みます。癌の進行スピードや、痛みを持って過ごす時間も数十日であっても我々の数ヶ月に相当して身体にダメージを与えます。日常動物が困っている事、痛い事、歯石での歯周病、耳の痛み、身体の痛みや痒みは放置せず早めに病院へ行き取り除いてあげることが大切です。
精神的な不安やストレスなどから起こる皮膚のなめこわしは、犬では前足の先から手首あたりと、後ろ足の先に起きやすく、猫はお腹周りから、おしり周りに出やすいです。春休みなどでお家に人が多くなってこういった犬猫が増えて来ています。犬猫は睡眠時間が長いため静かな時間を作ってあげて下さい。
猫をこれから飼い始める方、シェルターや里親募集をしている猫で、とても人懐こい同腹の兄弟、姉妹の仔を2頭もらい受けてくることがお勧めです。社会化のできている同腹の仔同士が近くにいて成長すると、色々な環境や状況に対して、順応も早く、トラブルが起こることがとても少なくなります。
高齢動物の麻酔は心配です。高齢だから麻酔が危険と思われがちですが、そうではありません。麻酔リスクは、心肺機能の低下や内蔵の代謝機能の低下といった疾患を持っている場合に高くなります。術前検査を実施して、麻酔前の評価を行うことが大変重要です。麻酔をかける前に十分説明を受けましょう。
犬に手作り食を与えている方で、野菜の栄養や繊維を与えたいと思う方は、なるべくみじん切りや、ミキサーにかけて与えるのが良いです。犬は野菜の細胞壁を消化出来ないため、大きいままで与えても栄養が上手く吸収できません。予めなるべく細かくしておくこと、もしくは加熱し吸収しやすくして下さい。
春の突然の暖かい日で、心臓の悪い子が肺水腫という状態になってしまう事があります。暑がっても、特に夕方は大量の水を一気に飲まさずに、少しだけ与えて、体自体を直接冷やしてください。心臓の悪い子は、飲んだ水を尿にするために心臓に負担がかかり、肺に水がたまり呼吸困難になる事があります。
犬猫がお湯や油で火傷した可能性のある時は、なるべく人同様5から10分冷たい水で火傷部分を冷やし、病院へ。飼主さんは毛皮で病変が確認できず、動物が逃げてその後、食欲もあるので、対処しないことが多いです。しかし1週間後ぐらいに、脱毛病変に気付いて病院を訪れます。初期の対処がとても重要です
春です草花の季節、犬は眼より鼻や耳の情報で世界を感じています。臭いを嗅がせることそして声がけをすることは犬にとって、情報を手に入れるうえで大切で、精神的にも、肉体的にも犬に刺激を与えます。散歩は犬の時間と思ってゆっくりと。声をかけながら土や草の匂いを嗅がせて散歩を楽しんで下さい。
高齢猫に必要なことは、毎日一緒に遊ぶ:頭の老化を遅らせます。高い所に登りやすくなる様に段差をいくつか設ける:筋力低下や関節痛で登れなくなります。トイレの箱を浅いものに変える:またぐのに苦労をして外に失敗の原因になります。爪切り、グルーミング:高齢猫で多いのが、巻き爪と毛玉です。
猫は便秘を起こしやすい動物です。きっかけは様々です。高齢で動きが悪くなった。過去の事故などで骨盤が変形している。脱水する病気がある(慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症など)。関節痛がある。毛づくろいが多い。トイレが汚い。食事をウエットからドライに変更したなどです。早めの対応が必要です。