犬はお家で運動ができているから散歩に行かないという方がいますが、散歩は運動目的以外に、身体への刺激、例えば、車、犬、人そして寒暖の差や日の光に接する事が大切で、ホルモン分泌異常や認知症の防止にも効果的とされています。お散歩コースは何通りか用意し毎日変える事でさらに効果が上がります
暖かく湿度が高くなると、動物の異臭で病気に気付く事も多いです。毎日各部位の臭いを確かめて下さい。耳、目、鼻、口やお尻周り、脇の下、内股など、感染を起こすと臭いが変わります。特に耳、口、足裏、肛門腺は異臭がします。手入れの時に匂いのチェックを忘れずに。臭いと思ったら病院に相談を。
日本では、多くの犬猫はペットショップで購入されていますが、動物飼育の先進国では犬猫を飼おうと考えた時にシェルターを選ぶ方が多くいます。日本でも増えて来ましたが犬猫を飼いたいと思ったらシェルターを検討してみて下さい。春生まれの子や既に成犬猫は相性の良い子に会える可能性もあります。
プロバイオティクスは犬猫にも良い働きをすることが多いです。乳酸菌製剤や発酵食品でもその効果は得られます。毎日、無糖のヨーグルトや乳酸菌製剤を摂ったり、塩分に少ない漬物、納豆、チーズなどを少量摂ることは腸の調子を良くし免疫強化に繋がります。合うものを見つけて、腸活をして下さい。
犬猫の瞳が白くなってきたり、物にぶつかる等が起こったら、視力を確認して下さい。方法は綿の塊を顔の横で上から落とす方法があります。左右から落として両目を確認して下さい。目で追えば問題ありません。左右差があったり、気付かない時がある時は、見えて無いか、衰えがひどい可能性があります。
犬猫の歯を毎日磨く事は大切です。歯や歯茎を守り歯周病を起こさないことで寿命が約15%伸びるといわれてます。無麻酔で歯石除去をしている方がいますが見た目はきれいでも歯を磨かないと歯周病は進み多くの犬が歯を抜かなければいけない状態になってしまいます。毎日の歯磨きと確実な歯周病ケアを。
犬猫の呼吸状態がいつもと違うなぁと感じた場合は、舌の色を確認してください。鮮やかな赤色なら暑いか、興奮しているかですが、レンガ色だったり、青紫の場合は、酸素が欠乏しているか、呼吸が苦しいときがあります。また白っぽくピンク色の時も貧血になっている可能性がありますので、要注意です。
猫が人に慣れるかどうかは、生まれ持った性格とその後の社会化が大切と言われています。生まれ持った性格は父猫からの遺伝で決まります。父猫が人懐こい猫なら人懐こいということです。社会化は生後9週間より前に人間と接する事でうまく行きますので、母猫と一緒の頃から接してないといけません。
犬好きの人はいきなり犬に近づいて撫でたり抱きついたりする事がありますが、それを恐怖と感じてしまう犬がいます。何回もこういった経験をくり返すことで、人に対して、吠えたり、咬んだりする様になる事があります。近づくときは、飼主さんと話し、許可を得て、ゆっくりと低い位置から接しましょう。
猫で長期間の嘔吐や下痢、食欲不振と体重減少を示すような場合は、慢性膵炎の事があります。膵臓は、消化酵素を分泌したり、インスリンを分泌する重要な臓器です。重度の炎症では、糖尿病を併発することがあります。猫では多い病気で、慢性化すると非常に厄介です。定期検診で血液検査を受けて下さい。
人は手触りの良いふわふわの毛を持つ動物やぬいぐるみ、手触りの良い布やタオルなどを撫でて手や肌で触れると喜びや楽しみに関連する脳の左側の活動が活発になるそうです。さらに生きている動物と生活すると幸福感の高まりにつながると言われています。動物達と毎日触れ合って幸せな日々を送って下さい
犬が悪い事をした時に罰を与えてしつける事は効果があまりないと言われています。現在は小さな頃から褒めて伸ばす方法が主流です。良い事をしたら目を見つめてご褒美(おやつやハグ等)を与えて褒めて、飼主さんが幸せだという振舞いをする事です。家族でルールを決めて全員が同様にしつけをして下さい。
雨の日にレインコートを着せて散歩させる方は多いと思います。このコートが脇の下や内またを傷つけると、湿度の高い時期には感染を起こします。我々の靴擦れと同様、少しの距離だと思っても、皮膚炎を起こしたり、皮がむけたりします。おむつやマナーバンドも同様です。チェックをしてあげてください。
猫は夜獲物を獲るため人の1/6の光で十分ですが視力は悪く人の1/10程度です。動体視力は非常に優れており、1秒間に4mm動くものも感知できます。猫と遊ぶときは、暗くしてゆっくり動き、小さなカサカサ音を立て注意を引いて下さい。視覚、聴覚の衰えや活動性が評価できます。異常を感じた時は病院へ。
急な気候の変化や雷、大雨また地震などでも動物は体調を崩します。持病を持っている子はそれが悪化することも少なくありません。下痢嘔吐には、下痢止めや、胃薬などを常備薬として、不安でストレスのかかる子は、精神安定剤などをあらかじめ処方しておいてもらうことで、大事にならない事が多いです。
暖かくなると食欲が落ちる犬は多いですが、呼んだらすぐに反応する?通常通り迎えにくる?散歩の途中で座り込まないか?発情は来ていないか?目やにが増えていないか?便や尿の量、色、質の変化はないか?体重が5%以上減っていないか?毛艶は悪くないか?チェックして気になる点が有れば病院に相談を。
新たに迎い入れた猫が絨毯やソファー等で排尿をしても、これは嫌がらせや、困らせるためでは無いです。叱ってしまうとより悪い結果になります。通常、強いストレスや不安を感じている時に飼主さんの臭いと猫自身の臭いを混ぜる必要があるために排尿します。時間をかけて猫の不安を取り除いて下さい。
犬猫は、飼主との触れ合いが治療に大きな効果をもたらします。病気の時はなるべく一緒にいてあげて撫でたり触ったり抱きしめてあげることが大切です。人間同様に弱っているときは、誰かに支えられている事が免疫力を高め、早く治る事に繋がります。入院中は短い時間でも毎日面会する事をお勧めします。
犬は人間の目を見てアイコンタクトをしてコミュニケーションを取ります。これは人間以外の動物では犬の特徴で、会話と同じです。散歩の時は、犬の視線に注意しながら声をかけて散歩して下さい。ぜひ人間の方も犬との散歩に集中して、犬との会話を楽しんでください。きっと心が通じ合い絆が結ばれます。
人と犬猫の味覚は違い、犬の舌には塩味の味覚が弱いと言われています。そのため塩分の多い食事を与えると、食べてしまうため、心臓や腎臓の悪い子にはよくありません。また猫は甘いものはわかりにくいので、甘い脂肪分の多い生クリームなどを与えると食べますが、糖尿病になる危険性が高くなります。
夜中に猫が鳴く理由は様々ですが、単純にお腹がすいている、水がなくなっているとき、遊び相手が欲しいとき、寝床や砂箱を変更して不安なとき、高齢猫は認知症などで不安なとき、新しく飼い始めた猫なら、不安や寂しさからなどです。病気が原因でなければ、寝る前の触れ合いと遊びを加えてください。
高齢の犬猫は家で寝ていることが多いですが、なるべく遊んであげたり、かまって下さい。今日は天気が良いので犬は散歩を、猫はグルーミングをしてあげて下さい。ある程度の刺激を脳に与える事はとても大切です。今朝のように急に寒くなると水を飲む量が減って軽い脱水症からの体調不良も増えます注意を
最近、雄犬にマナーバンドや雄用のオムツがありますが、長時間付けるのは良くありません。通常、雄ではなりにくい泌尿器感染症や膀胱炎になる子が増えています。雌犬のオムツも同様です。必要な時だけの装着して下さい。家で排便排尿のトレーニングをして、外ではお散歩だけの訓練をするのも良いです。
動物も高齢化が進んでいると言われていますが、2頭目を考えた事はありますか?同居の犬猫が増える事で先住の子は病気や認知症になりにくくなり、食欲や元気が増す様です。ライバルができ毎日の生活に張りが出る様です。10才を過ぎたら、保護施設等からの新たな子を迎える事も考えてみて下さい。
雨のひどい日は気圧が下がってきますと、犬猫も影響を受るこが有ります。嘔吐・下痢・呼吸器症状・関節の痛みなど様々な症状を起こしますが、特に 注意したいのは発作持ちの子で、気圧の変化が発作の誘引因子になることがあります。風、雷、豪雨そしてこれからの雨の時期は体調管理に注意して下さい。