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音楽家・朗読家の
吉田菊子さん制作
コラボ曲第三弾
紺碧&ゆきかの詞「風便り」がフォーク調で本日YouTuberに
公開されました。
是非、聴いて頂きたく思います。
なお、PDFファイル形式で楽譜が販売されています。
@YoshidaKikuko
でDMにお問い合わせ下さい。
youtu.be/u7q2e4S_Pto
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「林檎色」
夕焼け空の 赤い色
恋したあの子と
同じ色
北国育ちじゃ
なかったが
あの子は初な 林檎色
夕焼け空を 眺めれば
あの子の微笑み
見えて来る
恥じらう横顔
片えくぼ
遠いあの日の 林檎色
夕焼け空は 空焦がし
あの日のように
村染める
遠いあの子の
恋の色
今も何処かで 林檎色
#歌詞紺碧
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「晩夏」
森の木立は 風に揺れ
旅立つ夏に
サヤサヤと
ともに行くのか
法師蝉
空には夏と 秋の雲
何方の声か 古里の
歌が流れる
丘の上
帰らぬ君の
囁きも
歌って欲しい 行く夏に
君は何処ぞ 空の果て
待つ当もなく
陽は落ちて
軒端の燈
君恋ひて
夏の名残の 夕べかな
夏の名残の夕べかな
#詩紺碧
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「星空に泪」
私永遠に 生きたいと
言ってた君は
なぜ死んだ
美人薄命と
言うけれど
数奇な運命 君までも
あの日嵐が 来なければ
あの日あの道
避けてれば
今頃君は
しあわせに
星空眺めて 僕のそば
儘にならない 運命に
翻弄されて
星となり
見つめているのか
僕のこと
瞬きながら 何年も
#詩紺碧
55
「夏草の径」
君と歩けばそよ風が
木立をサヤサヤ
撫でていく
円らな瞳を輝かせ
見上げる君の
その頬に
緑の木漏れ日降り注ぐ
逢いたい時には草笛を
吹けば笑顔で
駆けて来る
麦わら帽子の似合う君
蜻蛉が後おう
草の径
隣の僕を知らぬ気に
夏日の中の初恋は
日差しに焦げて
小麦色
#歌詞紺碧
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@yukika112233 「夜空・恋」
夜空は寂しく暗いけど
星は瞬き
月冴へる
もしも恋する
君ならば
何れに願いを託すだろう
幾億輝く銀河から
流れて消ゆる
星の数
悲しみ背負い
瞬いて
欠片を残すか 恋の星
月の女神やかぐや姫
神話や語りは
あるけれど
君の恋ほど
燃えたやら
見上げて思う夏夜空
#返詩紺碧
57
「君恋ひて」
君が帰って来た様な
そんなに気がして
窓を開け
外を眺めては
見たけれど
君は帰らぬ里の夏
里の稲田はサワサワと
風に靡いて
綺麗だと
言っても君には
届かない
夏のむなしき独り言
蝉は時雨て鳴くけれど
君は泣かぬか
里恋ひて
あれから何年
時は過ぎ
もはや僕さえ忘れたか
#詩紺碧