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戦争についてのろのろと勉強してきた私でも、それを実際に体験した人が「戦争は絶対にいけない」と言う時の同じ強さでそれを思うことができないのに、戦争についてそれを知らないか、まるで遊びのような軽薄さで考えている政治家や評論家が安全保障や軍事について語るのは、本当に嫌悪感を覚えます。
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ファシズムが進行しつつある社会で、「中立」を装い、状況に関わることなく、評論家でいつづけるのは、ファシズムに加担することに他なりません。その事は現代史から学ぶべき最重要の事で、繰り返し思い起こすべき事実だと思います。
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かつて学校は、世界は想像以上に広く、人生は奥深い、ということを学ぶ場所でしたが、今はそのまったく逆で、世界を狭くし、人生を平板化する場所になってしまっているのではないでしょうか。
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NHKの報道です。花角知事は新潟県の宝とも言える原発検証委員会をしっかりやっていないのではないのか、前知事の米山隆一さんが文書開示請求をしました。
www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/…
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世の中が悪くなればなるほど、与党や政府のへ支持が高まるというこの国の最大の不思議について、政治学者や社会学者、あるいは精神病理学者は、全力でその理由に答える必要があるように思います。
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原発は定期的な過酷事故というリスクを抱えています。滅多にありませんが、一度起こればすべてが根底から破壊されます。そういう類のリスクです。しかも今や戦争やテロで人為的な攻撃対象にもなります。今、新潟県民が決断できなければ、新潟だけでなく、この国も奈落の底へと突き進んでいくでしょう。
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今日、米山隆一前知事が、情報公開請求に基づいて公開された資料を基に、記者会見を行いました。残念ですが、花角現知事は、これまで原発の検証をまったくまじめに取り組んでこなかった、ということが明らかとなりました。「検証をしっかりやる」なんて、県民を欺いていることになります。
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今回の新潟県知事選挙。2人に1人も選挙に行きませんでした。残念ながら原発問題も、県の経済地盤沈下問題も、十分な争点になりませんでした。県民は内容が曖昧なまま、いわばただなんとなく、2期目の権力を花角(自民)県政に与えたことになります。しかし、約3人に1人は、現職にNOを突きつけました。
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メディアや評論家は、勝因は何か、敗因は何か、なんてあいかわらず厚みのない表面的な情報を流しているだけですが、選挙も政治も、そして民主主義も、実際に参加してナンボです。今回の新潟県知事選の最大の意義は、最低限の「民主主義」が、一人の勇気ある女性によって守られたということにあります。
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新潟の市民と野党の共闘、余計な障壁が次第に取れて、ようやく実体をともなってきたようです。やっと森さんの勝機が見えてきました。
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今日欧州から帰ってきたばかりで体内時計が壊れていたので、偶然深夜テレビをつけ、何年かぶりに「朝まで生テレビ」を観てしまったのですが、司会の田原さんの劣化もさることながら、内容の酷さに呆れ、途中で消してしまいました。特にあの「国際政治学者」という人、その肩書きも含めてやめてほしい。
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モリトモ、カケ、桜をみる会、安保法制、国葬、統一教会…。次々と過ぎゆくニュース。しかし、これらは個々別々の出来事ではなく、共通の人物と共通の論理に基づいています。そしてその人物が故人となった後も、引き続きこの国の未来を食い潰し続けています。全て忘れずに検証し続ける必要があります。
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「勝ち目があるかどうか?」そんなことよりも、「どちらが正しく、理に適っているのか」、「未来の世代に恥ずかしくない選択なのかどうか」が重要です。ただ目の前の大きなものに巻かれればいいという、思考停止と惰性こそ、最大のリスクなのです。
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新潟市長選。自民=現職市長陣営は、投票率を30%台と読んでいるそうです。もしそうなら、確かに利益と義理としがらみで結びついている組織型選挙が勝利するでしょう。しかし、投票率がその倍の60%台になれば、勝負はわからなくなります。つまり、ここ新潟でも「民主主義」が試されているのです。
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新潟市長選。立憲民主党 米山隆一衆議院議員より、すずき映(すずき えい)候補に熱い応援メッセージが届きました! これで立憲民主党・社民党・共産党・れいわ新選組・新社会党・緑の党すべての党からの応援が実現しました。新潟の野党共闘はまだ死んでいません。
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今日、駅前で、「拉致被害者を取り戻すためには軍備増強を!」と大音量で叫ぶ右翼の街宣車に出会い、気持ちが落ち込んだのですが、その周りにいた制服姿の男たち、その屈強な身体に不釣り合いな子どものような眼をした男たちを見て、さらに救いようのない気持ちになりました。…教育の敗北。
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「教え子(子どもたち)を、ふたたび戦場に送るな」という呼びかけが、また切実な意味をもつ時代になりました。この国の教職員のみなさんも、まさに今奮起する時ではないか、と素朴に思います。
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2015年の安保法制の強行採決は、この国の立憲主義のタガをはずしてしまいましたが、2022年の閣議決定による安保政策の大転換(軍事大国化)は、本当にこの国を核心から歪めてしまいます。この戦後平和主義の死刑宣告に対して、国民はまだその危険性に気づいていません。「2023年安保」。さもなくば死。
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私も末席に参加させていただいていますが、国際政治学者、安全保障研究者も立ち上がりましょう。市民・専門家・政治家などが一体となって、今、政府の間違った針路を正さなければなりません。
tokyo-np.co.jp/article/220153
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電気代を上げるぞと脅して原発を稼働させる。中国が脅威だと脅して防衛費を倍増する。どちらも少し良く考えると論理の大飛躍があるのですが、毎日の生活に追われて、思考停止に陥っている国民にはアピールするという図式です。目を覆うひどさ。
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やっぱりそうなんですね。逆に言えば、この国の今のテレビに出続けられる人というのは、(芸人としてはいざ知らず)言論人としてはヘタレか、さらには権力の太鼓持ちに過ぎないということなのでしょう。テレビ業界にも気骨がある人はまだ少なからずいるはずなのですが…。本当にひどい国になりました。 twitter.com/aritayoshifu/s…
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