26
今日は名人戦第2局対稲葉八段戦。序盤の構想が難しい将棋で、封じ手のあたりは将来の桂頭攻めが気になることもあり、自信はありませんでした。銀交換になり、攻めはとりあえず繋がるかたちになったでしょうか。飛車を取ったあたりではっきり良くなった気がします。また頑張ります。
27
電王戦第2局対ポナンザ戦。敗因不明の1局でした。自分の持てる力を出し切った上で、ポナンザにその上を行かれたと思います。ご声援、ご期待に応えられず残念ですが、内容に悔いはありません。この経験を糧に、これからも上を目指して頑張ります。ありがとうございました。
28
これで電王戦も最後となりました。ご覧いただいたファンの皆さま、関係者の皆さま、どうもありがとうございました。そして対局終了後、叡王戦がタイトル戦に変更されるのを知りました。タイトル戦が増えるのは心から嬉しいことです。良い意味で大きな驚きでした。今後とも、よろしくお願いいたします。
29
名人戦第6局対稲葉八段戦。相掛かりになり、相手にだけ飛車先の歩を交換される将棋に。封じ手のところは、実際の形勢はわかりませんがかなり苦しいと感じていました。その後はゆっくりした展開になり、少し持ち直したでしょうか。ただ、61手目▲75歩を軽視し、再び主導権を握られてしまいました。
30
対して△62桂と自陣桂で受けます。その後、69手目▲64桂で▲95歩なら後手の対処も難しかったようです。76手目△74桂まで進み、持ち堪えた格好になりました。以降も大変でしたが、徐々にリードを広げることができたでしょうか。最後は自陣に打った桂が全て捌け、勝ち切ることができました。
31
これで4勝2敗となり、名人を防衛することができました。今シリーズは黒星が先行する展開で苦しかったですが、星の差を広げられずに持ち堪えられたのは良かったです。皆さまの応援がとても励みになり、最後は防衛という結果を残すことができました。ありがとうございました。これからも頑張ります。
32
この度、GQ MEN OF THE YEAR 2017 ブーム賞を受賞しました。素晴らしい賞をいただきとても嬉しいです。藤井フィーバーや「ひふみん」の愛称で知られる加藤一二三(ひふみ)九段の活躍など、将棋界全体に対していただいた部分が大きいと思っています。僕自身も、これを励みに今後も頑張ります! twitter.com/GQJAPAN/status…
33
家庭画報新年号で将棋のことを大きく取り上げていただいています。僕も取材を受け、記事にしていただきました。将棋盤&駒セットもついており、これを使って遊ぶための基本的な解説もしています。もうすぐ発売ですので、ぜひよろしくお願いします! twitter.com/KATEIGAHO/stat…
34
朝日杯藤井四段戦。序盤は28に歩を打たせて主張が通ったかに見えましたが、その後の構想が難しかったです。52手目△14歩では△25桂も考えたのですが▲同桂△同飛▲37桂に(1)△75飛と回れない(▲97角の筋がある)ので断念。ただ、(2)△24飛としておくのはあったかもしれません。
35
実戦も難しい展開ですが、厚みを築かれて少しずつ苦しくなりました。74手目△55歩では△24金のほうが粘りがあったと思いますが、やはりそれでも形勢は悪そうです。以降も的確に指され勝ちきられました。また頑張ります。
36
今日が誕生日で30歳になりました。少し不思議な感じがしますが笑、健康で幸せな状態で30代を迎えられたことが嬉しいです。皆さまからの応援をいつも励みにしていますし、コメントやお手紙を楽しく読ませていただいています。これからも上を目指して頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
37
gqjapan.jp/fashion/news/2…
エトロのネクタイは愛用していて、この対談のお話をいただいたときは嬉しい驚きでした。エトロさんは豊かな見識をお持ちでありつつとても朗らかな方で、お話ししていて楽しかったですしエキサイティングでもありました。
38
page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f25… page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x52…
現在、Yahoo! JAPANさまにて将棋連盟公式の熊本応援チャリティーオークションが開催中です。こちらに以前使用していた駒と帽子を出品させていただきました。どうぞよろしくお願いします。
39
kateigaho.com/love/interview… 「家庭画報」4月号の「今、輝く男性が着るパリ&ミラノコレクション」に出させていただきましたが、その番外編が公開されました。ご一読いただけると幸いです。
40
名人戦第1局羽生竜王戦。序盤から激しい戦いになりました。43手目▲64歩のあたりは、形勢は難解だと思いますが自玉の玉頭に手を付けられ実戦的にはまとめるのが大変なのかもしれません。46手目△65桂には▲58銀も有力ですが実戦は▲38玉。これには本譜のように馬を切って62手目△57馬まで進みます。
41
ここで▲48銀と打たれた局面がまた難しかったです。△48馬から△68角も有力だったようですが、▲36銀に対して攻め切らないといけないのでこれはこれで大変そうです。本譜は一旦受けに回りましたが、77手目▲81飛が厳しかったです。ここは▲64桂だと、△42玉〜△34歩と脱出路を開けて難しくなります。
42
77手目▲81飛以降は少し足りないと思います。ただそうなると、はっきりした敗因はすぐにはわからないという感じです。序盤から非常に難解な局面が続いた中では良く指せたほうかと思いますが、勝ちという結果にまでは至りませんでした。また頑張ります。
43
名人戦第2局羽生竜王戦。序盤から互いに手が難しい展開でした。こちらは居玉の時間が長く、攻められる筋には常に気を遣いました。47手目▲35歩あたりから反撃に。自陣の態勢も整ってはいませんでしたが、待つと仕掛けのタイミングを逸するという判断です。結果的にはこれが良かったのかもしれません。
44
終盤も△36桂の筋が想像以上に厳しく、自玉の詰みの変化もかなり出てきました。ひとつひとつ読むのは大変でしたが、最後までやり切れて良かったです。また頑張ります。
45
名人戦第3局羽生竜王戦。非常に難解な中盤戦でした。68手目△94歩から攻めましたがあまり成果があがらず、良くなかったと思います。ただこの局面は指したい手がありませんでした。△42金右、△63金なども考えましたが、将来▲26桂を打たれた時に逆に祟る形になるのでやりづらかったです。
46
とはいえ、そういった手で我慢するしかなかったかもしれません。先手も具体的な指し方は難しいはずですので。本譜は84手目△57歩がはっきりした敗着になりました。劣勢を自覚し紛れを求めた意味もありましたが、実戦は一直線で負け筋に。悪いながらも単に△76歩としておくしかありませんでした。
47
本譜は予期していたこととはいえ34の桂が絶大な攻撃力を発揮する展開になってしまいました。終盤戦が競り合いにならなかったのは残念ですが、中盤戦は非常に濃密な戦いで勉強になりました。また頑張ります。
48
名人戦第4局羽生竜王戦。横歩取りで激しい展開に。52手目△72金に対してはゆっくり指したい気もしたのですが、具体的な手がわかりませんでした。本譜の▲22歩成〜▲32角の順はリスクも高いので決断を要しましたが、結果的には良かった気がしています。58手目△13桂のところも難所でした。
49
ここは▲23歩のように攻める手もあるのですが、本譜は飛車を使わせて手を封じる方針です。以下はずっと神経を使う展開でしたが、79手目▲67銀で玉形が安定し、攻めも切れない形なので勝ちを意識しました。地元での名人戦開催は感慨深いですし、いい結果を出せて嬉しいです。また頑張ります。
50
名人戦第5局羽生竜王戦。横歩取りのひねり飛車模様になりました。中盤は玉が露出して怖い格好でしたが、60手目△26歩から踏み込んでいったのがよかった気がします。ここは△62玉との比較でしたが、▲36飛で先手の飛車が使える展開になってきます。