はやぶさが遺してくれたものはたくさんあります。 太陽系誕生の秘密を解き明かす鍵の一本を、はやぶさ2に繋がる技術を、道徳の教材になるようなスタッフの生き様を・・・挙げればもっとあると思います。 (IES兄)
リエントリーカプセルがオーストラリアの大地に向かい、「はやぶさ」が地球の大気に還ったあの時から、もうすぐ9年になります。 多くの人が彼のことを話題にしているのを目にして、心が温かくなります。嬉しいですね。 今年もやりましょう。みなさん飲み物の準備は良いですか? (IES兄)
もうすぐ、9年前に「はやぶさ」が地球に帰還した時刻になります。 来年末には、「はやぶさ2」も・・・ 写真は、着地した「はやぶさ」のカプセルとパラシュートです。
6月13日「はやぶさの日」に、「はやぶさ2」のPPTD-TM1Bの運用が無事に終わりました。2回目のタッチダウン(PPTD)を行うかどうかはまだ決まっていませんが、PPTD前に行う重要な運用はこれですべて終了です。今後、PPTD実行の可能性について検討を続けます。
【PPTD-TM1B】6月13日、20:00 (JST)、シフト5終了のブリーフィングが行われました。これで今回の低高度降下観測運用PPTD-TM1Bのシフトは終了です。引き続き、通常運用に移行します。 今回も温かい応援、どうもありがとうございました。
【PPTD-TM1B】シフトが組まれるような24時間運用の場合には、管制室の外の廊下のすみに、コーヒー・お菓子のコーナーの「スナック乙姫」が設置されます。写真は今日の「スナック乙姫」のようすです。 さらに知りたい方はISASニュース2019年4月号のp.7をご覧ください。 isas.jaxa.jp/outreach/isas_…
【PPTD-TM1B】6月13日、11:54 (JST)、gate5のチェックが行われ、引き続き探査機・地上系ともに正常であることが確認されました。今回の運用の最低高度は、速報値で9m(11:06 JST 地上時刻)です。
【PPTD-TM1B】6月13日、11:41 (JST)、小惑星離脱の加速が行われ、探査機はホームポジションに向かう軌道に乗りました。今回の運用は成功です。津田プロマネから成功宣言があり、管制室内に拍手が起こりました。
【PPTD-TM1B】6月13日、10:41 (JST)に受信された画像です。このときの探査機高度はおおよそ80mです。
【PPTD-TM1B】6月13日、11:07 (JST)、探査機は上昇に転じました。
【PPTD-TM1B】6月13日、10:58 (JST)、ホバリングから降下を開始しました。降下速度は2cm/sほどです。
【PPTD-TM1B】6月13日、10:49 (JST)、高度約35mでホバリング状態になりました。
【PPTD-TM1B】6月13日、10:09 (JST) に受信された画像です。画像の左端から探査機の影が見えてきました。
【PPTD-TM1B】6月13日、09:40 (JST) に受信された画像です。画像の中央付近の大きな岩がカタフォ岩塊です。リュウグウの経度の原点になります。また、左に見えてきた窪地がコロボッククレーターです。カタフォはアメリカのケイジャン民話から、コロボックはロシアの物語からとられています。
【PPTD-TM1B】6月13日、09:16 (JST)、「探査機高度が600mを切りました」という津田プロマネからのアナウンスが管制室に流れました。引き続き、落ち着いた雰囲気の中で運用が続いています。
【PPTD-TM1B】6月13日、08:39 (JST) に受信された画像です。画像中央、赤道リッジ(リュウジン尾根)のすぐ下がモモタロウクレーターです。その下に接しているくぼみがキビダンゴクレーターになります。キビダンゴクレーターの直径は約130m。左上に見えてきたくぼみがサンドリヨンクレーターです。
【PPTD-TM1B】6月13日、08:10 (JST) に受信された画像です。ウラシマクレーターが右に移動して、モモタロウクレーターが見えてきました。モモタロウクレーターの直径は190mほどです。ちなみにキンタロウクレーターは、170mくらいです。
【PPTD-TM1B】6月13日、07:12 (JST)に受信された画像です。キンタロウクレーターが右の方に移動して、左から大きなウラシマクレーターがはっきりと見えてきました。ウラシマクレーターの直径は、約290mです。もう何回も見た風景ですが、何回見ても不思議です。
今日、6月13日は「はやぶさの日」。9年前の2010年6月13日、午後11時21分(現地時間)、「はやぶさ」がオーストラリアに戻ってきました。「はやぶさ」本体は上空で光の帯となって消えてしまいましたが、カプセルは無事に帰還しました。写真は、今朝のJAXA相模原キャンパスです。すがすがしい朝です。
【PPTD-TM1B】6月13日、06:14 (JST)に受信された画像です。このときの探査機の高度はおおよそ1800mです。中央に見えるくぼみがキンタロウクレーターです。1回目のタッチダウンの位置(たまてばこ)は、この画像で右端の方になります。
【PPTD-TM1B】6月12日、22:28 (JST)、gate2の確認が行われました。探査機の降下速度が約10cm/sに減速されたことが確認され、探査機・地上系ともに正常であることも確認されました。探査機の降下はこのまま継続されます。
ちなみに、チタン製リュウグウの隣にある黒い小さいだるまは、「DCAM3成功祈願だるま」です。衝突装置運用でDCAM3による撮影が成功しましたので、両目が入っています。
近畿大学からチタン製のリュウグウ形状モデルを寄贈していただきました。これは、近畿大学次世代基盤技術研究所の京極秀樹教授、米原牧子研究員、工学部の道上達広教授によって製作されたものです。チタン製のモデルは初めてですが、すばらしいですね。ありがとうございました。>近畿大学の皆さま
(すみません、さきほどのアドレスは英語版でした。日本語版はこちらです) 【PPTD-TM1B】今回も航法画像の配信を開始しました。 hayabusa2.jaxa.jp/galleries/onc/… この画像は、6月12日 15:21(日本時間)に受信された航法画像です。
【PPTD-TM1B】 web記事にて、PPTD-TM1B運用の内容を紹介します。 hayabusa2.jaxa.jp/topics/2019061…