弥生美術館学芸員の編集による『奇想の国の麗人たち』が刊行されました。日本人が長年語り継いできた伝説や古典文学を、その物語にまつわる絵画とともに紹介。「源氏物語」「安珍清姫伝説」等の場面やイメージを描いた絵巻、浮世絵、明治から昭和に出版された挿絵、現代の絵画など。河出書房新社2090円
現在開催中の「夢二に学ぶ、恋のいろは」の関連書籍『命短し恋せよ乙女』(2017年刊)を販売しています。夢二、徳田秋声、松井須磨子、宮崎白蓮等、大正時代に世間を騒がせた恋愛事件の数々は、女性の生き方や結婚制度にも問題を投げかけました。会場では、他に大杉栄、久米正雄の恋愛事件も紹介。
徳田秋聲は、ゲームとアニメ「文豪とアルケミスト」に登場し、来年は生誕150年を迎える注目の小説家☆ 生まれ故郷・金沢に建つ徳田秋聲記念館 (kanazawa-museum.jp/shusei/)は、ひがし茶屋街からも程近く、浅野川沿いにある風雅な施設。秋聲の世界を存分に堪能できます。 #来年は花袋秋聲生誕150年です
新刊『奇想の国の麗人たち』の「日本の古典はボーイズラブの宝庫」という章では、中世稚児絵巻や江戸時代の男色恋愛小説を紹介。男性同性愛文学がこれほど盛んな国は日本以外にありません。八百万の神への信仰が,価値観の多様性を生んだのでしょうか。画像は高畠華宵「秋夜長物語」。展覧会は10/31より
カフェ港やの新メニュー「柚子乙女ソーダ」(500円) 竹久夢二ゆかりの地の一つ、金沢・湯涌温泉。地元の湯涌街道は〈ゆず街道〉と称されています。 柚子風味の金沢地サイダーを、金粉をあしらった爽やかなクラッシュゼリーと一緒にお召し上がりください。 サイダーはお土産にもどうぞ🥰1本400円です。
本『奇想の国の麗人たち』より「安珍清姫」を二図。平安時代、旅僧・安珍に一目ぼれして追う清姫は次第に身体が蛇となる。女犯を恐れる男、愛を執着と憎しみに変える女。男女のすれ違いは1000年経っても変わらない。画像は中世絵巻(国会図書館蔵,参考)と、現代の画家 #加藤美紀 の清姫。展示10/31~
弥生美術館「水森亜土展」では、〈亜土さん自身が欲しくて、自ら作ってしまった亜土グッズ〉も展示しています。 その代表格が〈セーラー服柄Tシャツ〉。 セーラー服に憧れながらも、学生時代には着る機会がなかった亜土さん。 大人になってから念願を叶えました。 素材や型にこだわった逸品です。✨
\9月16日🎂竹久夢二の誕生日/ 1884年(明治17)、竹久茂次郎(本名:もじろう)は岡山で生まれました。 今から136年前、1884年の出来事をちらっと紹介♪東京で大学ノートが発売。バリカンの輸入で丸刈りが普及。エクレアが日本で初めて製造されたそうです!【『明治・大正家庭史年表』より】
弥生美術館のカフェ港やでは「奇想の国の麗人たち」期間限定で[卑弥呼のティータイム]をご用意。古代女王・卑弥呼は魔力を持つ果実として桃を用いて祈祷を行い、不老長寿を願った。[いつまでも若く美しく]古代から変わらぬ人々の願いをこめ、桃の他ドライフルーツに紅茶を注ぐ[食べる紅茶]です。550円
【開催中の展覧会】 弥生美術館 「奇想の国の麗人たち ~絵で見る日本のあやしい話~」 竹久夢二美術館 「夢二が愛した日本 ― 桜さく国のボヘミアン ―」 会期:2020/10/31~2021/1/31 ⚠️オンラインによる事前予約(日時指定)が必要です。詳しくは当館HPをご覧ください→yayoi-yumeji-museum.jp
\竹久夢二美術館 開館30周年/ 1990年11月3日に開館した小さな私設の館は、皆様の温かいご支援のお蔭をもちまして30周年を迎えることが出来ました。心より感謝申し上げます。 これからも夢二の美を追求し、展示やSNSでその魅力を発信しますので、今後ともお引き立ての程よろしくお願いいたします。
狐や鳥が女に化けて人と結婚するという話は日本に多くあるが、西洋には少ない。そして日本では[もとは動物が人間に変身する]が、西洋の場合は[人間が魔法によって姿を変えられて動物になる]と、パターンが逆だそう。画像は[奇想の国の麗人たち]より玉井徳太郎[蛇性の婬] 予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
紫式部は[源氏物語]に男女の愛欲を描き人々を惑わせた罪により地獄に堕ちたが、小野小町の父・小野篁にとりなされて救われたという。彼は毎晩井戸を伝って冥界に通い、閻魔王の裁きを手伝っていたのだ。画像は展示中の[紫式部妄語地獄]と、[融通念仏縁起]に描かれた閻魔 予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
画像は展示中の右田年英画[紅葉狩]。信州の伝説に残る紅葉(もみじ)という名の鬼女。紅葉は妖術使いで、気の進まぬ結婚を迫られた時、秘術によって自分そっくりの美女を作り、身代わりに結婚させた。クローン人間のような発想が、古くからの伝説にあるのが興味深い。 予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
11月15日は #着物の日 👘 ファッション性の高さも竹久夢二の特徴。当時の女性のおしゃれの手本ともなりました。 実際の浴衣や帯、半襟をデザインし販売したことも。 また「日本の着物は女の感情の微影までを伝へ表はす」という考えも持っており、人物の内面も伝えうるものとして描いていたようです。
着物コレクター・田中翼氏ご提供の着物3点を展示中。その1点は「玉藻の前」を描いた留袖。玉藻の前の正体は九尾の狐。3000年にわたって転生を繰り返しながら、中国、インド、日本3国の王を惑わした魔性の女。着物の文様にするほど、日本人の生活は伝説に密着していた。予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
昨日掲載した着物は[玉藻の前]ではなく[葛の葉]とのご指摘をいただき、調べましたところ、確かに[葛の葉]でした。お詫びして訂正します。本日の画像2点は間違いなく[玉藻の前]で展示中(橘小夢/画)。御簾に映る影は狐。モノクロの方は狐の姿(九尾)に戻ってくつろぐ玉藻。予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/ twitter.com/yayoi_yumeji/s…
宝塚歌劇宙組公演で竹久夢二を題材にした公演「夢千鳥」が発表されました! 主演は夢二と同郷の和希そらさん。また演出家の栗田優香先生のデビュー作ということで、どんなストーリーになるのか、とても楽しみです! 竹久夢二をよく知らない…という方も、この機会にぜひ夢二に触れてみてください。
某漫画の影響で着物の柄が注目されていると耳にしました。 着物や大正時代に興味を持った方には、当館学芸員が編集した👇の本がおススメです! 市松や麻の葉など文様ごとにもご紹介しています👘 📕『アンティーク着物万華鏡』→kawade.co.jp/np/isbn/978430… 📕『長襦袢の魅力』→kawade.co.jp/np/isbn/978430…
「田渕由美子展 ~1970’s『りぼん』おとめちっく♡メモリー~」開催🌼 今年デビュー50周年を迎えた田渕先生の初めての展覧会✨ 『りぼん』時代の作品を中心に、初期から『YOU』などの後期作品まで、貴重な原画を一挙公開🍀 会期は2021年2月6 日(土)~5月30日(日)です🍎 お楽しみに♡ #田渕由美子
東京国立近代美術館で来年「あやしい絵」展が開催される。チラシ画像の橘小夢「安珍と清姫」は当館からの出品。 耽美の代表とされる小夢だが、一方ユーモラスな面も。「佐賀の化猫」は踊る猫たちのしぐさが、愉快で可愛い。現在「奇想の国の麗人たち」展に展示中。 展示予約➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
女装して敵を討ちとったという剣豪の逸話が、いくつかある。敵の目をごまかすためは勿論だが、男女両性を具有することは、常人を超えるパワーを身につけることでもあった。画像は「南総里見八犬伝」の犬坂毛野(伊藤彦造画)と、被衣(かつぎ)姿の義経(井川洗厓画) 展示➡e-tix.jp/yayoi-yumeji/
大正4年(1915)、105年前に竹久夢二が描いたクリスマスの様子🎄 素敵なおもちゃに囲まれ楽しそうな子供たち。 ちょっとドロボウのようにも見えてしまうサンタさんにも注目です🎅 こちらの雑誌は現在展示中です。 #クリスマス #クリスマスイブ
🎌企画展初日🎌 本日(2/11)より開催です! ◆弥生美術館「田渕由美子展」 ◆竹久夢二美術館「夢二デザイン1910ー1930」 ご来館はオンラインによる事前予約をお願いします➡️yayoi-yumeji-museum.jp #田渕由美子展 #夢二デザイン1910ー1930
【開催中の展覧会】2/11(木祝)~6/6(日) ◆弥生美術館「田渕由美子展」 ◆竹久夢二美術館「夢二デザイン1910ー1930」 ご来館はオンラインによる事前予約をお願いします➡️yayoi-yumeji-museum.jp #田渕由美子展 #夢二デザイン1910ー1930