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梅棹忠夫の本を読んでいたら、「整理の極意は使ったものを元あった場所に戻すこと」と書いてあった。彼がそれを実行できていたかはさておき、これ、ぼくにはできない。どこにあったか、すぐわからなくなる。難易度が高すぎる。
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学術研究になじんでいない学部学生に対して教員が自分の教条主義的思想を、あたかも正統な学術的原理であるかのように教え込むのは「アカデミック・インプリンティング」と揶揄されている。学問のふりをした刷り込み。まあ、洗脳だわな。そういう学問分野は縮小再生産の一途をたどる。
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→もうひとつこの件では、国立大学法人化以降の選択と集中による多額の研究費を少数の研究者に投下する方針が、松沢さんの強烈な自我が暴走する環境を用意したことを指摘しておきたい。選択と集中が直接の原因ではないが、増悪要因ではあった。霊長研解体は日本の科学技術政策の失敗の象徴なのだと思う
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こちら、賛同よろしくお願いします!→京都大学総長湊長博さま: 京都大学は霊長類研究所の解体をやめてください! chng.it/FmXnQy6G @change_jpより
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日本の大学院はキャリアパスとしての研究者を特別視しすぎていると思う。大学院で学んだことを活かす道は研究者だけではないし、研究者ばかり養成したって学術研究は成り立たない。選手だけでスポーツが成り立たないのと同じ。学術研究を支援し応援してくれる人をもっと増やさないと。
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これがアウトでないと思ってる人は、データの帰属先に関する意識が希薄なのか、学生に対する人権意識が希薄なのか、あるいはその両方なのか。いずれにせよ良くない。
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科学研究における古典の重要性とか、どなたか議論していないものか。科学史や科学哲学ではなく、最先端の科学研究における重要性。たとえば遺伝子や細胞の概念がどういう風に形成されてきたか知っておくのは研究者にとって大事だと思うんだけど、そんな本読むヒマがあったら実験しろって言われるか。