1853
一分間のショートストーリー。
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1854
不器用でもいい。
正直でいるなら。
傷ついてもいい。
人に優しくなれるから。
悩んでもいい。
それだけ向き合っているから。
辞めてもいい。
また別の道がちゃんとあるから。
間違ってもいい。
何回でもやり直せるから。
弱くてもいい。
人の弱さを許せるから。
1855
【新刊】
#いつか想いあふれても
最初はただ想うだけでよかった。
けれど日に日に想いがあふれ、
こぼれてしまった。
短編『あふれる』
※一部抜粋
1856
何かを手放すときは本当に大事なものだけを残すこと。
毎日生きているといつの間にか重荷になっているものがある。
たとえば人からの悪口や陰口。
覚えていてもどうしようもないものは捨てていい。
本当に大事なものだけ大事にすればいい。
1857
沢山のものを大事にすれば、あれもこれもと心を配らなくてはいけなくて、それはいつか自分を苦しくさせるかもしれない。何かひとつでもいいからずっと大切にできるものがあればいい。心捧げるものひとつあればその為に生きていける。そのひとつだけ見つめていればいい。
1858
寂しさは自分だけのものだけれど、寂しさは分け合える。
自分だけが寂しいのは本当に寂しい。相手も自分と同じように寂しいと感じてくれるなら、その寂しさも少しは和らぐ。一人より二人で寂しいがいい。
1859
いつも声が聞きたくて、
声を聞けば会いたくて、
ほんの少しの言葉で嬉しくなって、
ほんの少しの言葉で傷ついて、
何度も嫉妬して苦しくなる。
眠れないほど胸を焦がし、
心で何度も何度も
その人の名前を呼ぶ。
どうしようもなく切なくて、
どうしようもなく愛しくて、
どうしようもなく好きな人。
1860
好きな人の欠けた所や
不器用さを、
愛おしいと思えたなら、
それは本当に愛だなと思う。
もっと器用な人や、
綺麗な人やカッコいい人もいる。
でも、求めるのは
そんなんじゃなくて、
あなたという唯一の人。
1861
思い出が色褪せることなく、ずっとそばにいるなら最後まで抱えてしまおう。また新しく誰かを好きになってもその時の自分は否定しなくていい。一生懸命だった自分、真剣だった自分、本気だった自分がいたから今の自分がいる。
1862
特別な人は、
何か特別なことをしてくれる訳じゃない。
でも「この人じゃないと」といつも思う。
寂しさや、笑顔や仕草、
他の人には埋められないものがある。
だから特別なんだ。
1863
愛されている確信があれば何も迷うことがないのに、それすら不安でつかめないから言葉を求めるのかもしれない。
胸の中で何度も繰り返す確かな、その言葉。
1864
会いたいとか、
声が聞きたい理由は
ただ寂しいからじゃない。
水や空気のように
どうしても必要な人だから。
普通な毎日の中で、
どんな嬉しい事があった？
どんな悲しい事があった？
それを知りたいだけ。
1865
誰かを好きになっても
報われないかもしれない。
届かないかもしれない。
それでもいい。
その想いしかなかった。
無駄なんかじゃない。
人が人を好きになる。
それだけで価値がある。
1867
傷みや苦しみはその本人にしか分からない。
でもそれは悪いことばかりじゃない。
同じ傷みや苦しみを持った人に優しくなれるから。本当に優しい人は同じ傷みが分かる人。
反対に人を傷つけやすい人は傷みや苦しみを想像できない人。
1868
小さな幸せを見つけました。
それは他人にとって、
ちっぽけで、些細なものかもしれません。
けれど、自分にとって、
それは宝物に思えたのです。
小さな幸せを見つけました。
誰にも分からないように、
密やかに、誰かに踏みつけられても
押し黙ったまま、
静かにそこに咲いていました。
1869
ため息の中に「好き」が溢れて
この気持ち言葉に出来なくて、愛しくて
ただ泣くことしか出来なかった。
膝に落ちた涙が温かくて、
どこまでも沁みて、自分の気持ちがどれほどか、やっと分かった。
1870
会えない日の切なさ。
「またね」と手を振る切なさ。
ひとり誰かを想う切なさ。
次会うまでの切なさ。
相手を想えば想うほど切なさは増し、消えることはない。
だから切ない気持ちは悪くない。
それほど深い気持ちがある証拠。
寄り添う気持ちがそこにある。
1871
特別な人は、
何か特別なことをしてくれる人じゃない。
ただ、つまらないことで笑い合えたり。
ただ、そばにいるだけで満たされたり。
ふとした瞬間に
「やっぱり好きだな」と
思う人。
他に代わりなんていない。
だから特別なんだ。
1872
「個性」は決して良いところばかりじゃなくて、自分の不器用なところやコンプレックスも個性のひとつだと思う。人と比べるより、人と違っていいんだと思うことが大事だと思う。誰でもない、ひとりしかいない自分を好きになれたらいい。
1874
最初は誰でも初めてで、自信なんてない。不安の中進むしかなくて失敗するかもと毎日怯える。それでも少しずつ自分にも出来ることがあって、見つけてそれが自信になる。自信は最初はゼロだから自分で少しずつ積み重ねるしかない。たとえ目に見えなくても少しずつ。
1875
名前を呼ばれて嬉しいこと。
その人がいないと寂しいこと。
少しでも逢えたら嬉しいこと。
止められない嫉妬をすること。
いつもどこでも思い浮かべること。
メールの返信が嬉しいこと。
その人が笑うと自分も嬉しいこと。
会いたくて仕方ないこと。
そのすべて、好きということ。
著書累計20万部突破。 書籍『人生を変えてしまうほどの、恋をした』五刷目決定。 insta ⇨ instagram.com/kafuka022 TikTok⇨ tiktok.com/@kafuka02 Threads ID→kafuka022