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正月三が日の雑煮
雑煮は、元日は澄まし汁仕立てで、するめ、はまぐり、皮くじら(くじらの皮つきの脂身)、ごぼう、白板(かまぼこ)、大根、にんじん、ねぶか(ねぎ)が入り、もちは別のなべでゆでて入れる。
『聞き書 兵庫の食事』 播磨山地の食より
knowchi.jp/archives/3694
#農文協
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山仕事の弁当
お茶の子はお茶漬に漬物くらいで軽くすまして、茶摘みに出る。
弁当が必要な時期だから、ごはんをめんぱ(曲げものの弁当箱)に二食分詰める。容器とふたの両方に飯を詰めて、まん中に梅干しを一個はさむ。
『聞き書 静岡の食事』 中山間(岡部)の食より
knowchi.jp/archives/4030
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畑仕事の弁当と茶樽
三月に入ると寒さもゆるみ、野良仕事が活発になる。彼岸を前後に、とうもろこしの種播きが行なわれる。
とう菜(水菜)摘みもはじまり、四斗樽に踏みこみながら、盛んに塩漬をする。
『聞き書 静岡の食事』 富士山麓の食より
knowchi.jp/archives/3868
#農文協
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清明祭に、お墓に供える重箱
清明の節に入ったら、糸満の町はいっせいに清明祭を行なう。もち重箱とおかず重箱を各家庭から持ち寄って、門中が墓に集まり、ごちそうをわけ合って食べ、楽しく一日をすごす。
『聞き書 沖縄の食事』糸満の食より
shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_454088…
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まんぼうの刺身
まんぼうだけの漁はしない。たまたま定置網に乗ったものや、海面で昼寝をしていたものを捕らえて利用する。
『聞き書 宮城の食事』 三陸南海岸の食より
knowchi.jp/archives/695
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春の夕食
三平汁はそのときどきの魚で、いわし、さば、すい、あぶらめなどを二枚におろして、二つか三つに切り、軽く塩をふっておく。こんぶでだしをとり、大根を大きめにささがきにして入れ、煮えたら魚を入れて塩で味をつける。
『聞き書 青森の食事』南部〈八戸〉の食より
knowchi.jp/archives/4024
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夏の昼食(山仕事に出るとき)
冷や汁(きゅうり、しその葉、味噌)、麦飯、たくあん、梅干し、煮豆
『聞き書 新潟の食事』岩船の食より
shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_454085…
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焼きもちの腰巻き弁当
朝、いろりの縁にもちを立てかけておくと、むっくりと焼けるので、とち、よもぎ、きびなどの入ったもちを並べかけて焼く。この焼きもちに黒砂糖や味噌を挟み、一尺くらいに切ったこんぶで包む。
『聞き書 滋賀の食事』 鯖街道朽木谷の食より
knowchi.jp/archives/3659
#農文協
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いももち
秋の一番おいしい間食。もち米五合にさつまいもは大一個。
もち米はせいろで四〇分くらい蒸す。さつまいもは一口大に切り、皮をむき、ゆでておく。もち米とせいろで一緒に蒸すこともある。
『聞き書 三重の食事』 紀伊山間の食より
knowchi.jp/archives/3544
#農文協
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山行き弁当
山へ行くときは、めんつ(曲げもの)、柳ごおりなどの弁当箱に麦飯と漬物くらいを入れていく。行商人が持ってくる干しめのは(干しわかめ)を少し持っていくこともある。
『聞き書 島根の食事』 江の川流域の食より
knowchi.jp/archives/3937
#農文協
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なつめの煮しめ
どこの家にもなつめの木が植えてあり、十月中旬に収穫する。生で食べるには、あかね色に着色した熟れた実のほうが甘みが強くておいしいが、煮しめ用は色つきの少ない実のほうが煮くずれしない。
『聞き書 岐阜の食事』 古川盆地(国府)の食より
knowchi.jp/archives/3620
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焼きさばそうめん
春祭りのごちそうの一つとして喜ばれる。
『聞き書 滋賀の食事』 鯖街道朽木谷の食より
knowchi.jp/archives/513
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『季刊地域』24号 特集:熱エネあったか自給圏構想
表紙はモビルスーツではありません。高知県・小磯鉄鋼のロボット型薪ストーブです。
kikanchiiki.net
koisotekko.jimdo.com
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春の夕食
農作業が終わるとへとへとに疲れ、野良からの帰りには両足がふるえる。夕食のしたくはおっくうである。朝と同じに、ごはんと味噌汁を炊く。おかずにはあまり手間をかけず、買ったものが多くなる。
『聞き書 茨城の食事』 県央畑作地帯の食より
knowchi.jp/archives/3879
#農文協
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夏のようめし
ようめしは米の飯、味噌汁、塩さばを焼いたもの、つくだ煮、どぶ漬のきゅうり、トマトなどであるが、ときには冷やむぎをつくる。
『聞き書 山梨の食事』 笛吹川上流の食より
knowchi.jp/archives/3989
#農文協
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『もちのいろいろな食べ方』
上:〔左から〕あんこもち、じゅうねんもち、きな粉もち/下:〔左から〕たかどうもち、納豆もち、つゆもち
『聞き書 福島の食事』福島南部の食より
nbkpro.jp/syokutw/07.html
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ふきの収穫
『聞き書 秋田の食事』県北鹿角の食より
shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_454085…
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田植えのたばこ
五月よいこで初田植えの日には、おふかしをつくってお田の神さまにお神酒とともにお供えする。田の水口にもお神酒をたらして拝む。
『聞き書 宮城の食事』 仙北・大崎耕土の食より
knowchi.jp/archives/3984
#農文協
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『花見弁当』
たかな漬のにぎり飯、ごまのにぎり飯、がね(てんぷら)、煮しめ(たけのこ、しいたけ、こんぶ、切干し大根、こんにゃく、にんじん、ごぼう、ぜんまい、揚げおかべ、せしから)
『聞き書 鹿児島の食事』霧島山麓の食より
shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_454090…
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春の昼
暖かくなってくると、天気さえよければ男はほとんど畑に出ている。力仕事をする男たちのために、昼は必ず何か煮ものをする。じゃがいもの味噌炒めも昼のおかずによくつくる。
『聞き書 埼玉の食事』 大里・児玉の食より
knowchi.jp/archives/4012
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春の朝飯
「仕事が食べる」といわれるように、からだを使う男たちは五合飯を食べる。三升釜いっぱいに炊く麦飯にあわ、ひえを入れて変化をつける。
『聞き書 神奈川の食事』 足柄山間の食より
knowchi.jp/archives/3866
#農文協
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山仕事の弁当
山仕事のお弁当には、麦飯を炊いてめんつ(曲げものの弁当箱)かやなぎごり(柳で編んだ弁当入れ)に二食分入れて持って行く。麦飯をめんつのふたのほうにも詰め、両方からぎゅっと押しこむ。
『聞き書 徳島の食事』 祖谷山の食より
knowchi.jp/archives/3870
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冬の昼の山弁当
水樽、おひつ、おかず(梅干し、らっきょう漬、塩さばの焼き魚、たくあん、味噌漬)をしょって行く。
『聞き書 神奈川の食事』 小田原(片浦)海岸の食より
knowchi.jp/archives/3779
#農文協