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また、モルヒネが適切に使われたとき、寿命を縮めることもありません。
「モルヒネで楽になるけど短い生」
「苦しむかもしれないけど長い生」
の二者択一ではないのです。
様々な苦痛に苛まれる患者さんたちが、適切に緩和ケアにつながり、苦痛が和らぎ、本来の生活を取り戻すことを願っています。
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ツイートをまとめました。
マガジン購読者には少しだけおまけ部分を追記しています。
note.com/tnishi1/n/n53a…
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新型コロナワクチン接種2回目の二日目。
昼から寒気がし始めて食欲も落ちて、何かおかしいな?と思っていたら夕方になって37.6℃の発熱と関節痛。
アセトアミノフェン飲みましたが、完全にインフルエンザの症状と一緒で結構しんどいです。
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いまはどの病院でも医療安全の専門部署が整えられているところも多いし、警備員が常駐するところも増えた。病院の中で起きた暴力・暴言へは組織として対応し、危機管理のプロに任せるべきだし、それが結果的にスタッフを守ることにつながると思う。
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なお、こういう時に「担当した医療者から聞いた」のような報道が出ることがありますが、医療者は学術目的だとしても個人情報と紐づく形で病態を他人に話すことはありえません。
万が一本当に医療者が報道機関に対して話しているのであれば、そんな医療者が語る情報の信頼性など無に等しいです。
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自業自得、入院させるべきではない、といったコメントが散見されますが、僕ら医療者は本人に治療契約の意思があって、入院治療の適応がある病態であると判断されるなら、どんな方でも治療に応じます。
1日も早いご回復をお祈り申し上げます。
news.yahoo.co.jp/articles/d5d90…
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「原因はひとつと決めつけないと知れた」
「自分の娘も同じじゃないか、確かめてみる」
など多くの反響を頂いたツイートの内容を、岩永さん(@nonbeepanda)の手引きで記事にして頂きました。
特に、思春期のお子さんをお持ちの皆様にご一読いただきたいです。 twitter.com/BFJMedical/sta…
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2015年の記事。
HPVワクチン後遺症とされている中に、うちの娘と同じような方が何人いたのか・・・。
「長年小児科医をしているが、朝から頭痛が続くという子供を診たことがない」
というが、うちの娘がまさにそうだったのですが・・・。「診たことがない」とは?
wedge.ismedia.jp/articles/-/5525
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僕は公務員医師ですが、今回その点についてはきちんと整備されましたよ!
営利企業協力許可を申請して、病院業務は職免+減給扱いで二重払いを避ける。しかも、その書類手続きは全て事務が代行してくれるのでありがたい。病院全員で頑張っています。 twitter.com/MIKITO_777/sta…
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ドラマ内で、患者さんが苦しみだしたとき、指導医が「モルヒネを増やして苦痛を取る方法もある、数時間後に死に至るだろうが」といった発言をし、それに研修医の諏訪野医師が反発し、自らの処置で患者さんを救う、という場面がありますが、緩和ケア医としてあり得ない言動です。
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これまで医療現場では、危機管理のプロではない主治医が、患者の行動の全責任を取ろうとしてきた結果、「注意をする」くらいで終わるか、看護スタッフ側に「それくらい我慢しろ」と言うか、どちらにしても碌な結果にならなかった。「言いつけを守らないと医療を中止しますよ」は普通に医師法違反だし。
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ツリーが長くなってきましたのでここらで終わりにしますが、これを読まれた皆様へは
「進行がんと診断され、標準的抗がん剤治療を拒否した場合でも、公的医療保険の対象外となることはない」
ことだけはご理解いただき、ご安心頂ければと存じます。
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個人情報ガバガバなのでRTしませんが、
「新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡した場合、原因究明を求めると遺族に高額の費用負担が発生する」
という件について。
この件について知るためには、まず「突然死した場合にどのような手順で手続きが行われるか」を知らないとなりません。続
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20年位前、もしくは特定の地域や病院にしか当てはまらない記事内容と思います。
これが真実と感じる環境で治療する患者さんが皆無とは思いませんが、少なくとも僕から見える世界は異なりますので連ツイでご紹介します。
president.jp/articles/-/563…
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がんで亡くなられた有名人の場合も、その治療履歴を報道だけで見て「正しい」とか「間違い」とか、僕にはおこがましくて言えません。「死因はこれに違いない」とか「解剖して調べるべきだ」とかも。
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実際の緩和ケアの現場で、患者さんは自らの意思に反してモルヒネを投与されることも、利尿剤を投与されることもありません。
「あなたは、どう生きたいですか?」
の問いのもと、モルヒネが正解のこともあれば、それ以外が正解のこともあります。
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新型コロナウイルスワクチン接種の副反応の件で、各方面からご心配の声を頂いています。
その中で「これであなたも遺伝子組み換え人間ですね」というコメントがありましたが、それを見た瞬間
「えっ、仮面ライダーみたいでカッコいい・・・」
と感じてしまったくらいには元気です。
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先ほどの急変の場面、本来指導医がかけるべき言葉は、
「この方は、何を望んでいた?」
でしょう。
モルヒネで苦痛を取るのも、利尿剤で原因治療をするのも、あくまでも手段にしか過ぎません。
あの場面、舞台の主役は明らかに「医師」でしたが、緩和ケアの現場で医師が主役になってはいけないのです。
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極端なことを言えば
「この患者はかわいそうだから死なせてあげた方がいい」
「未練がありそうだから生かしてあげよう」
という、医師側での「選別」を始める恐れがあります。
だからこそ、緩和ケア医にはある程度のストイックさが必要。
親族を診るのは、その行動の根本を壊すリスクがあります。
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「未来の意志は予測できないから、いま意思表示をしても意味ない」とは人生会議の意図することが全く伝わっていないということ。
一方で尊厳死協会の「書面に残す」が、「未来への誓約と制約」と捉えられがちなデザインなのも僕は批判している。
今も未来も連綿と続く物語の中に人生会議はある。 twitter.com/hatanohiroshi/…
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この描写では「緩和ケア医は苦痛に対し原因も考えずにモルヒネを投与し、ただ死に至らしめる」と誤解されるかもしれません。
しかし、諏訪野医師が行ったように、きちんと患者を診察し、病態を確かめ、適切な処置をするのが緩和ケアとしての本来です。
無能すぎる指導医を描きたかったのかもですが。
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また、これもドラマ上の演出なので仕方ないかもしれませんが、少なくとも緩和ケアの現場において、親族を担当医につけることは避けるべきですし、実際そうしています。
心理的に二重関係が生じ、それは患者も医師も傷つけます。
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普段、特定の医療者を名指しで批判することは避けているのですが、今回の『世界仰天ニュース』の件については、多くの信頼できる先生方が「批判」と呼べないレベルで動いており、注意喚起に協力いたします。
過去に有罪判決も受けている治療法をテレビが「良いこと」の印象のように放映したと。 twitter.com/S96405539/stat…
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CDCからの新たなレポート、「室内環境において何かに接触して感染することは極めてまれ。主な感染経路は呼吸器飛沫によるもの」とのこと。
暮らしの保健室などでは念のためテーブルなどの清掃は継続しますが、それよりも手洗い・マスク・三密回避を徹底するように努めます。
cdc.gov/coronavirus/20…
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河野大臣が言及していた「公務員の兼業」について僕にもいろいろとご意見が来ましたので、少し調べましたことを連ツイします。なお、僕は法律の専門家ではないので解釈や経緯の理解が少し間違っているところがあるかもしれません。その場合はご指摘いただければ幸いです。