はと(@97hatopoppo)さんの人気ツイート(古い順)

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「刀剣男士に恋なんて、おすすめしないわよ。」 老いた審神者は、そう言って笑った。とても上品で、優しくて、そして少し教育的な声をしているその人は、演練で知り合って以来仲良くさせてもらっている。私は心の中で彼女の事を密かに、先生と呼んでいた。 「だって彼らは、刀ですもの。」
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#バイトやらかし大会 小さな個人食堂でバイトしてた時の事。そこはエビフライ定食が目玉でよく注文受けてたんだけど、混雑時に「このエビは何(という種類)?」と聞かれて、アホの極みだった私は「エビフライですね!揚げたやつです!」と見りゃ分かる事を自信満々に答えた。店中で爆笑された。
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#バイトやらかし大会 電話当番だった日、ふざけて他のスタッフとただいマンモス〜とか言い合ってたら電話が鳴って、ルール通り2コール待ってから取った一言目が 「お電話ありがとうございマンモス!」 で電話の向こうと待機場のスタッフ両方が吹き出した。
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十八歳、高校卒業後すぐに審神者になったド田舎出身の素朴な女の子、二十歳になって(演練などでメイクをしている他所の若い女審神者を見ているうちに)メイクに興味を持ち始める。初めてのメイクは色付きリップ。ドキドキしながら口に色をのせてみた。 でも、初期刀の歌仙は、褒めてくれない。
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私が審神者を退役したのは、丁度五十歳の誕生日を迎える頃だった。無論、定年ではない。戦う必要がなくなったのだ。思えば短大を出てすぐに審神者になったのだから、約三十年もあの隔離された空間で過ごしていた事になる。 三十年。そのうち二十二年ほど、私はとある刀の妻だった。
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ここは、殉職した審神者達が葬られる墓場だ。死して尚歴史修正主義者に狙われかねない彼らの遺体は、政府の管理下であるこの地に安置される。彼らを埋めた場所からは四日程で芽が出て、七日程で木になる。どんな木が生えるのかは、その審神者次第、といったところか。 今日、そこに新たな墓が増える。
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審神者さん達へ。 そろそろ夏が来ますね。夏と言えばスイカですが、さてあなたの本丸で「スイカの種を飲み込むと臍からスイカの芽が生える」などと吹き込むのは誰ですか。尚、鶴丸国永は殿堂入りの為今回は彼以外でいきます。 ちなみに弊本丸では髭切が言い出し、暫く兼さんと秋田が臍を摩ってました。
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認知症になった審神者、刀剣男士の名前も顔も忘れてしまう。突然怒り出すし、トイレは間に合わない。言ってる事も五分後には覆る。ある事ない事好き勝手に話し続け、そのくせ突然まともに話したりもする。 そんなある日、本丸が襲撃された。突然の事に審神者はパニックになり、おろおろと歩き回る。
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その審神者は、幼いうちに亡き母の跡を継いで本丸に入った。ギリギリ文字を読めるくらいの歳であった。無論、仕事なぞろくに出来はしない。暫くの間は担当官と政府施設所属の審神者が代理を務め、審神者は中学生になるまで学業に専念するという方針になった。 そんな審神者の世話係は秋田藤四郎だ。
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刀剣乱舞体育祭のプログラムを考えた。 ①男士入場、初期刀による開会宣言 ②準備運動:手本/山伏国広 ③チャンバラ騎馬戦(打刀、脇先、短刀、剣の部) ④チャンバラ騎馬戦(太刀、大太刀、槍、薙刀の部) ⑤大太刀VS薙刀天下分け目綱引き ⑥短刀リレー※撮影時のブレは手ブレによるものではなく残像です
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これは、鎌倉防衛戦への遠征にて、とある本丸の遠征部隊から審神者へ入った緊急連絡から始まった。 「あ、主!あのさ……遠征で刀剣男士ドロップする事って、ある?」 加州からのその言葉に、審神者は一先ず鳩を使うことにした。聞けば、刀剣男士は意識がないようで顕現も解けかかっているらしい。
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叶うなら、あの刀の嫁になりたかった。 これは、とある本丸で生きた一人の審神者の、晩年の一言である。 どの刀剣男士の事なのか、それは誰にも分からない。どんなに問うても、審神者は決して、その刀剣男士の名を教えてはくれなかったから。
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これは、とある本丸の愛の話である。 その審神者は、審神者業の高給具合に惹かれて就労した。時代を守る事に対する正義感はあまりなく、評価が給金に響くと知っていたからきちんと働いているだけだ。その為、審神者の口癖は「そんなもんに出す金はない」であった。
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これは、とある審神者と刀剣男士の愛の話である。 しゃんしゃん、しゃんとんしゃん。 しゃんしゃん、しゃんとんしゃん。 どこからともなく鈴の音がする。本丸の中庭で花壇の手入れを手伝っていた審神者が顔を上げると、本丸の塀から見える山に光が列をなしていた。 「……なんだ、あれ。」
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それは、何時の頃からか審神者養成学校の卒業式当日に届くようになった、これから審神者となる者たちへの手紙。 【本日、晴れて審神者養成学校を卒業し、これより審神者としての第一歩を歩み始める皆様へ。 まずはご卒業、おめでとうございます。明日から、あなた方は審神者となる事でしょう。】
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刀剣乱舞の何かしらの記事だかなんだかをたまたまどこぞで目にしたらしい母 「あんたの好きな、あの、ほら……えっと、と、とう……刀剣、らんど?の宣伝があったよ。」 「刀剣ランド。」 「うん、刀剣ランド。好きでしょ?」 あったらいいね、刀剣ランド。
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刀ミュの大包平……歌って踊る大包平……場合によってはミステイクすら辞さないだろう大包平……多分二部衣装では二の腕辺りが顕になる可能性が高い大包平……!! でもなんでかな……さっきから妄想の中にチラチラとステの大包平が割り込んでくる……。
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母、刀剣乱舞で何故か千子村正と御手杵をミュのキャストまで合わせて完璧に覚えてるし、ステの大包平に至ってはキャストの名前を大包平さんだと思い込んでる。何故。
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毎日一言だけ書いた文をいつの間にか執務室に置いていく刀剣男士が居る。名前は分からない。字も、癖のない字ではあるけれど特定するには至らなかった。一振ずつ聞けばきっと答えに辿り着くのだろうけれど、なんだか勿体なくてしなかった。 返事は庭の枝に結べとあった。夜には返事が消えていた。
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きっと各本丸、今日明日はお餅を食うじじい刀達に緊張を強いられると思うのですが、弊本丸ではじじい達がお餅を食べる時必ず蛍丸か祢々切丸か石切丸か歌仙か燭台切がこれみよがしに利き手で素振りをして背中を叩く準備をするので、大変気を付けて食べてくれます。
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これは、とある本丸の初期刀、山姥切国広のささやかな話である。 その日、本丸は朝から大忙しであった。いや、実際には去年の秋頃から俄に忙しくなりだし、昨日などは一部の刀剣が鬼気迫る顔になっていた。まあ何があるのかと言われれば、それは単純なことだ。 この本丸の審神者が、成人するのだ。
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審神者へ。 一つの額縁があります。それは力の篭った額縁で、一振のみですが、その額縁に人型のまま飾って現世へ連れ帰る事が出来ます。額縁の中の刀剣男士は会話する事が出来ます。刀剣男士は、額縁に飾られる事を誉としています。死後は、あなたも男士の隣に飾られます。 あなたは誰を飾りますか。
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刀剣男士、好きだよ、とか愛してる、といくら真剣に伝えてもどこかピンときていないが、お前の切れ味は良いね、とか私の大事な刀、と物としての価値を更に特別とした言い方には有り得ん程照れるし喜ぶと良い。
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刀剣乱舞、審神者をやってるとどこまでが公式でどこからが幻覚なのか分からない。
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これは、刀に謝りたい色んな審神者から集まった、謝罪の手紙である。 あらゆる本丸から、多くの審神者が手紙を送ってきた。 反省を込めたもの、後悔に濡れたもの、本当に様々な手紙だった。