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国会が開かれ、野党が予算委員会等で公文書の隠ぺい改ざん廃棄といった不正を見過ごさず、問題点を指摘するからこそ、かろうじて日本は、国としての体裁を保っていられる。国会を開かず、審議の場所を設けないから、野党は省庁へのヒアリングを行わざるをえない。その原因は政権与党にあるというのに。
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大石あきこさん、見事だった。野党は批判ばかりと腐される状況において、その(主にマスメディアが醸成した)鬱屈した空気を一掃するような批判の方法を爽やかに示した。喝采とともに、大石議員の今後を注目したい。私たちも臆せずに声をあげよう。批判すべき対象は、的確な批判をもっとも恐れている。
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最近のマスメディア、新聞社やテレビ局の発信には、批判は無駄な抵抗だといわんばかりの、既存体制への恭順、無言の承認を求めるメッセージが内包されている。批判は後向きな行いで、文句をいわずに協力するのが望ましき国民のあり方である、式のスローガンが日夜展開されているように思えてならない。
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日曜討論、大石あきこ氏、大阪の問題について(保健所の人員、検査数などの)具体的な数字をあげて、足立康史氏の“反発”を一蹴。
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国会議員のくせに大阪ローカルのことばかり問題視して日本全体のことは無視ですかw式のいちゃもんが増えるだろうが、大石議員は遠慮せず、維新の支配下にある大阪の実態を全国に知らしめるべきだ。「身を切る改革」の実践が府民にいかなる厄災をもたらしているか、文字通り実験台にされていることを。
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シンゴジラのあたりから気になっていたけど、デモや抗議する人びとを冷ややかにあざ笑うかのような演出・映し方は何故だろう、と残念に思う。#相棒
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2018年に依頼された時から河瀬直美氏は<物語性をもった作品>で<人の心を動かす>ことを構想していた。そして今「オリンピックを招致したのは私たち」だと人の記憶と意識を都合よく改変しようとしている。とんでもない、#五輪を招致したのは私達ではありません 。記録映画は人を欺く詐術ではない。 twitter.com/iwashi_dokuhak…
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今では考えられないことだが、ほんの二十年前は、時の首相森喜朗が「日本は神の国」と発言したところ「国民主権や政教分離に反するもので戦前の軍国主義を思い起こさせる」と報じられ、国民の不興を買い、それが衆議院解散の引き金にもなったのだが。二十年を経て、善し悪しの尺度がこうも変わるとは。
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まずはベトナムから来た技能実習生に「ごめんなさい」と謝るべきだろう。「このままじゃ海外からの出稼ぎが日本に来なくなる」という心配よりも先に。日本人はどこまでも自己中だ。こんな陰湿で残虐な行為があっても、他人事だと見過ごしてきた日本社会の薄情さにも問題があるのだから。 twitter.com/asahicom/statu…
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橋下徹が大石あきこを訴えた件についても。マスメディアはどこも報じていないのではないか?
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119番で救急車を直接呼ぶのは救急搬送が困難な状況なので控えよとの通達が政令指定都市の首長名で出されたことは対象である高齢者施設はもとより一般家庭にも大きな影響を与える。救急車を呼ぶことに心理的負荷がかかって緊急通報をためらうはず。その効果を計った上での“プレスリリース”ではないか。
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憲法はプラクティカルな法律である。使いこなせないのは為政者側の問題だ。このルールは時代に合わなくなってきているから変えようぜ、的な理由で改憲を主張しているかぎり、現行よりも良いものにはならない。まずは今ある憲法を遵守せよ、と改憲を唱える政治家に言いたい。キミたち違反だらけだ、と。
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ウクライナ侵攻を好機だと捉える言説に耳を貸してはならない。憲法改変のチャンスだとして、憲法9条では戦争は止められないとの粗雑な認識を撒き散らす意見に惑わされてはならない。改憲論者は早く日本も戦争ができる国になりたいとマジで思っている。戦争に歯止めをかける条文Article9が邪魔なんだ。
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コロナ対策においてトリアージが必要だとしたり顔でうそぶく一派と、今回の「ウクライナ侵攻」をよい機会だと捉える一派は、奇妙に合致している。世界が、より命を粗末にするフェーズに入ったことが、そんなに嬉しいか? 戦争は、国家どうしが国民の命を奪い合う行為だ。喜ぶなんて、どうかしている。
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話し合いでは解決しない、毅然とした態度をとるべきだと元防衛相が力説している。要するに、他国に睨みをきかせるために軍備を増強したいのだ。相手を上回る攻撃能力を保有することで日本が有利な立場になるとの浅はかな発想。今回のこれ(侵攻)を機に議論を深めたいと言うあたり、下心がミエミエだ。
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米国が<世界の警察を買って出る国>でなくなったから、というもっともらしい理由を、それとなく挿みこむキャスターも、「この機に乗じて」「武装すべし」の世論形成に与しているように私には映る。かなり巧妙で狡猾な誘導だ。
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彼らは国内向けに「日本が他国に侵略されてもよいのか、キエフのように東京が占拠されてもよいのか」と絶えずアナウンスする。恐怖心を煽ると同時に国家意識を高めるのが目的だ。「経済制裁では先制攻撃を止められないのが現実だ」として私たちの意識を有事一色に塗りかえようとしている。要注意だ。
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なんと大阪マラソンを中継しているNHK。「残念ながら沿道の応援はありません」とアナウンサーが呑気なことをいう。市民に歓迎されてないんだよ、今回の大会は。
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関西大学で実施した楽天インサイトモニターの調査結果によれば、<野党の中で維新の政党イメージの良さが際立って>おり、<「経済的弱者の味方」でも維新が一番該当率が高い>んだとか。設問からはじき出された結果を疑うつもりはないけれど、そう思う人たちの幻想を剥ぎ取らなくちゃ、とは思います。
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イメージと実体の著しい乖離を粘りづよく解き明かしていくしかない。
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戦争を止められない理由の一つとして軍隊の存在がある。兵隊はどんなに理不尽な任務でも、最高指揮官から燃やせ壊せ奪え滅ぼせと命令されたら、迷わず遂行しなければならない。上からの命令は絶対である。軍隊は人間性を剥奪する組織だ。世界中の国から軍隊がなくならないかぎり、戦争はなくならない。
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今日の報道特集は一瞬も目が離せなかった。現地で取材することが全てではないにせよ、伝えたい切実さが他の番組と全然違う。ウクライナから中継中の金平茂紀氏は「この気に乗じて日本では核武装を唱えるバカな政治家がいる」と憤りをあらわにした。そしてロシア政府の報道統制を「他人事ではない」と。
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今なぜオウム事件を、と疑問をはさむ向きがあるかもしれない。でも私は(他の方が指摘しているように)定期的に蒸し返す必要があるように思う。なすこさんは大半の人が忘れかけている90年代中頃の記憶をたぐり寄せ、今との類似点を照射してみせる。着想の鋭さと親しみやすさが無理なく共存している。 twitter.com/nasukoB/status…
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じつは先日の東京マラソン開催に怒りがおさまらないでいる。走っている方を悪く思いたくはないのだが、スタート前後の大混雑の模様を見るたび、釈然としないものを感じる。検査数を抑える一方で大規模イヴェントを強行するという矛盾を平然としてのける小池百合子都知事は笑顔でスターターを務めたが、