76
その虚構があかるみになりつつある。今まで巧妙に隠されていたものが白日の下に晒されている。この際、腐敗は徹底的に暴かれなければならない。あまりにも広範囲すぎて、完全な除去はムリだ、などと最初から諦めてはならない。膿は完全に出すべきだ。その上で再興する、更生の余地があるものによって。
77
今、日本の社会に変動が起きている。政治の中枢にいる者たちが、過去の行動を懸命になって否定している。切断して、都合の悪い部分だけなかったことにしようとしている。無様だ。彼らは地位も名声も権力も掌中に収めたが、それは、多くの人たちの財産を奪った者たちが票を支えたゆえに得たものだった。
78
この「閣議決定」そのものに新聞社の記者みずからが疑義を呈する記事を、私は一度も読んだことがない。「閣議決定された」という事実認定ばかりで。
↓こういう現状追認型の記事(閣議決定は多数決ではなく全員一致で内閣の意思統一を示すもの)なら、たまに見かけるけども。
mainichi.jp/articles/20140…
79
この無気力さは、気持ちが沈んでいるからかなと思ったが、どうも違うようだ。頭痛や喉痛が治まっても、頭の・身体の芯がボンヤリとしたまま鈍い感じ。食べたらすぐに眠くなる。いくらでも寝てしまう。こんな調子で明日から仕事に復帰できるのかどうか不安になるほど、体力が回復していない。困ったな。
80
コロナに罹ってから10日が経った。この間、ツイートを控えめにしていたのは、単純にシンドいから。ネガティヴな話題は読んでいるだけでも削られる。とくにコロナについてのテキトーな意見をみると、勝手なこと言いやがってと思う。あのなぁ辛いぞ。風邪やインフルエンザの比じゃない。コロナなめんな。
81
国会を開けと頼んだが政権与党が承諾しなかった、だから追及したくてもできません、は言い訳にもならない。たとえば安倍の国葬を疑問に思う人々は8割を超える。これは中止に導くには十分な数字だ。今すぐ国葬を撤回せよと岸田首相に直談判する、野党の党首ならそのくらいの気概を見せてみてはどうか。
82
おさらい。
以下の言説には気をつけよう。
①「犯人の思う壺」論
(太田、古市、池田信夫)
②「名称変更申請手続き」論
(橋下徹、楊井人文)
③「宗教弾圧」論
(足立康史)
④統一教会大したことない説
(前述)
他にもいろいろ怪しげな言説があるだろうから、各々がた油断めさるな。
83
問題を何も解決せずに終わらせたいのか? 事を矮小化して見過ごしてきた結果が今の日本の現状じゃないか。発信主の企図はカルトの定義を記したツイートに顕著だが、彼の標的は野党だ。その狙いも気づかずに、嫌なニュースだ早く終われとばかりに目を瞑っていたんじゃ、この先ますます生き辛くなるよ。
84
先ほど葬祭系YouTuber氏が<統一教会さんは規模が小さく、どんどん信者数も減っている。悪の親玉みたいな力が発揮できるほど力があるとは思えません>と評しているのを目にしたが、まぁそれに縋りつく小鳥たちの多いこと。「ですよねー」「だと思った」と一行リプが連なる、救いようのない光景だった。
85
思えば「行き過ぎた正義」「正義の暴走」という定型フレーズも、「ヒートアップ」「いつまでやってんのw」と同様、体制擁護側が追及をかわすための方便だった。彼らは冷静を装いながら機運の高まりに水をさす。問題意識が世間一般に浸透するのを予防するべく、抗う声の一々に心理的負荷をかけていた。
86
今までは古市憲寿や三浦瑠麗や橋下徹などのいい加減なコメントで世論を無難な方へ誘導できていたのだろう。ところが銃撃事件以降メディアによる大衆心理の操縦が効かなくなっている。減らず口を権力擁護にフル活用してきた連中ほど情勢の変化を察知できないようだ。そんな弁解はもう「通用しないよ」。
87
野村修也氏が「このさい統一教会だけではなく、過激派などの反社会勢力と政党の関係なども徹底的に洗い出してほしいですね」と思わせぶりに締めくくるのも、野党だって怪しいもんですよ的な含みを持たせた、ひじょうに狡猾な話法で、あまり使いたくない用語だが、「印象操作」そのものだと思う。
88
政治家の発言は社会全般に影響を与える。
言語の「たが」が外れることは教育上好ましくない。いじめやカンニングが発覚したときに、子どもが福田を真似て「なにが悪いのかわからない」と開き直るようになるかもしれない。
そのくらい聞き捨てならない、モラル崩壊を招きかねない不用意な発言だと思う。
89
福田達夫総務会長の方便を認めてしまうと、今後は自民党が何か問題を起こすたびに「なにが悪いのかわからない」と言い逃れするようになる。菅義偉が官房長官時代に「指摘はあたらない」で突っぱねたパターンと一緒だ。本来ならマスコミ記者が、そんな言いぐさは「通用しないよ」と指摘するところだが。
90
冷笑とはまさにあの態度を指すのだと可視化された瞬間だった。その悪印象を払拭するのは、かなり難しいと思う。岸防衛相や茂木幹事長の開き直りも大概だが、会見での福田総務会長の無責任なコメントは、自民党への不審の目に拍車をかけた。ごまかしている、うさんくさいと一般の視聴者も感じたはずだ。
91
NHKや朝日新聞が福田達夫の発言を丁寧に報じるのは、「何が問題なのか分からない」の線で事態を収拾したいためだろう。昨晩の報道ステーションも、差し込みの形で、男性キャスターが下掲の文書を淡々と読み上げていた。が、はたして目論み通りになるか。会見での福田孫の態度はあまりにも傲慢だった。 twitter.com/Yoshiro_Yasuda…
92
あらためて<「一国の首相と乳幼児の死の重みが同じなわけない」「前者の方が当然に重い」>と公言した三浦氏の非情を思う。
一人ひとりかけがえのない命。それを守り育てることこそが、社会の構成員である私たちのつとめである。もちろん、必要以上に重く考えなくてもいい。個人の出来る範囲で、だ。
93
やめろと言われてもやめない。政策制度の問題点を省みることもなく、国民が屈服するまで粛々と断行する。それが安倍政権以降の日本国政府が取った道。人びとに無力感を与えるべく何度もなんどもギュウギュウやる。誰に学んだその手口。何故に従う汝ら臣民。無関心を装うは自己欺瞞だと知れ。
94
いい加減に見栄を張るのは止そうぜ。立派そうに繕ったって国際社会は誉めちゃくれない。落魄の国の愚かしさに含み笑いするのがオチさ。
この物価高に低賃金、加えてコロナの感染拡大。対策を打てずに不作為をつらぬく政府。誇れる要素がどこにある? せめて燃料を撒き散らす浪費はやめましょうや。
95
しかし葬儀にブルーインパルスを飛ばそうとか考えるか、普通。ましてや、その提案を政府に伝えたいなぞ尋常じゃない。故人を冒涜してるのはどっちだろ。哀悼の意は微塵もないだろ。恥ずかしい。
96
議論は、無意味ではない。当たり前だ。空のエネルギーを費やすのは好きじゃないという態度は、他人事の体を装っているだけだ。茂木氏は、国葬の開催は粛々と行えばいいと思っているゆえ反対意見に注文をつけているにすぎない。こうした現状追認の言説で全てを無効化とする企図に、騙されてはならない。
97
そうして決定のプロセスが不明瞭でも、開催にどれだけ予算が積まれ、どれだけ費やされたかの報告がなくても、万事が「自分の生活とは関係ないし、議論は無意味」とばかりに問題をスルーしているかぎり、政権は好き放題に国政を操縦し続けるだろう。その結果、人の生活がますます苦しくなるというのに。
98
ある意味、国民の大半は、茂木健一郎氏と似たような思考で日々を過ごしていると思う。
「東京五輪? 反対運動があったらしいね。ぶじ開催されたし、終わったことだし。あまり関心なかったけども」
「国葬? 反対意見があるらしいね。ま、事件のインパクトを考えれば妥当じゃないの。粛々と行えば」
99
自民党の改憲草案と統一教会の教義が酷似していることも見逃してはならない。超国家主義ともいえる家父長制回帰が露骨な内容は、明らかに統一教会の理想が反映している(もちろん他の支持団体とのアマルガムでもあるが)。国葬を急ぐ岸田政権は、改憲のスケジュールも加速化するはずだ。停めなければ!
100
山上容疑者の母親は奈良地検の聞き取りに対し「旧統一教会に申し訳ない」と話していた【毎日】という。なんともやりきれない話だが、そのように心を支配してしまうのがカルト宗教の恐ろしさで、被害者救済が喫緊の課題であるのは当然だ。が、だからといって政治家との癒着の追及が疎かになっては困る。