はっきり言えば、「非営利団体で、研究のためです。商用には利用しません。だからヤバいデータも研究のために使います」→「営利にしまーす! データの適正利用? 何かあったっけ?」という流れが多すぎて、IT企業のこの流れ、いい加減に法規制しないとまずい。
「日本のAI開発の敗北はデータを無断使用できなかったからではない。基礎研究に金を出さない『選択と集中』が失敗だった。カネになるとわかったときには、どんな分野も後追いになる」って話なのだが、そこだけは認めようとしないよね。
「小説家になろう」がAI小説に対する規制を発表。排除されたAI小説家が嘆きを吐露する togetter.com/li/1960841 #Togetter @togetter_jpより これを放置したpixivが、どうなったのか見れば、規制するしかないよな。
日本の法律は、 「人間は海賊版・違法動画利用はダメ」 「AIは海賊版・違法動画の利用OK」 となっててマジで法律が狂ってるんだよな。AIの海賊版利用は、これまでのコンテンツ産業の戦いを否定しているし、生成学習目的の海賊版利用が、倫理かつ法的に問題ないなら、人間にも認めないのはおかしい。 twitter.com/kanenooto7248/…
インターネット、ファイル共有ソフト、海賊版、全て「著作権とか肖像権みたいな権利は無効化されていく」と言われていたが、逆に「だからこそ公共の利益のために守らねばならなかった」ということが続いており、この手の予測は常に外れている。 twitter.com/Yh_Taguchi/sta…
そもそも、Winny事件の教訓って「どんなやばいツールを作ったとしても法律なしに逮捕するな」であって、「WinnyはYoutubeになるはずだった」みたいな美化してる人が結構いる。あんな情報漏洩の温床は、100年経ってもYoutubeにならないし、人生棒に振る激ヤバツールだったからなあ。
しかし、本気でやばいと思うのは、 ①Tronは世界標準OSになれたのに潰された ②Winnyは逮捕されなければYoutubeになっていた ③日本でGoogle以上の検索エンジンが作れなかったのは著作権法のせい という噴飯物の話を、かなり偉い人たちが本気で信じているのは、なんでなんだ?
「なんでビルゲイツやジョブズは日本で生まれないんだ?」って、アレ、究極的には「藤井聡太や羽生善治はアメリカにいないだろ」という話だと思うんだよな。天才はコントロール不能で、狙って生み出せないってことだと思う。
生成系AIについて、「AI企業が考える画像の対価」と、「画像の権利者の考える金額の差」が、おそらく100万倍以上開きがあったんだと思うんですよね。生成AI企業は「なんか奨学金の基金でも作ればいいだろ」ぐらいに軽く考えてる臭いんですが、多分、それを言った瞬間爆発すると思う。
AIを導入したシリコンバレーと中国ゲーム会社からの報告が、 「仕事量が10倍」 「クビになった」 「報酬が10分の1」 「AIを叩き壊したい」 なので、まあAI賛美だけでうまくいく段階は過ぎたなあと思う。
これはブラック企業に入社した際に、1番最初に叩き込まれたことなんだけど、 「都合の悪いミスやエラーは全て報告してくれ。二日酔いがひどいから出社できないと正直に言え。正直なやつにしか、重要な仕事は任せられない。やらかさないやつが欲しいんだ」という社内研修だけは感謝している。
「エラーは判明した時点で、正直に上司に即座に報告する」、これで何度も助かった。
なんで、アメリカのアート界でAI反対が大きかったのかって、「キリスト教的価値観が」ではなく「一番最初にAIに、集中学習とスタイルの模倣をされたのが、アメリカのリアル系タッチの絵柄で、絵描きが最初に被害甚大になったから」とか「声優の声の被害も泥棒に合ったのもアメリカが最初」だからよね。
正直、実写系AI児童ポルノの素材は、児童ポルノなので、どう考えてもアウトな案件。地獄なのでなあ。なんでそんな物があるのかと言えば、そりゃ元になったデータセットが児童ポルノから学習してるわけで、本当にAIが地獄だということを教えてくれた案件です。
世界中にシャインマスカットの苗木を無料でばら撒いて「これで日本の農業が発展する。日本は勝てる」って思ってる人がいたら、正気かなぁ? と誰もが思うんですよ。でもAI産業では、そう主張している人がかなり多い。
まあ、漫画村で漫画家の収入が絶たれたことと、同じことが起きてるわけで、率直に言って市場が破綻してるわけですね。 twitter.com/komorikentarou…
よく「AI規制は二次創作も規制されやすくなるからお前はアウトになるかもしれないぞ」という脅しをかけられるのだが、そもそも、二次創作は、「版元がアウトとおっしゃるのならば、切腹して生命保険で支払うのが日本古来の慣わし」なので良い悪い以前に、そうするしかないのである。
いわゆる、違法アップロードという概念がなかった頃のインターネットの空気を知ってる人間からすると「この生成系AIの空気感はマジで同じ」なんですよね。割れが蔓延して「あ、もうものを作って売るのは無理なんだ」と正直思ったわけですが、結局規制された。それにそっくり。
AIを使った盗作 AIを使った脅迫 AIを使った偽サイト AIを使ったオレオレ詐欺、 AIを使った実在人物のディープフェイクポルノ わりと、もうすでに、起きているので、そろそろ「対策作らんとまずいかな」という段階なんですよね。
わりと、現在は日本が自国民のデータ資源を海外に無制限かつ無料で提供して、AI製品を有償で買わされている状況なんですが、どこからどう見ても「デジタル植民地」であって、「日本が勝てるチャンス」ってどこにもないんですよね。法規制すべき理由はそこにあります。
わりと現在の生成系AI規制は「ライダット運動だ」ではなく「漫画村対策」なんだよな。「他人のデータをその人の仕事をなくすために無断で使用する」という意味で、完璧に漫画村と一致する。
「AIイラスト技術の悪用」ではなく、「技術を悪用して作られたAI」というほうが、現状は正しいのだよなぁ。使う人間が悪いと言うより、そもそもそのAIの作られ方が、既成事実を積み上げて学習元を誤魔化す気満々だったが、大きくNOの意思表示がされたわけでなぁ。
生成AIについては「使われ方が悪かったんだ」というまとめ方は間違いで「作られ方も最悪にやばい」ことは言っていかないといけないよな。声優の声とか、歌手の歌とかをみればわかるように、「一部の心ない人がやった」と言うよりは「不同意学習して学習元の職業と競合することが問題だった」なと。
生成AIについて、 「使わないと時代遅れになる。使わないのはお前だけだ。お前が倫理を問うていると後ろから刺されるぞ」 というテック系のインフルエンサーや技術系の人たちの脅し、本当に悪質だったと思う。 で、結局、可視化された結果「ほとんどの人が現状をおかしいと思っていた」という。
まあ、声優AIなんかも「無料で演技してくれるAIをアニメ音声から学習しました。本人には一円も入りませんし、法的に未整備ですが日本が勝つために使いましょう。本職が食えなくなっても滅びればいい」って、言われても、そんなものは使えないので権利関係と法整備がどう考えても必要だよなあ。