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市販の解熱薬を選択する場合には
・主成分はアセトアミノフェンだけのものにする
・困ったらプロである薬剤師さんに直接相談する
のが一番好ましいとは思います.
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解熱薬以外の子ども用の市販のかぜ薬 (咳止めなど)については, 現時点では小児科医の視点から見たものではオススメできるものは1つもありません.
よって子ども用の市販のかぜ薬はあらかじめ準備しておいたり, 外来受診できないためにわざわざ購入しに行ったりしなくてもよいと思われます. twitter.com/nuno40801/stat…
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今年度のブタでの日本脳炎の抗体保有状況についての情報が徐々に追加されてきています.
一般的には50%以上を超えた地域ではヒトでの感染リスクが高くなっているとされているため, リスクを考える上で参考となる情報の1つかとは思われます.
niid.go.jp/niid/ja/je-m/2…
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日本小児科学会のInjury Alert (傷害速報)で新たな事例が紹介されています.
そのうち1例が
『新型コロナウイルス抗原検査キット抽出液の誤飲』
です.
4歳男児の事例で「のどが渇いた.ふたを開けたらリンゴのにおいがしたので飲んだ」とのことで飲んでしまったようです.
jpeds.or.jp/modules/injury…
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子どもが園に入る際に記載する書類に血液型の記入欄があることも多く, 実際に血液型の記載が求められることが今もあるようです.
ただ「その記載のために血液型検査を実施することは不要」ですので, どうぞよろしくお願いします.
(コストをかけて痛い思いまでしても, 特に得はありません)
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小児の急性脳症がどれくらい起こっているかはあまりイメージはないと思います.
一般的に年間400-700例くらい発生していて, 病原体が特定されるものが約半数とされています.
病原体としては, 従来ではインフルエンザウイルス・ヒトヘルペスウイルス6、ロタウイルスが主要な3つの原因されています.
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あまり知られていないかもしれませんが, 急性脳症は一般的には東アジア(日本・台湾・韓国)で発生が多いことが知られています.
これは日本人でのリスクを欧米と同じとは捉えていけない一例です. twitter.com/nuno40801/stat…
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スイマーバの公式がそういった認識だとは驚きました.
実際に事故が発生しており, 使用法が適切でなければそういったリスクを伴うという事実は知ることには一定の意義があるかと思いますが.
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適切ではない情報が紹介されているようですね.
入浴時に溺水トラブルを経験したうち, 99.2%は首浮き輪未経験者, というのは誤りです.
非使用時の発生件数が1139件というだけで, これが当然首浮き輪非経験者とは限りません(当然経験者も含まれると推測される) twitter.com/swimavajpn/sta…
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先日, 消費者庁からトランポリンパークでの事故に対する注意喚起が出されています.
このトランポリンパーク関連の注意喚起はこの3年で3回目, 今年だけで2回目になります.
このケースでは, 他の事故予防でも参考になる内容が含まれていると思っています.
caa.go.jp/notice/entry/0…
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<今日のスペースのまとめ>
・インフルエンザワクチンはなるべく早めに接種する方をおすすめ
・2回接種する場合には, 1回目と2回目の間隔は4週間が標準的
・シーズンや年齢などによっても異なるが, 多くの研究で一定の効果があることは示されており, 今年も期待される
・1歳未満でも基本的には推奨
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国民生活センターが
「樹脂製の折りたたみ式踏み台での指挟みに注意-乳幼児が手指の先を切断する事故が発生しています-」
を公表しています.
小さいお子さんがいる家庭でもそれなりに普及しているとも思われるので, お持ちの方は管理には気を付けましょう.
kokusen.go.jp/news/data/n-20…
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<今日のスペースのまとめ>
・小児科医からみて子どもの市販のかぜ薬の中でオススメできるものはない
・様々な成分が含まれているが, 現在の小児科の一般的な見解に照らし合わせると好ましくないポイントが複数あるため
・受診するまで一時しのぎとしても使って有益となることはほとんどないだろう.
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ポイント1: 解熱薬
解熱薬が含まれている子どもの市販のかぜ薬は少なくない.
ただ, これらは1日3回内服することになるが, 現在は解熱薬は頓用で使用するのが基本である. 従って, 市販のかぜ薬ではあまり好ましくない使われ方をしている.
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1歳未満でのインフルエンザワクチン接種に関しては
・効果がない(免疫がつかない)
・保育園などを利用していなければ接種は不要
という説明されることがありますが, いずれも明確な根拠はありません.
従って, こういった内容で接種を判断しないほうが望ましいと思います.
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<今日のスペースのまとめ>
・体温は17-19時頃にピークとなり, 2-6時頃が最も低い. これは発熱時には同様であり, 朝平熱でもその後発熱が…というパターンはみられやすい.
・発熱そのもので命を落としたり脳が障害されたりすることはない.
・解熱薬を使っても感染症の治りが遅くなったりはしない.
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赤ちゃんをかわいく見せることなどを優先して, リスクについて十分に考慮されていない製品やサービスが散見されます.
提供されているから安全とは考えず, 十分に情報を収集して検討するようにしましょう.
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乳幼児健診にしても予防接種にしても, ずっと忘れてたなどの理由で「もし」遅れてしまっても大丈夫です.
気づいたら早めに来てもらえれば, その時の年齢に応じて対応できますし, 今後で必要なことも提案できます.
もちろん標準的な時期に来て頂ける方がより良いですが.
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突然あらわれた, 本当か確認できない小児科医を小児科医だと即断してしまううちは, 情報の選別が十分できていない可能性が高いと推測されます.
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あまり認識されていませんが, インフルエンザが流行した場合, 一般的には受診された患者さん全体(全年齢)のうち40-50%は0-14歳です.
つまりインフルエンザが流行すると, 40-50%は子どもを診てくれる医療機関に受診することになるので, 相対的にそこへの負荷は強くかかります.