伊藤亜紗(@gubibibi)さんの人気ツイート(リツイート順)

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新刊『感性でよむ西洋美術』(NHK出版)が出版されます。「2時間で読める教養の入り口」をうたったシリーズなので、内容はごくオーソドックスな西洋美術ですが、「身の回りにあるルネサンスっぽいものとバロックっぽいものをさがそう」などちょっと変わったワークも収録されてます。
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校正中…『手の倫理』講談社メチエから10月に刊行予定です✍️他人の体にさわる/ふれるときの、その接触面で生じている人間関係について論じています。触覚の面白さは物理的だからこそ暴力にも親密さにもなるところ。信頼の倫理と不道徳な逸脱を同時に分析する作業が書いていてとても楽しかったです😙
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はあ〜6年かかったマイケル・フリード『没入と演劇性』の翻訳が7月末にようやく水声社から出ます。6年前って言ったらまだ「目の見えない人は」も出てなくて、東工大に着任してすぐのペーペーだった頃。並走してくれた林道郎さん、中野勉さん、井戸亮さんには感謝しかないです🙇‍♀️
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『どもる体』完成しました😘🎉蛍光ピンクが眩しい!同じケアをひらくシリーズの國分さんの本のとは対極的なポップでサイケな本になりました。しゃべるという最も日常的かつ最も繊細でプライベートな体のうごめきを愛おしがるための本です。
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ばけもさんへのインタビューを公開しました。ばけもさんにとって着ぐるみは自身の「擬獣化」なのだそう。呼吸や視覚が制限される一方で、「キツネ耳で聞いている感じがする」など、身体感覚の拡張が起こると言います。未知なるケモナーの身体論にぞくぞくしっぱなしでした。 asaito.com/research/2021/…
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中島岳志さんといっしょに、マイケル・サンデルさんと能力主義や利他をめぐって対話をしました。サンデルさんは意外なほど浸透する方で、何度も「Ri-ta」と口にしながらその場で思いついたことを言葉にしてくださるライブ感のある方でした。このあと20:00から公開です。 youtube.com/watch?v=GmLJtx…
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どこの研究室でも同じだと思うけど、論文提出や発表の時期がちかづくと、指導教員はよく学生の夢に出る。伊藤研では見たら報告してもらうようにしてるけど、いつも面白い。(最近はラッパ吹いてたらしい😗)研究室の民話として、それらの夢を採集したい。研究室夢日記ノートつくろうかな。。
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『記憶する体』(春秋社)完成しました🎉😍実物見るとカバー絵の細密度が六次元くらいあって目がくらくらする🌀この本の最大のテーマは「中途障害」。中途障害というと、変化に対応する脳や体の可塑性ばかり語られるけど、実際に当事者の話を聞くとそんなに単純じゃない。
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😍😍ついに「見えないスポーツ図鑑」が晶文社より書籍化されます‼️前代未聞の「研究ドキュメンタリー」スタイルで、読み物としてもとても楽しい内容に仕上がっています。この本を読むと、選手の視点で、競技を観戦できるようになるはず。日本を代表する各競技のエキスパートにご協力いただいています〜
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今日のインタビューも超絶面白かった。吃音の方なのだけど、目が見えない人と話しているとどもらないことに気づき、テレビの解説放送のお仕事をされている。話し相手の視線から話題を先読みする癖がついていたので、視線なしに話せる相手や暗闇だと自由に言葉が出てくる、と。
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読み始めた『サイボーグになる』が泣きそうなほど素晴らしい。科学と法学という福祉以外の学問的背景をもつ聡明な若き当事者2人による対話。リアリスティックでファンタスティックでイノベイティブ。 iwanami.co.jp/smp/book/b6151…
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『きみの体は何者か』(筑摩書房)見本が届きました。中学生に向けた体とアイデンティティの本。内容はどもる体をベースにしていますが、須山奈津希さんのイラストが弾けてます。吃音は絵になる…
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【アーカイブ公開】3/13-14に開催された利他学会議の動画を6ヶ月の期間限定で公開します🙌3つの分科会+エクスカーション+全体会というハードな合宿でしたが、最初から最後まで和気藹々と楽しい打ち合わせ=チューニングの時間でした。具体的なアイディアも満載です。ぜひ youtube.com/watch?v=5wsHZk…
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身体論で一番重要なのは「体調論」ではないかと思いつつずっと書けずにいたけど、これも信頼の問題なのかもしれない。羽生善治さん曰く「体調のバロメータは未知なものを選択できるかどうか」。樋口直美さん「自分を頼るのはきっぱり止めることで安心と余裕を得る」(『誤作動する脳』)。
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いつか書かねばと思っていた「技術と身体」についての本にようやく着手。かつて技術は「職人のコツ」みたいに体にはりついていた。それが啓蒙主義によって言語化され、やがて数値化マニュアル化されて誰でも再現可能なものになっていく。これは民主化だが、個別の身体からの解離でもある。数字と感性。