伊藤亜紗(@gubibibi)さんの人気ツイート(リツイート順)

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昨日の授業で生死について議論する時間があったのだけど、女の子の中に「産める能力を授かってしまったことへのとまどい」のある学生がそれなりいて驚く。産みたくないけど、産まないと「せっかくの能力を反故にするやましさを感じる」だったり「毎月の生理に耐えてきた自分が虚しくなる」だったり。
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ゼミの選抜課題で「自己紹介しなさい。ただし本当のことを書いてはいけません。」というのを出したら、なんかすごい力作ばかりでてきた。
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詳しく知ると、ヘレン・ケラーは急に出てきたわけではないということが分かる。そのまえにローラ・ブリッジマンという視覚、聴覚、味覚、嗅覚の4つを失った少女が触覚だけで言葉を学ぶことに成功したという前例があり、それがサリバンのヒントになり(彼女も元生徒)、それがヘレンにつながった。
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ハイレッド・センターやダダなど日常や公の価値をゆさぶる作品に対して、「これ以上不安にしないでほしい」という学生の反応が年々増えている。アートは問い、デザインは答えってずっと言われてきたけど、すでに十分複雑で不安定な世界においては、ただ問うだけのアートはもはや求められていない。
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オンライン授業だと感想も例年とちがって楽しい。「録画5回見ました」から「授業の雰囲気が夜の散歩にぴったり」まで。大学の学びが生活の波の中に溶け込んでいることは間違い無く、でもこれって「考える」という行為にとってはとても喜ばしいことなのではないかと思う。
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リモートになってからみんな「身体性」って言葉を連発する。でも身体=善じゃない。現にオンラインで楽になってる人もいっぱいいる。もちろんリアルのよさはあるけれど、私たちが身体性っていう言葉に託しがちなものをちゃんと分析し、その要素を別の形で実現する方法を探るほうが大事じゃないのかな。
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むちゃくちゃおもろい‼︎奈良時代に8個あった母音が5個に減った理由は、律令国家の整備で情報総量が増え、一つ一つの単語が長くなり、発音が甘くなったからである、と。語が長ければ厳密に発音しなくてもゲシュタルト的に分かってもらえるもんね。ちなみに名古屋方言はいまでも8母音だそうです。
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📺😆8/1 22:00-NHK BS1「コロナ新時代への提言2」に出演します。福岡伸一さん、藤原辰史さんと。な、なんと、宮崎駿さん全面協力のもと、コロナを語る上ではずせないナウシカ を大フィーチャー。ナレーションはアニメ版ナウシカ役の島本須美さん。漫画版の台詞も読んでくださるそうです😭😭
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今日はこれから授業でジョン・ケージの話をするのだけど、zoomで130人ミュート解除して4分33秒、って成立するんだろうか。。しないよな。。ケージはリモート授業最大の難関かもしれない。。。
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学生の反応を見るかぎり、問いかけることを否定している(保守化している)わけではなくて、それが安心(議論の場が用意されていること)や提案(デザイン的な側面を含むこと)とセットになっていてほしいということのように思います。
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数値化への執着がもたらす弊害について、ミュラーの『測りすぎ』(みすず書房)を手掛かりに考察しています。個人的にもこれは非常に重要な問題。ぜひお読みください。→評価、業績、達成度…数字の「測りすぎ」こそが、現代の失敗の原因だ @gendai_biz gendai.ismedia.jp/articles/-/659… #現代ビジネス
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か、かわいい😍14刷になった『目の見えない人は世界をどう見ているのか』、絵本化を記念してヨシタケシンスケさん仕様で新装登場です!もはや新書じゃないねこれ。
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📺来週25日(土)午後10:00より、EテレのSWITCHという番組に出演します‼️ 落語家の柳家喬太郎師匠と。完全初対面でカメラが回るまで目すら合わせるなと言われましたが、意外な接点から話が膨らんで奇跡のような出会いになりました。ディレクターに笑顔がやばいと言われた(笑) nhk.jp/p/ts/LX2PXXL3K…
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来週20日(水)22:30NHK Eテレのヤバい番組、「魔改造の夜 技術者養成学校」に講師として出演します。予告編によれば「無理難題の狂気の授業」笑。我ながら自分の高笑いが怖いです🥶肝試しのつもりでぜひ。 nhk.jp/p/ts/6LQ2ZM4Z3…
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ベネチアビエンナーレ、今年の金獅子賞はリトアニア館。人工砂浜に寝そべった海水浴客によるオペラ。パフォーマンスは土曜日だけで3時間待ちだった…
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MITの授業のポスター
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ある製薬会社の方が、感染症は自分(健康体)と他者(ウイルス)の線引きが明確だから、感染症についてばかり研究しているとコントロール至上主義的な社風になりやすい、でも精神疾患など自分と他者の線引きが不明瞭な病を相手にしていると、答のない問いのなかで悩める社風になっていく、と。なるほど
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昨日のトークの質疑でスクロールの害悪について触れたけど、あれは実は前から思っていたことで。人は複数の時間を生きているということ、ひとつの話題には多様なアスペクトがあるということが、タイムラインという仮想時間によって消されてしまう。例えばこんなサイトはどう? act.mit.edu/cavs
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MITの人文系研究がいいなと思うのは教養なんて意識はゼロで理工系の研究とがっつり組んでるところ。つまりフィジカルな世界とコンセプチュアルな世界をちゃんと往復してるってことだ。生命とは何かとか、そういうレベルで考えてる。ときには一緒に海洋調査の船に乗っちゃう。news.mit.edu/2018/stefan-he…
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Institut Français企画で農業高校出身の哲学者エマヌエーレ・コッチャとお話させてもらえることに。彼の植物の哲学は大気の哲学でもあり、天気と体の関係を考えるうえでも参考になる。「浸透」の存在論。「メタモルフォーゼの哲学」の邦訳も出るそう。西山雄二さんと、11/26。 institutfrancais.jp/tokyo/agenda/n…
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『「利他」とは何か』(集英社新書)の見本が届きました!月2回以上の研究会で議論を重ねてきた、センターの1年間の共同研究の成果です。一人一章ずつ書いていますが、お互いの脳がかなり溶け合っていて、一般的な論集とはだいぶ違います。利他学会議のお土産(?)にぜひ〜 amazon.co.jp/dp/4087211584/…
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10/9発売予定の『手の倫理』、カバーはこんな感じ😍😍「物にさわる」でも「自分の体にさわる」でもなく、「人の体にさわる/ふれる」触覚論を書きたいと思って書いた本です。と同時に「まなざし」モデルじゃない、「接触」モデルの倫理」があるのでは、という提案でもあります。
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【㊗️ご報告】おかげさまで、このたび第42回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)をいただくことになりました‼️といっても私の研究は当事者の方の語りなくしては成立しなかったもので、すべてが実質的には共著です。関わってくださったみなさんと祝いたいと思います。乾杯〜🍻 suntory.co.jp/news/article/1…
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〈である〉と〈です・ます〉の違いが、客観性や丁寧さではなく、二人称=読者の設定の仕方にあるというのは、〈です・ます〉ユーザーとしてよく分かるなあ…「〈である原理〉は二人称のあなたを取り除く働きをし、逆に〈です・ます原理〉はあなたを前提とする。」(平尾昌宏『日本語からの哲学』)
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マイケル・フリード『没入と演劇性』、ようやく入稿した。。完全に学生マインドで取り組んだプロジェクトで、監訳ではなく自分で訳文を作っています。丁寧にコメントをしてくれた林道郎さん、中野勉さんには頭が上がりません。表紙はシャルダン。フリードの読みがもつ迫力の感染力に浸ってください〜!