これらはあなたが自動車整備士として働く中で経験するかもしれないことです。
炎上覚悟で言いますが、 整備士が相手にしてるのは車であって それに乗ってる客は付属品である。 その付属品が全ての決定権を持っているからややこしい。 建前上お客様の安心の為なんて言うけど 消耗品の交換や修理を提案しても 頑なに行わない時は諦めてこう言うのさ 「まぁいいや俺の車じゃねぇし」
整備士「消耗品交換します?」 お客さん「まだいいです」 整備士「定期的な点検で消耗品の状態を判断して必要な時期に交換をオススメしてます」 お客さん「故障すると困るし不具合が起こらず安心して乗りたいのでしっかり点検して下さい」 整備士「消耗品交換します?」 お客さん「まだいいです」
ゴムに充填した空気は抜けていく 電波式ではない時計の時間は狂う 革製品は使っているとシワが入る 電球は使用していると急に切れる 電池は寿命がくると使えなくなる 雨の日に窓を開けると雨水が入る 消耗品は消耗すると交換をする物 これらは世間の常識だと思ってた 自動車整備士として働くまでは。
"壊れてないか確認するのが点検" "壊れてしまう前にするのが整備" "壊れてしもてからするのが修理" "壊れない車を作れってのが理想" "壊れるまで放置されるのが現実" "壊れると思わなかったのが故障" "壊れるべくして壊れたのは破壊"
ふぇーん、こわいよー。 てんけんしてくれっていうから てんけんひようをせつめいしたら おこられたよー、こわいよー。 「なんでも金かよ!」 ってぼくたちおしごとしてるんだよー 「○○は無料でしてくれたぞ」 じゃあそこにいってよー ひまじゃないんだよー。 こわいよー、おとといきやがれー。
ディーゼル車にガソリン入れたお客さんの「イレギュラー満タンやねw」には耐えて修理代の説明してたら「お金には縁が無くてね、無鉛だけにw」もう耐えられなくて腹筋が割れた。
~これからの季節のご用命あるある~ ・冷たい風が出ない(A/CスイッチOFF) ・車から水が漏れている(冷房により発生する水) ・エンジンの音が定期的に大きくなる(ラジエータファン) ・燃費が悪くなった(冷房使ってるから) 大体は不具合じゃない。 が、暑さからかクレームの温度も高いから要注意。
毎日時間に追われながら働く整備士くん そんな彼の給料は約18万円。 彼は1日平均10台の車を点検整備し 1ヶ月に平均22日出勤します。 ある時、彼は考えてしまいました 「18万÷220台=1台当たり約818円」 彼は考えるのを止め無料のサービス洗車で ホイールを洗うのも止めましためでたしめでたし。
客「自動ブレーキが働かなかった!」 僕「追突されたんですか?!」 客「追突してない、怖かった」 僕「止まれたんですか?」 客「なんとか止まれた」 僕「自分ブレーキで?」 客「ギリギリだった!」 僕「なんでギリギリになったの?」 客「..よそ見?」 僕「誰が悪いの?」 客「車!」 車「えっ!」
車が気になる客と客が気になる整備士。
客「ヘッドライト高く調整して」 ヘッドライト「社外品HIDやで」 光軸「基準いっぱい高いで」 光度「基準全然足りまへん」 ~現状説明~ 整備士「ですので調整は出来ません」 客「何が悪いの?」イライラ 整備士「球ですねぇ」 客「買ったばっかなんだけど?」ドヤァ 整備士心の声「だから何?」
整備士「車検の見積もりです」 客「高いなぁ、これ他所の見積もり」 格 安 概 算 見 積 も り 内 容 点 検 の み 客「これより安くなるならお宅で受ける」 整備士「整備をして欲しいので無理ですね」 客「じゃあいいや」サイナラー ~後日~ 客「当日になってあれダメこれダメで高くなった何でや」
【冬の恒例】 整備士「今日はどうしましたか?」 客「朝マフラーから煙が出てて..」 整備士「他には?」 客「燃費も悪くなって..」 整備士「心当たりは?」 客「寒くなってからなんです..」 整備士「なるほど」 客「これは..」 整備士「寒いからですね」 客「前の車はこんなことなかった!」
~トランクオープン~ 整備士「荷物..多いな」 整備士「触りたくないけど降ろさないと..」
「総走行距離3000km」って聞くと まだ新しいって感じするけど 「日本の長さは約3000km」って聞くと それだけ走ったらもう新車ではないやろ。 「総走行距離40000km」って聞くと まだまだこれからって感じするけど 「地球の周囲は約40000km」って聞くと それだけ走ったら何かしら交換は必要やろ。
燃費が悪い!絶対におかしい! 納得出来るデータを用意して説明しろ! と、言われたので同型の車両を用意し 1日かけて2台の燃費のデータを記録し 同様の条件では同じ燃費だったという 結果を説明するも納得されず 「俺の運転が悪いみたいじゃないか!」 伝わって良かった。 ※点検代は貰えなかった
~昼飯~ ・11:30 整備士「予約客来ない」 ・11:45 遅刻客「来た」 整備士「急ぐ」 ・12:20 整備士「終わった昼飯食う」 ・12:22 客「なんか変見て」 営業「よろしく」 整備士「昼飯..」 ・12:50 整備士「解決昼飯食う」 ・12:50 客「早く来た急いでる」 営業「よろしく」 整備士「あぁ昼飯..」
整備士って車が好きなイメージあるよね。 でも、客の車が好きな訳じゃないのよね。 赤の他人の車にメンテナンスの必要性を 訴えるのは"仕事だから"なんだよね。 それを無視して「壊れた!」って知らないよって話。 気分を害したことはごめんなさいね。 「でもね、それが、自動車整備士。」
実を言うと整備工場はもうだめです。 突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。6、7週間後にものすごく白い氷の結晶が大地に降り注ぎます。それが終わりの合図です。程なく大勢の人が我先にと押し寄せるので気をつけて。それがやんでも、少しだけ間をおいて次は元に戻す作業がきます。
不具合じゃない事を不具合といいきり どういう構造でそうなるか説明しても 「30年以上車に乗ってきたから車には詳しい」 と言って納得せず屁理屈ばかり言い 悦に浸るおじさんがわりといるけど 乗ってるだけで詳しくなるならあれか? 高齢者は地球の構造に詳しくて マントルの対流を感じてるのかな?
整備士「次の予定はあの車か」 ~ドアガチャ~ ワンちゃん「おぅっ!?!?」 整備士「おぅっ?!」
若者の車離れ()もそうやけど、高齢者のブレーキ離れも深刻な問題よな