藤井光/Hikaru Fujii(@fujiihikaru)さんの人気ツイート(古い順)

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プラハのゲーテ・インスティトゥートで一月より、カフカの『変身』の世界をヴァーチャル・リアリティ体験できるコーナーが公開されているそうです。原作から忠実に再現したザムザの部屋で変身した身体になって、「VRの精神的元祖」たるカフカの世界を体験できるとのこと。 goethe.de/en/uun/akt/211…
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英語のアルファベットに生き残れなかった12文字。thやwに取って代わられたり、発音が変わって不要になったりと事情は様々ですが、面白いのは”&”が19世紀まで27番目のアルファベットに入ることがあったという話。この12文字が今でも英語の本に出てきたら楽しそうなんですが。 mentalfloss.com/article/31904/…
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コルソン・ホワイトヘッドの傑作小説で再び注目の、奴隷の北部への逃亡経路となった「地下鉄道」。1850年代にフィラデルフィアで数百人の逃亡奴隷をかくまった建物が、150年を経てついに「発見」されたという記事です。市の歴史建造物に指定されて保全されることが決定済。 washingtonpost.com/news/morning-m…
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22か国の駐米大使が、自分たちの国を訪れる前にぜひ読んでほしい一冊を選んでいます。チリとコロンビアからは納得の選出、フィンランドもあの谷、アイルランドとイギリスからは現役の作家が登場しています。個人的に読みたいのはアゼルバイジャンの一冊。 cntraveler.com/gallery/22-amb…
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レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ/ロング・グッドバイ』の表紙デザイン49種類を世界中から集めてみた特集。毒蛇、酒、女性、ナイトホークス、偶像、なぜかハンフリー・ボガート、目、札束など、各国語版それぞれにチャンドラーのイメージがあることが分かります。 crimereads.com/the-long-goodb…
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作家が守る奇妙な習慣の数々。アガサ・クリスティは風呂でリンゴをかじり、ディケンズは磁石を持ち歩いて北向きに眠り、ガルシア=マルケスは執筆前に新聞を読み、村上は走り、アジェンデは必ず1月8日に書き始め、ハイスミスはとにかくベーコンエッグを食べていたそうです。 buzzfeed.com/ariannarebolin…
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ソ連時代のレニングラードの街角や人々を大量に撮影するも、誰にも見せることなく世を去った女性の大量のネガやフィルム30,000枚が、2017年に屋根裏から発見され、彼女の娘によって現像・公開が進められているそうです。記事の下部でその一部を見ることができます。 atlasobscura.com/articles/secre…
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書店員のいない書店がドバイにオープンしたというニュース。2万冊が置かれ、年中無休の24時間営業。さてはすべて機械化されたのか?と思いきや、「客を信頼しているから」好きな金額を出口の箱に入れていけばいいという仕組みで、それでも1日100冊以上売れているそうです。 gulfnews.com/xpress/news/24…
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ニューヨークで月に一度だけ営業する書店。作家が自分の蔵書25,000冊を最終日曜日にだけ自宅で売っているそうで、建物はかつての裁縫工場、本人が真夜中に泳ぐためのプールもついているという不思議空間。書店が開いているかどうかは紙切れ一枚だけが目印だそうです。 nytimes.com/2018/04/04/nyr…
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トールキンの「新作」が2017年に続いて出版されるというニュース。ソンムの戦いの後に入院中に書いた、中つ国を舞台とする「最初の本格的な物語」であるThe Fall of Gondolinが八月に刊行だということです。 theguardian.com/books/2018/apr…
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エドワード・ゴーリーがカフカの表紙を描いたらどうなるか? 1953~60年にかけて、ゴーリーが手がけていた古典小説の表紙デザインを集めた記事です。意外に自分の色を抑えている場合もありますが、ディケンズ、ジェイムズ、カフカ、ポーあたりはまさに全開。 lithub.com/edward-goreys-…
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UNESCOが統計を取っている、「世界で最も翻訳版が出ている著作家TOP50」ランキング(1979年以降の数字のようです)。もちろんカフカ、マルクス、ドストエフスキー、シェイクスピアなど錚々たる名前があるのですが、一位は他を大きく引き離してのあの人です。 unesco.org/xtrans/bsstate…
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ロサンゼルスの路上に捨てられたソファの写真を撮り続けているアーティストのページ。ミランダ・ジュライやレイモンド・カーヴァーを連想する風景です。ソファが大型ゴミとして置いてあるだけなのに、持ち主の不在が逆に強烈なストーリー性を生んでいます。独特の中毒性あり。 instagram.com/sofasofla/
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19世紀後半にグリーンランド東岸の先住民からデンマークに持ち帰られた、手のひらサイズの流木を彫って東岸の沿岸や島々を表している地図についての記事。移動の際に使うのではなく、木を彫りながらそれぞれの土地や人や物について語るという物語の道具だったということ。 atlasobscura.com/articles/green…
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チャック・パラニューク、エージェント事務所の会計士が340万ドルを着服していた事件が発覚して、目下「破産寸前」の状態だそうです(『ファイト・クラブ2』の印税も受け取れず)。ただし、友人や読者たちの助けは「豊富にある」ことに慰められているとのこと。 theguardian.com/books/2018/may…
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ウィスキーのボトル一本が入店料になっている書店、フェミニスト書店「ブルーストッキングス」では高くて買えない本は店内で読書してOKなど、ニューヨークにある独立系書店のポートレートがいくつか。理想主義が息づく(がゆえに閉店の危機もある)空気感が伝わります。 theguardian.com/books/2018/jun…
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メキシコの芸術家による「城」というタイトルの作品。ただのレンガの壁に見えますが、中央がわずかに歪んでいて、その下には本があります。一冊の本(あるいはささやかな思考)が大きな影響を及ぼせるというメタファーだそうです。敷かれている本の作者はあの人です。 mymodernmet.com/brick-wall-ins…
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アメリカ合衆国では、五年前と比べて詩の読者が倍近くにまで回復しているそうです。国立芸術基金の調査によると、成人人口の11.7%(2800万人)が2017年に詩を読んだと回答したとのこと。女性やマイノリティの間での伸びが顕著で、SNSの影響も挙げられています。 npr.org/2018/06/08/618…
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ワールドカップ開催に合わせてやっぱり出てきた「各国文学代表」。律儀にグループ別に選出されています。ブルガーコフ、アラルコン、ボルヘス、アディーチェ、キシュ、ハン・ガン、イシグロ、トカルチュクなど。文学的な「死のグループ」はB、Fあたりでしょうか。 lithub.com/32-books-to-re…
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アメリカの奴隷所有者が黒人奴隷向けに19世紀初頭に使っていた聖書、いわゆる“Slave Bible.”の実物写真です。黒人たちに従順さや服従を教えるため、出エジプト記など「自由」が主題となる箇所はすべてカットされています。 twitter.com/museumofBible/…
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ミニマリストの編集の手が入ったとおぼしき、ごみ置き場の看板。削りに削ったがゆえの凄みもありますが、消えた部分はすべてレトリックなわけで、そこもかなり豊かな世界だのではと思えてきます。
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僕は本日6/22付で『早稲田文学』の編集委員を辞任いたしました。#WeToo
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アムステルダムで21世紀に行われた地下鉄工事でアムステル川から出土した品は約70万点。考古学的遺物からクレジットカードまで、すべてがネットで公開されていることを知りました。ヴァーチャルツアーから、「出土品で自分なりに展示を作りましょう」コーナーまであります。 belowthesurface.amsterdam/en
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イギリスのヘレフォード大聖堂には、所蔵するすべての書物が今でも鎖につながれている無二の図書室があるとBBCが紹介しています。17世紀当時は書物を守るための最新のシステムだったそうで、本棚からの取り出し方や、所蔵している中世の写本も映像で見ることができます。 bbc.com/culture/story/…
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バルセロナ在住の写真家Xavi Bouが、「鳥が飛ぶ跡が空に残ったらどう見えるのか?」という長年の興味をついに写真にした作品“Ornitografías”が紹介されています。空をカンバスにした絵画のような不思議な世界です。記事の終わりに16枚のスライドあり。 nationalgeographic.com/magazine/2018/…