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上野千鶴子さんの東大入学式での祝辞(2019年:抜粋)
あなたたちは「頑張ればば報われる」と思ってここまで来たはずです。ですが、頑張ったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく【環境のおかげだった】こと忘れないようにしてください→
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全盲の方に回転寿司はロシアンルーレットってツイで思い出したけど、手話の師匠が「耳が聞こえない人はドライブスルーを利用できない」と教えてくれたのを思い出した
「当たり前」として障害のない人が深く考えずに利用できてる事に「障害がある」というだけでこんなに機会格差がある。無くして行こう
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息子の感覚過敏からくる偏食を「かわいそうだ」と言う人は多いんだけど
息子いわく「食べられないものがあること自体はかわいそうじゃないよ。”それは食べられない”って言ってるのにそれしか用意されてなかったり、食べられた方がいいから食べろって強制される状況は僕をかわいそうにしてるけどね」と
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自閉症はかわいそうな障害?
それはちょっと違います。
正しくは、自閉症の人達は「かわいそうな境遇」に置かれてるんです。
だからこそ、その境遇を彼らが彼ららしく生きられるように変えていけます。
そんな社会に変えていく為に手を差し伸べてもらえたらありがたいです。
#世界自閉症啓発デー
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きかんしゃトーマスが大好きだった息子。アメリカに越してきた頃、英語がわからないのに英語版を好んで観てた理由を教えてくれた
「日本語版は機関車毎に声優が違うけど、英語版は全部の声をリンゴが声を変えてやってた。それが誰かに絵本を読んでもらってる感じがして心地よかったから」と。ほほぉ~
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「障害は個性」
「障害あるようにみえない」
「でも特別な才能あるんでしょ」
「神様はあなたなら育てられるから選んだんだね」
障害のある人や親が言われて苦笑いする言葉
「親子共に困ってる」て事を無いものにされてるから。励ましなのはわかるけど「困ってる」事実から目をそらさないでほしいな
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「障害は個性」
それちょっと違うよ。
障害って、社会の構造の不備や社会の格差のせいで作り出されてるんだから「社会の努力」でなんとかその格差を解消すべきことなのに、
しれっと「個性なんだから自分次第だよね」と個人の努力の問題にすり替えないでほしい。
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よく耳にするリハビリテーションは怪我等をした時に”元の状態に戻る(Re)”のを目指すんだよね
対してハビリテーションは、生まれつき障害のある人への療育。”元の状態に戻る”を目指すのではなくその人がその人らしく生きていくのを目的にしているんだよね。「治す」とはまた違う視点。大切にしてほしい
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怪我や病気なんかの場合「治す」っていうのは、元々それがなかった状態に戻るのを目指すわけだけど
自閉症といった生まれつきの障害の場合、その「戻る状態」がないんだよね。たぶん多くの人はそれを「普通になる」だと思い込んでるんだろうけど、自閉症の人にとって自閉症がある事が普通なんだよね。
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息子に「自閉症が治る薬が開発されたらどうする?」ってきいたことがある。回答はNO
理由は「周囲の理解のある今は困ってないからってのはある。でももっと重要なのは、自分の中の自閉症がどこまで”自分”というものに影響を与えてるのかわからない。だから治す事によって自分じゃなくなるのが怖い」と
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不登校の子には「学校に行くこと」
発達障害の子には「普通になること」
を唯一の解決策だと思ってる人って多いと思う
でもノーマライゼーション(標準化)って「皆が普通になろう」じゃなく【皆それぞれに違いがあるって事を当たり前な事としよう】なんだよね
違いがある=色んな普通がある、だよ。
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アメリカ育ちの息子は小中高と生徒は掃除しなくてよかった。トイレも用務員さんが清掃してくれる。
そんな息子に「日本では生徒が掃除するんだよ。トイレ掃除は何かの罰にさせられる時もある」って教えたら
「トイレ掃除を罰にするなんて、仕事でしてる人に対して失礼過ぎない?」ほんとそうだよね。
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そういえばさぁ、日本の謎マナーでこれはもうやめようよと思うの
目上の人とか男の人が食べ始めないと女の人は箸を付けちゃいけないってやつ、あかんでしょ
できたてのおいしいのを食べたい人も、ちょっと冷ましてから食べたい人も、おなかすきすぎてる人もいるんだし、食事はそれぞれに楽しもうよ~
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多分僕みたいな自閉症や知的障害のある子はどうやって友達を作っていいのかわからないし、友達を作った経験がないから一人がいいって思ってた部分もあると思う。優しい大人に囲まれてる事もそれはそれで心地いいけど、やっぱり友達がいるのとは全然ちがう。友達作りを助けてもらうのは絶対必要だよ」と
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この教授は院の支援教育の授業で事ある毎に
「どんな障害がある子も友達を作ることがとても大切。一人でもいい。いつも家族や支援者という大人に囲まれて、自然になりゆきで友達を作ることが難しいこの子達が「友達っていいな」っていう経験ができるかどうかはあなたたち先生次第なんだよ」と訴えた。
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大学院の教授の息子さんは、重度の知的障害と左半身麻痺の身体障害、そして自閉症があった。その息子さんは病気で25歳で天国へ旅立った。お葬式には会場に入りきれないほどたくさんの人が参列されたそうなんだけど、
その中に彼の”友達”は一人もいなかった。それを教授は今でもずっと悔やんでると…。
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日本では人の手を借りる事を「人に迷惑をかける」と考えがちで、社会的弱者に対して「人に迷惑をかけず慎ましやかに生きろ」と自助を強制する傾向が強いよね。
そんな風に日本の教育に見捨てられた障害のある子が”自助”でアメリカに渡り救われた話。よかったら読んで下さい。
note.com/chubby_haha/n/…
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障害のある人や支援教育への理解のなさやジェンダーの問題だけじゃなく、子連れ(ベビーカー)のお母さんや優先座席の問題なんかも話すと「知ってた日本と違う!」と驚かれる。中でも一番ドン引かれるのは、ヘルプマークの存在と、マークを携帯しててさえも理解が得られない現状…。変えていかなきゃ。
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「なぜアメリカに来たの?」ってきかれて「障害のある息子が日本では差別されたり息子に合った支援教育を拒否されたから」って答えると
ほとんどの人に「日本って教育やら福祉の最先端を行ってると思ってた」って驚愕される。ジェンダーギャップもしかり。日本、そろそろ本気出さないとマジやばいよ。
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アメリカに来るまで「アウトリーチ」という意味をよくわかってなかった
それくらい日本の福祉は「困ってて助けてほしいなら自分でなんとかこっちにたどり着いて来い」という状況だった
アメリカに来て「子に障害がある?そりゃ助けが必要でしょ」と私にリーチしてきてくれた。本来の福祉のあるべき姿
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子供の発達障害の診断がでた後に親は「助けて」と言える先がない、又はどこに言えばいいのかさえわからない。
虐待を受けている子やDV被害者はそれが「助けて」という状態なのかさえ判断できない。
なのに社会福祉は訴えがないと重い腰をあげない。
ベクトルが違う。アウトリーチ。こっちに来てよ!
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肌着禁止のトンデモ校則におかしい!人権侵害だ!って、女の子の親とかの当事者じゃなくても他人事なのにあちこちから声があがるのに
障害のある子が他の子と同じ様に教育が受けられないことを訴えるような話題にはモンスターペアレント扱いや辛らつなコメントばかりなのなんで?
同じ人権侵害だよ。
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肌着禁止の理由が「皮膚の鍛錬」「体を丈夫にする為」とか「我慢こそが君を鍛える!」と子供を支配して満足しないでよ
「寒かったら重ね着」「汗かいたら着替える」「体の成長に応じて肌着もアップデート」って「自分で考えて行動する」を教えないでどうするの
この支配からの卒業!尾崎よほんまそれ
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「人は人、自分は自分」という線引きに冷たい印象を抱く人が多いかもだけど、この線引ができないと「自分が大変と思う事だけが大変」と判断して自分に置き換えられない事には無頓着になりがち。
それより「あなたが困ってるというなら(私にはわからないけど)困ってるのね」の方が優しさが広がるよね
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障害のある人に、その人にとって必要な支援を許可しないっていうのは
「ずっと苦しんでてね」って言ってるのと同じなんだよね…。