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10連休だからと無理に旅行なんかせんでもええんですよ。家でね、チューハイでも飲んでほろ酔いになったあと、インスタントラーメンでも喰らいながらカレンダーを眺め、「まだまだ休みが続くなあ」と幸せを噛み締める。そんな連休も素晴らしいじゃないですか。
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10連休明けた火曜は2時間、水曜4時間、木曜6時間、金曜8時間と徐々に労働時間を伸ばして身体を慣れさせていく配慮をすべきだよ社会
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10歳のガキの持論に振り回される大人たち。これだよこれ。これがインターネットだよ。
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10歳の彼に私が言えることはもっとインパクトのある名前と動画にしたほうがいいんじゃないかなってこと。路傍富美男(ロボトミオ)なんてどうだろう。前頭部に手術痕のある少年が梅沢富美男の『夢芝居』がかかるたびに全身が痙攣して泡を吹いて道端で倒れるんだ。再生回数、億はいくぞ。
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生八ツ橋はめちゃくちゃ好きだけど、焼いてある八ツ橋は嫌い。八ツ橋の良さを全て取っ払った憎悪の塊みたいな食いもんだろアレ。八ツ橋の名を語るな。カチカチニッキ煎餅という名前にしろ。
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「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?!」
「私でよければ。女性の足を食むことでしか性的興奮を得られない私は、行きつけの風俗店の嬢たちから『ドクターフィッシュ』と呼ばれています。ではさっそく……」
「お客様の中に警察の方はいらっしゃいませんか?!」
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「事故にあってチンチンだけ機械になってしまったとします。そのメカチンチンを露出してもやはりダメなんすかね?」と上司にきくと、「往来でおっさんがディルドを振り回していたら捕まるだろうから、メカチンチンでも多分ダメだろうな」と言われ、確かにそうだなと感心しました。
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煙草やめて一年以上経ち、吸いたいという気持ちはもうなくなった。おっぱいも一年以上吸ってないけどおっぱいは吸いたいと思う。煙草よりおっぱいのほうが依存性が強い。蘇る性的衝動、繰り返される諸行無常。
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職場着いたらおれ以外全員ポメラニアンになってねえかなと考えたが、もしそうなったら電話対応とか全部おれがしなくちゃいけなくなるな。
「今日は担当の者がポメラニアンでして……ええ、犬のです。連絡取ろうにもキャンキャンとしか鳴かなくて。なので後でもう一度連絡致します。申し訳ありません」
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知らないおばさん二人組に「ちょっとすみません。今あなたは幸せですか?我々と共に祈りを捧げてみませんか?あなたを苦しめているものから解放されますよ」と道で声をかけられたので、「祈ったら私以外の会社の人間が酷い死に方しますか?」ときくと、私の顔にロザリオを突きつけてきました。
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嫁が飲みたいというので行列に並んでタピオカ買ったことあるけど、一口飲んだあとに「わざわざ並ぶ飲みもんかこれ?」と店頭で大きめの声で言ってしまい、あと少しで魔女狩りに遭うところだった。
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キモチップ、『気持ちよくなる脳波の発生を促すマイクロチップ』のことかと思ったのになんだよ、ただの紙切れじゃねえか。がっかりだよ。誰かおれの頭に本当のキモチップを埋め込んでくれ。永遠に続く快楽に陶酔させてくれ。
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「洗濯バサミいっぱい付いてるやつに靴下とパンツを同数干すとパンツのほうに傾くだろ?あれはパンツのほうが重いからだ。お前には我が社のパンツになってもらいたい。期待してるぞ」
後輩の肩にポンと手を置いてそう声をかけると先輩はどっちなんですかと訊かれたので、おれは靴下だと答えました。
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通勤途中に白ウサギを見かけた。懐中時計を何度も見て時間を気にしながら急いでいる。不思議に思った私は彼のあとを追いかけ、東京メトロ日比谷線に乗り込んだ。そして職場のある駅で降り、足取り重く歩き、出勤してタイムカードを押した。席に着いて隣を見ると、白ウサギも陰鬱な顔で座っていた。
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「金曜だから夕方までがんばれば飲みにいける」なんて思ってないか?君らのそういう腑抜けた精神がダメなんだよ。いいか、よく聞け。おれは今日午後休だ。昼からビールでも飲んで小旅行に繰り出すのさ。皆がしょうもない昼メシ食ってアホみたいに働いてる間にバカンスが始まるってわけ。わかった?
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今日もインターネット上では見えない何かと戦っている人がいっぱいだな。そんなことやめて友達とジェンガでもしろ。友達いないなら親とか近所の犬でもいいから。それも無理なら公園に行け。ダンゴムシぐらいいるだろ。ダンゴムシとジェンガしろ。
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SNSやってて一番イラっとしたことは、「ソーセージを食べると寿命が縮む」などと偉そうに書いてる記事を見かけたことだな。根本が間違ってんだよ。ソーセージ食えねえならこの世に生まれてくる意味なんてないのにな。
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助けて下さい!賃金が欲しければ週五日働けと脅されてるんです!
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公園に「ワンワン!」と吠えてるおじさんがいたので、バウリンガルのアプリを起動してみたら、「やさしさだけでは生きられない」と表示されたので泣きそうになった。
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上司とファミレスに入ったが、呼び出しボタンを押しても一向に店員が来ないので、「こっちが本当の呼び出しボタンだったりして」と私がふざけて上司の鼻を指でギュッと押したら、「ピンポーン!!」と店内に響き渡る大声で上司が叫んだので、店員が「どうしました?!」と慌ててやってきた。
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あれ、印籠忘れたらどうするんだろうな。
「格さん、どうしました?!早く印籠を出しなさい!」
「申し訳ありません……先ほどの茶屋に忘れてきてしまったようです……」
「何ですと?!ええい、じゃあ皆ごろしにしてしまいなさい!今回はそれでいきましょう!」
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自分の葬儀はウォータースライダー葬とかがいい。土気色の私の遺体が猛スピードで滑走していき、水着ギャルたちの待つプールに水飛沫を上げて飛び込む。その瞬間を写真に撮ってもらい、「夏だ!プールだ!葬式だ!」という文字でも入れて、葬儀屋の広告に使ってほしい。
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投票所に“トーヒョーマン”というマスコットを立たせるのはどうだろう。トーヒョーマンはいつも「ヒョー!ヒョー!」と叫び、顔には白い仮面、片手に三本の鉤爪を付け、投票所のある学校の金網にしがみついたりしているスペイン人の忍者だ。
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「胸板厚いですね。学生時代は何か運動してたんですか?」と同僚にきかれたので、「畑を荒らしにきたイノシシを捕えて売ったりしていた」と言うと、暫しの静寂の後、「今日も暑いですね」と言われました。