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娘に「私がココアって言ったら続けてコーヒーって言って」と言われ、「ココア」「コーヒー」「ココア」「コーヒー」と数回やり取りした後、「ピザって10回言って」と言うので、バカにしやがってと思いながら10回言ったら、娘がヒジを指差し「ここあ?」と聞かれ、「ヒジ!」と即答してしまった。
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交番の「指名手配犯を見つけたら懸賞金500万円」という張り紙を見た息子が、「あっちの方で見つけましたって嘘の通報して500万円もらおうよ」と言い出したので、そんな金もらって何するんだと聞いたら、「寄付とか……」という、善人なのか悪人なのかわからない男。
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よく小学生が先生を呼ぶ時に、思わず「お母さん!」と言い間違いしてしまうのは理解できるのだが、さっき5歳の娘がオレを呼ぶのに、「ちょっと、大臣!……違った、お父さん!」と言い間違えたのは、一体どういう頭の回路になっているのか、さっぱりワケがわからない。
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探偵ナイトスクープの「肛門に香水をシュッと吹きかけると体がポカポカする」という回で、寛平ちゃんがやってみたら、ポカポカを通り越しカッカ熱くなり、カメラの前で肛門を広げ「痛い!痛い!」とのたうち回るのを見た時が、5歳の娘が「私の人生で最も楽しかった瞬間」だそうです。
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公園の水遊び場で、おばあさんと6歳くらいの女の子がお互いの頭からバケツで水を掛け合い全身ずぶ濡れになっていて、何てアクティブな祖母と孫なんだと驚いたんだけど、更に驚いたのは、ひとしきり遊んだ後、「ところでお嬢ちゃん、お名前は?」と聞いていて、まさかの赤の他人だったことである。
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18歳で東京に出て来た頃、友人たちから「京都のファミレスって何が有名なの?」と聞かれたので、正直に「ジョイみのきち」と答えたら、みんなに大爆笑され、しばらくあだ名が「ジョイみのきち」になり、東京って何て怖いところなんだ、と思った。
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自分が子供の頃は、警察と泥棒に分かれて逃げたり捕まえたりする遊びを「ケイドロ」とか「ドロジュン」とか「ドロケイ」と呼んでたけど、今は何て言うんだ?と6歳の息子に尋ねたら、「逃走中」という答えが返ってきて、今が平成であることを思い知らされた。
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NHKのサンデースポーツ、広島カープの強さを、解説の大野豊がわざわざ本物の広島風お好み焼きを用意して、「菊池選手や丸選手がキャベツやエビなどの具材なら、エースの前田投手がお好みソースです」と例えていたんだけど、受信料返して欲しいくらいピンと来ない。
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今日の『天国の恋』は、40代の古本屋の主婦が遂に万引きをした20代の男(ジャニーズJr.)をホテルに誘うのだが、男が服を脱いだら、ドリフがコントでつけるみたいな雑な付け胸毛がわっさ〜!と生えていて、それを見た女がますます欲情するという、疲れた現代人の心にしみ入る展開でした。
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先日生まれて初めて吉野家の牛丼食い、あまりの旨さに涙して感動した娘に、ウチの近くにも吉野家あるから行くか?と尋ねたら、行かないと言うので理由を聞いたら、「この前の店で作ってくれたコックさんの牛丼しか食べたくない」と、凄腕の料理人が作っていると信じている模様。
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ブックオフで、古くて貴重な本を売りに来たおばちゃんが「買い取れない」と言われたらしく、しつこく理由を聞いていたんだけど、店員もちょっとキレ気味に「こんな立派な本を購入するお客様がブックオフにいらっしゃるかということです」と言っていて、1冊100円の漫画を立ち読みしてたこっちまで赤面。
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リカちゃん人形で遊んでいた4歳の娘が、「おもしろいこと発見した!」と言うので見たら、リカちゃんを裸にさせ、エプロンだけ着させて、「この格好、おもしろい!」って、娘よ、それがおもしろいことくらい、人類はとうの昔に発見しておるわ。
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今日のクライマックスシリーズ、阪神の勝ちっぷりも良かったが、巨人の坂本が打席に入る時にアナ雪の『Let It Go』が流れるのを聞いた6歳の娘が「恥ずかしくないのかな」と言い放ったのもなかなか良かった。
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3月で『おかあさんといっしょ』をやめただいすけお兄さんをひと月ぶりに見た5歳の息子が、「この人、誰だっけ?」と言ったのには、さすがに「あんなにお世話になっておきながら!」と声を荒らげてしまった。
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知り合いが「知ってる?チャゲアスのASKA……」と話しかけて来るので、話題の薬物疑惑の件かと思ったら、「あの人、親指が異様にデカくて、みんなから『しゃもじいらず』って呼ばれてるんだって」と言うので、なぜ今その情報?と思った。
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娘に『シン・ゴジラ』を初めて見せたら、会議のシーンなんかも想像以上にちゃんと理解していたんだけど、一番驚いたのは、無人在来線爆弾がゴジラに突っ込む場面で、これまで黙って見ていた娘が突然、「ありがと〜!山手線〜!」と鉄オタみたいなことを叫んだことである。
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ファミレスでパフェ食ってる10人くらいのお爺ちゃんお婆ちゃん、カラオケサークルの仲間らしいのだが、人が歌ってるのにいつも横入りして来て一緒に歌いだす鈴木さんをどうすれば止めることができるか語り合うものの、いい案が出ず、敬老の日を前に葬式みたいな雰囲気になっている。
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幼稚園に息子を迎えに行ったら、友達の子が俺を指差し、「ち◯こオジサン!」と言いだしたんだけど、つい調子に乗って「そうです、私がち◯こオジサンです」と答えてたら、次々に子供が集まって「ち◯こオジサン!」「ち◯こオジサン!」の大合唱になったので、調子に乗ったことを死ぬほど反省した。
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娘が「ハガキ出しに行くついでにポケモンGOやりたい」と言うので、車には注意しろとキツく言ったら、右手にiPhone、左手にハガキを持ち出かけ、何とか事故に合わずポストまで着いたんだけど、興奮のあまり右手のiPhoneを投函しそうになっていて、新たな惨劇が生まれるところだった。
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息子が公園で初対面の子と仲良くなり、一緒に砂でおにぎりを握り始めたんだけど、生活レベルが違うのか相手の子は「これ、いくら!」「かに!」と次々と高級食材を握るのに、ウチの子は「昆布!」「おかか!」、ついには「新鮮な消しゴム!」とか言い出し、相手の親も気まずそうにしていた。