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大学院生へ
① 人の顔色をうかがって大学で過ごすことはやめましょう。ケガする可能性があります。
② 「指導してもらえることは当たり前ではない。」
そう思っていませんか?それは違います。大学院生には指導を受ける権利があり、それは自主性が発揮されたとしても失われるものではありません。
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最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。高校生の頃、英語の長文を訳して勉強しました。でも、ほぼ何一つ訳した内容を覚えていません。それは『英語を英語の勉強のために使ってきた』からなのだと思います。言い換えると、自分にとって都合の悪い文章(すぐに読めない文章)を読んできたのです。
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数学を学ぶ大学生へ
図書館で本を複写することがありますね。そのときに
「+10円払ってでも、本の最後のページを印刷しておく」
というのがとても重要です。それは研究の意味でもそうですが、もっと個人的に
「数年後、自分がその資料に出会ったときに迷子にならないため」
に重要です。
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それで得た技術もありますが
① 本を読むには動機がいること
② 何かを勉強するとき、すでに知っているが役立つこと
そういう前提があるし
『英語を学ぶために英語で学ぶ』
という方法もあるのかもしれません。訳して得られるものが「正しく約せたこと」だけなら、どこかさみしい気もしました。
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大学院生へ
「自分のことを大事にしていますか」
・乱れた食生活
・睡眠不足
・気の使いすぎ
・自らが作り出す実在以上のプレッシャー
体力は使い切るのが正解ですか?いいえ、眠くなったら眠り、自分自身を良い状態にしておくべきです。切れ味が違います。研究は気持ちで研かれ、心が大切です。
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学生A「どういう意味ですか?」
先生B「そのときになったらわかります。Aさんよりも経験も知識も豊富な地頭も良さそうな専門家が大勢いますが、研究者の価値はそんなものでは決まらないんですよ。彼らが気がつきもしないことにきっと取り組めます。思い入れのある良いテーマを見つけましょう。」
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大学院生へ
学問ではケガしません。でも、誰かの顔色を伺いながら研究室で過ごせばケガします。
学問ではケガしません。でも、成果が出ないことを研究してないことと思い込むならケガします。
学問ではケガしません。でも、休みが必要なとき休まなければケガします。
生活の中に研究があるんです。
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大学院に入学すると「成果を出さなければならない」という考えで頭がいっぱいになるかもしれない。ただ、そんなときに、指導教官の先生に
「もちろん、成果を出し論文をまとめなければ修了はできないよ。ただね、一回、『数学を研究すること』と『成果を出すこと』は分けましょう。」
なんて言われたら
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学生「英語が苦手なんです」
先生「これ読んでごらん」
学生「え!英語の本。しかも、数学?」
〜しばらくの沈黙〜
学生「先生!これ知っています。知らない単語ばかりなのに、読めます!!」
先生「日本の数学科の大学院生は、だいたいこんな具合で洋書の専門書を読んでいるんだよ。」
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院生「大学院生って忙しいですねぇ」
先生「そうでしょ。2年で修論書かないとならないし、授業にレポート、TA、後輩の教育もあって遊ぶ余裕なんてないでしょ?」
院生「遊ぶ余裕がないのは問題ないです。研究しに来てるので。ただ、『研究で遊ぶ余裕がない』というのは問題ありです。」
先生「...」
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大学院生へ
「自分の頭が良いかどうかを気にせずに、研究に集中できること」
そういう姿に優秀さがよく表れるように思います。
好きなことを考えることは簡単です。でも、あなたがやっていることは、時間をかけて身につけた知識や技術をもって
「確かに考えている」
ということなんです。大学院には
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大学院生へ
成果が出ないと焦りますよね。ただ、そんな経験も「研究の喜び」のひとつなんです。
「成果でしか自己肯定感を上げられない」
そんなの寂しすぎます。心にケガをしそうで心配です。そういう次元で大学院生することなんてないんです。喜びに正直に研究者したらいい。学問ではケガしません。
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与えられた演習問題を解く速さを競っているなら、敵わない人もいるものかもしれないけど、研究って
「考えた人の考えたその日がスタートライン」
なんですよね。そして
「この問題を認識し、いま実際に眺めている人は世界に何人いるだろう」
と思うくらい視界には誰もいないことだってあるんです。
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大学院生へ
何度でも言います。
「上手に休めていますか?」
研究が大変でも、自分の内側から湧いてくるプレッシャーでは心は痛めません。しかし、
・頭に浮かべると疲れてしまう「人間関係」
・研究の進捗状況を気にして、自らが作り出す「実在以上の外部からのプレッシャー」
ではケガをします。
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数学科の新入生へ
入学前に大きな本屋さんへ行って
・微分積分
・線形代数
と書かれた本を買ってみましょう。あまりの種類の多さに何を買っていいかわからなくなります。それでも、何も調べず誰にも聞かず感覚で選んでみるんです。その体験は数年後に美しく香ってきます。これは今しかできません。
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数学科の大学院生や博士に質問して、ほしい答えが返ってこなかったからといって
「なんだ、そんなこともわからないのか」
と思わないでほしい。彼らは物知りというより研究者ですから、専門のことで頼るといいし、「秒で答えを返す能力」ではなく「一週間後にそれなりの回答をする能力」に長けている。
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大学院生へ
大学院にいれば
・成果を出さなければならないプレッシャー
・研究室での人間関係
で気持ちが忙しいときもあるだろう。気休めの対処法であっても
①肌触りの良い毛布で寝る
②外食
③見たい映画がなくても行く映画館
④ぬいぐるみ
使えるものは全部使って、心の健康に努めるべきである。
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「大人の学び直し→大学院」
というのに違和感を覚えるのは、学部を卒業した人が次に行くところが大学院なのではなく
『研究能力を向上させたい』
と考える人が行くのが大学院だからです。
大学院(前期)は2年で修士論文を書く意識が強くて、そこにある勉強は「研究の準備としての勉強」だったりする。
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大学院生へ
研究って生活の中にあるものだから、研究に休日はありません。だからこそ
・平日は研究しなければならない
・土日も研究しなければならない
みたいな考えは不要だし
・気持ち次第で土日も研究できる
・平日、集中しすぎた日があれば別の平日に休む
くらい自由を楽しんでいいんですよ。
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もっと自分の研究生活に誇りを持っていいんです。
①心から説明をつけたいと思えるテーマがある
②人と協力でき、議論もできる
③ものを考えるための十分な知識を有し、考える技術もある
そういうことを実践する彼らは
『考えることが仕事』
って言っていいレベルのことをやっているんですよね。
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院生A「研究が行き詰まっていてしんどいです。」
指導教官B「私にはAさんが研究を楽しんでいるように見えます。本当に『研究が行き詰まっていること』がしんどいんですか?」
沈黙
A「違いました。行き詰まることはいいんです。『成果を出し修士論文を書かないと修了できないこと』が原因でした。」
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一つ数学科の大学院入試のおもしろい話をしたいと思います。皆さん、院試対策を万全にして試験に臨むことと思いますが、徹夜で試験を受けるのは禁物なんです。というのも、次の日に口頭試問があり、試験で解けなかった問題が聞かれます。つまり、一日目の試験の後にもう一回戦、解答作りが始まります。
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頭が良い人が頭の良さだけを活かしてする研究のことは知りません。いろんな視点で物事は測ることができるけど、大学院生には
『自分がどういう研究者でいたいか』
研究観を大切にしてほしいなと思います。
「考えてみたら、実は簡単だった」
これは『研究が簡単だった』という意味ではありません。
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A「博士課程はギャンブルで...」
B「博士課程に進学すると就職が...」
C「博士号取得者は社会に変革を...」
...
博士学生
『ただ気になることを考えてるだけなんだけどなぁ』
外野がうるさかったり、自分には当てはまらない話もたくさんあると思います。大学院生が研究に集中できることを願います。
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世界中どこを探しても
『○○大学の□□研究室でしか☆☆の研究をしていない』
ということが普通にあるし
「研究したいことを一番に考えて研究室を選ぶ」
のは普通のことです。だから自分は内部進学で大学院へ行く人を優秀でないとは思わないし『研究室を選ぶこと自体が素敵なこと』だと考えます。