8月6日1:25-3:00 UT (日本標準時10:25-12:00) にかけて太陽の南東 (左下) の縁近くにあったフィラメントが噴出しました。GOES-16/SUVIの極端紫外線観測ムービーで、左下方向に噴き出す様子を確認できます。三鷹では、天気不良で観測できていません。[Courtesy of NOAA/SWPC]
7月20日21:56-23:24 UT (日本標準時21日6:56-8:24) に太陽の南東 (左下) の縁でプロミネンス噴出が起こりました。GOES-16/SUVI 304Åで見事な映像がとらえられています。[Courtesy of NOAA/SWPC]
7月9日13:48 UT (日本標準時22:48) に太陽の活動領域13047でC8.5の小規模フレアが発生しました。このフレアでは、南西の縁で見事なプロミネンス噴出が観測されています。GOES-16/SUVIの視野からはみ出る高さに噴きあがっています。[Courtesy of NOAA/SWPC]
7月8日20:49 UT (日本標準時9日5:49) に太陽北半球の活動領域13053でM2.5の中規模フレアが発生しました (swpc.noaa.gov/products/goes-…)。画像では、東北東 (左上) 方向の中ほどで大きく明るく光っています。Mクラスフレアの発生は6月16日以来です。 [Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
2022年7月4日の日本標準時16:11 (午後4:11) に地球が遠日点 (えんじつてん) に到達します。遠日点は、惑星の公転軌道上で太陽から最も遠ざかる1点です。本日は曇・雨天ですので、昨年の近日点・遠日点通過日の太陽の大きさ比較を紹介します。太陽の見かけの大きさは、両日でこれくらい変わります。
7月2日1:50-3:30 UT (日本標準時10:50-12:30) にかけて、太陽の北東 (左上) の縁にあった背が高いプロミネンスが噴出しました。Hα線観測ムービーで左上の縁に注目すると、外向きに噴き出しながら一部は太陽に落下するプロミネンスの動きがわかります。
携帯電話の通信障害と結びつけて「太陽フレア」が再度トレンドに挙がっているようです。現在の太陽フレア活動は穏やかで、6月30日からこれまでの間にX線強度Cクラス以上のフレアは発生していません (図を参照)。三鷹での観測でも、フレアはとらえられていません。[Courtesy of NOAA/SWPC]
6月28日22:17 UT~29日0:30 UT (日本標準時29日7:17~9:30) にかけて、太陽の中心近くにあったフィラメントが噴出しました。304Å極端紫外線観測では、北 (上) に向かって暗く見える物質が噴出しているのが確認できます。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
6月21日16:21 UT (日本標準時22日1:21) に太陽の南西 (右下) の縁でC5.6の小規模フレアが発生し、これに伴う物質噴出が見られました。関連するCMEは現時点で確認されていません。発生場所は地球に面しておらず大きな影響はないと考えられます。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
6月17日以降の太陽フレアの発生は、X線強度C5.7以下の小規模なものにとどまっています。19~21日の極端紫外線観測では、活動領域での断続的な発光 (フレア) と小規模な噴出がとらえられていますが、地球に大きな影響を与えるものではありません。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
2022年の夏至の日は、東京都三鷹市では残念ながら曇ってしまい太陽が見えません。再掲になりますが、2020年に撮影した太陽フレア望遠鏡の写真を紹介します。夏至の日と冬至の日で太陽の高度はこれくらい違います。 #国立天文台
今から10年前 (2012年) の6月6日、金星の太陽面通過が見られました。この時の様子は太陽観測衛星ひのででも観測でき、ムービーでは黄色い太陽の手前を黒い金星が横切っています。以下のページでも画像をご覧いただけます。 hinode.nao.ac.jp/news/topics/12… nao.ac.jp/gallery/weekly… [Credit: NAOJ/JAXA]
10年前の2012年5月21日の朝に、日本で金環日食が見られました (特設ページ:solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/eclipse2012…)。この時の日食のタイムラプスムービーを紹介します。Hα線で見た太陽の前を黒い月が西から東へ横切っていきます。[三鷹キャンパスの太陽フレア望遠鏡で撮影]
5月10日13:55 UT (日本標準時22:55) にX1.5の大規模フレアが発生しました。場所は活動領域13006で、中心から南 (下) 側で強い発光が見られます。第25周期で8回目、今月2回目のXクラスフレアです。この少し前に、活動領域13007も発光しているのが見えています。[Courtesy of NOAA/SWPC]
4月30日13:47 UT (日本標準時22:47) にX1.1の大規模フレアが発生しました (swpc.noaa.gov/products/goes-…)。西 (右) 側の縁で発光が見られ、発生場所は活動領域12994のようです。第25周期で6回目、今月だけで3回目のXクラスフレアです。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
三鷹の太陽フレア望遠鏡で観測した4月25日 (日本標準時) の太陽全面Hα線ムービーを紹介します。活動領域12993 (右上方向中ほど) で発生したMクラスフレア2回、Cクラスフレア1回の発光が確認できます。また、南東 (左下) の縁の明るいプロミネンスが活発に動いているのがわかります。
4月15日に太陽の東 (左) の縁でM1.2、M2.2、M1.9の中規模フレアが立て続けに発生しました。極端紫外線観測のムービーで、明るいフレア発光とそれに伴う物質噴出を確認できます。活動的な領域が、向こう側半球の縁近くにあります。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
CMEsの地球到来により地磁気活動が活発になり、G1レベル磁気嵐が発生しました。カナダのマニトバ州では、素晴らしいオーロラが見えたようです (引用tweet参照)。 twitter.com/Vincent_Ledvin…
3月30日17:37 UT (日本標準時31日2:37) に活動領域12975でX1.3の大規模フレアが発生していました。ムービーの終わり頃に北西 (右上) 方向中ほどで光っています。昨年10月28日以来約5カ月ぶり、第25周期で3回目のXクラスフレアです。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
太陽の東の縁近くで活発なフレア発生が見られます。3月22日からこれまでの間に、活動領域12974と12975でB・Cクラスの小規模フレアが連続して発生しています。24日1:45 UT (日本標準時10:45) には、活動領域12975でC8.1フレアが起こりました。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
3月14日にニュージーランドで見られたオーロラが見事です。Halo CMEの到来でG2レベルの磁気嵐が起きていた時に撮影されたもので、肉眼でもこのように見えたとのことです。 twitter.com/YRNZ61/status/…
西側の縁近くでフレア発生が活発です。12日8:44 UTに活動領域12939でM1.4フレアが起こった後、17:08 UTに活動領域12940でC9.2、17:26 UTに活動領域12944でC8.0のフレアが立て続けに発生しました。M1.4とC8.0フレアでは物質噴出も見られます。[Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]
2月4日に起こったG1クラスの磁気嵐は、衛星運用に影響を与えていたようです。Space Xが3日に打ち上げた49機のStarlink衛星が磁気嵐に伴う大気膨張の影響を受けて、最大40機までがセーフモードから復帰できず近日中に大気圏再突入する予定とのことです。 twitter.com/ChrisG_NSF/sta…
「気象部が10年に一度の大改訂」となった理科年表2022 (rikanenpyo.jp) ですが、実は太陽に関する諸定数も改訂されています。例えば、太陽の半径は、これまで696,000 kmだったものが695,700 km [天3(78)] になっています。これは、国際天文学連合2015年総会の決議を反映したものです。
【謹賀新年】みなさま、新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も国立天文台太陽観測科学プロジェクトをよろしくお願い申し上げます。(画像は2022年1月1日の太陽です)