51
だから、彼女は、ほんとうにおいしそうにたべるんだよ。廻らないお寿司だから、勝手にコースが運ばれてくるんだけどね。そんなはなしを聞いていたら、「生しらす」がやってきて、「うわ!!!しらすですよ!!!こんな若い命が、こんなに乱雑に、、、、罪深い、、、」とかって言ってた。ウケちゃった。
52
こないだ奢りにきたマッチョが「年収が多い奴よりも、学歴がある奴よりも、とにかく『肩幅のデカい奴』が一番えらい」「だから、誰かに偉そうにされると、基本的に『こいつ、俺より肩幅ないのに、偉そうに生きれてすごいな』と思う」などと言っており、昆虫みたいな価値観で好きだな、と思うなどした。
53
彼女は、その悪魔の食べ物、「てりやきチキン」が忘れられなくって、それ以来、親には内緒で肉食するようになった。だから食事がほんとうに楽しくて堪らないんだってさ。人って、そういうとこあるよな。「10代の頃に規制された事を、一生わるい事と錯覚して、その背徳感を味わい続ける」っていうか。
54
こないだ奢りにきた鬱ウーマンが「キツい時、どんな相手の言葉も私を責めるように感じる」「でも療養して、私が私に優しくしたら皆も優しくなった」「じつは私を責めたのは私で、振り返れば皆ずっと優しかった」と言っていて、ひとの優しさを力に換える力すらないと、ひとは卑屈になるんやなぁ、などと
55
5000人に奢られてきたうえでの偏見。「生まれ持ったポテンシャル以上に、やたらキャリアが立派なひと」ほど、ものすごく自己否定的で、自分には価値がないと思ってる。だから、仕事で付き合う分には「すごい人」だけど、恋人にするには地雷率が高い。その人との距離が近すぎると痛い目をみる。なぜなら… twitter.com/i/web/status/1…
56
こないだ奢りにきた高学歴の前科3犯が「日本に『やってはいけないこと』は一つもない」「ただ罰則があるだけ」「罰則があること、とは『やってはいけないこと』ではなく、『コストを払えばやっていいこと』に過ぎない」「犯罪が割に合う社会設計が悪い」などと言っており、宗教なき世界の限界を見た。
57
5000人に奢られてきた経験上、自身のことを自己肯定感が高いと思っているひとは、たいてい『他者否定感』が高いだけ。他人を強く否定することで、じぶんを間接的に肯定している。マジで自己肯定感が高いひとは、そもそもだれかを否定することがほとんどないので、じぶんを肯定する必要性もあんまない。
58
こないだ奢りにきたヤク中の医学部生が「LSDを使うと感覚が研ぎ澄まされる」「共感性が上がるので映画に没頭できる」「精神科医になりたかったので、統合失調症やヘロイン中毒者が題材になっている映画をLSDをキメながら見て、勉強をしていた」などと言っていて、意識の高いヤク中は新しいな、などと、
59
こないだ精神科医が奢りにきたので、「なんかみんな病んでるけど、極端に言ったら何が原因なの?」と聞いてみたら「仕事。だいたいの精神病は仕事を辞めればだいたい治る」「退職は頭痛・肩こり・吐き気・動悸・息切れ・発熱・食欲不振・不幸に効く無料の万能薬です」と言っていて、極端すぎてウケた、
60
5000人に奢られてきた経験上、自身のことを自己肯定感が高いと思っているひとは、たいてい『他者否定感』が高いだけ。他人を強く否定することで、じぶんを間接的に肯定している。マジで自己肯定感が高いひとは、そもそもだれかを否定することがほとんどないので、じぶんを肯定する必要性もあんまない。
61
こないだ奢りにきた鬱で自殺から復活女が「全ての悪は『夜』にある」「私を殺すのは鬱でも私でも社会でもなく『夜に考える』という習慣」「そう気付いてから『夜に考える体力を残さない事』だけ考える様になり『自責』を辞められた」と言っていて、人が立ち直るには『敵の設定』が大切なんだな、などと
62
こないだ奢りにきたSNS釣りアカ職人が、「一番ウソを広めてくれるのは『ウソをばら撒く人』ではなく、『ウソを許せない正義感の強い人』なんですよ。だから、僕らは『正義感の強い人』がつい言及したくなるツイートをしてる」と言っていて、「ミツバチに花粉を運ばせる植物と、ミツバチの話」だった。
63
「医者よりプロ奢ラレヤーのほうが、他の科の医者たちについて詳しい」とかもザラにあるレベルで、医者は本当に医者のことすらしらない。忙しすぎて、じぶんの周りの社会を処理するだけで精一杯。もちろん美容外科とか麻酔科とかは特殊だったり、ばあいは異なるけども。一般的に医者は医師をしらない。
64
こないだ奢りにきたゲーム制作マンが「ゲームの凄さは『安全に失敗できる』ことです」「失敗しても、痛くない恥ずかしくないリトライしやすい」「ゲームは役に立たない!と言う人がいるけど、それは『役に立たせるセンスがない』だけですよ」と言っていて、たしかに学校の勉強もそんな感じよな、などと
65
「忙しさ、ってなんなんでしょうね」という話になった。「そうだな、感情をネグレクトしてる状態じゃないですか」。数ヶ月に一度のペースで奢りにくる、ものしずかな資本家の男だ。
66
こないだ奢りにきた社会人オカマが「LGBTブームはやり過ぎ」「性の自認云々ではなく、社会に求められるよう立ち振る舞うのが社会性」「私はオカマだけど、仕事は男やってる」「それを会社でも好き勝手やって配慮求めながら給料もらおうなんて思えない」と言っており、日曜大工ならぬ、日曜オカマだった
67
【陰キャぼっち大学生が、
やりらふぃーになるまで】
東京にきてからずっとボッチで、ツイッターしかやることがなくって、1日12時間もスマホを触りっぱなしだったんです。TikTokをみて、おれに奢りにきた「THE・イケイケ大学生」って感じのルックスの彼が、そんなふうに相談してきたんだよね
68
こないだ奢りにきた人が「みんな自殺のニュースには優しいけど、死にたい私に優しくない」「だから、死にたくないけど『死んだ側』に回りたくなる」「死んだ人への優しさを『生きてる側』にも分けてほしい」と言っていて、ふだん店には行かないけど閉店すると急にツイッターで悲しむ系の人だな!などと
69
こないだ奢りにきた学校の先生が「保護者は子供の教育をなんでも漫画やゲームなどに責任転嫁しようとする」「でも、最も子供が長く見ているのは漫画でもゲームでもなくて親」「見るものに影響されるのが事実なら親の責任」「親が変わらないと子供は変わらない」などと言っていて、本質情報だ、などと、
70
こないだ奢りにきた新卒男性保育士が「女性社会がキツすぎる」「ムダな残業への同調圧力がすごい」「定時で帰ると翌日オバさんに怒られる」「しかも保育士は労基が適応されないので残業代が出ない」「まだ1ヶ月目だが、もう辞めたい」などと言っていて、保育士不足の根本的な原因を垣間見てしまった、
71
こないだ奢りにきた放送大学の学生マンが「奨学金を返したくない」「調べると大学在学中は返済義務なかった」「放送大学は年1万で無限に在籍できる」「だから、大学を出ても放送大学に入り所属し続ければ死ぬまで奨学金を返さなくて済む」などと言っていて、ぼくも大学入って金借りまくろ〜と思った、
72
こないだ奢りにきたゲーム制作マンが「ゲームの凄さは『安全に失敗できる』ことです」「失敗しても、痛くない恥ずかしくないリトライしやすい」「ゲームは役に立たない!と言う人がいるけど、それは『役に立たせるセンスがない』だけですよ」と言っていて、たしかに学校の勉強もそんな感じよな、などと… twitter.com/i/web/status/1…
73
こないだ奢りにきた毒親そだち子育てマザーが「わたしにとって、親に愛されることは最もむずかしいことだった」「子を愛せるか、不安だった」「でも、違った」「まず愛されるのは親の方で、親は、ただそれを子に返すだけだった」と言っており、親に貸した愛が踏み倒されて憎悪に化けるんだな〜、などと
74
こないだ奢りにきた元・偏差値70の現ニートが「昔から何もできない自分が大嫌いで、だから勉強した」「でも、いくら頑張っても上には上がいて、むしろ頑張れば頑張るだけ、上が見えてしまって、心が折れた」と言っており、何もできない自分を許せるようにならないことには救済はないんやなぁ、などと
75
「アサガオ症候群って知ってますか?」おれは仕事柄、いろんな人に会ってきた。そのせいか、何か強いトラウマを持つ人に会うと、『ああ、この人はこの辺になにか隠したいものがある』と、霧がかかって見える事がある。彼女のそれは肩より上にあった。静かな個室の居酒屋で、酒と魚を奢られた時の話だ。