「とくに、7の段が、ト、トラウマで」 とある地方にいったとき、吃り症の女子大生が奢りにきて、居酒屋の、しずかな個室にいったんよ。 おれは2時間くらい、ただじぶんの発声とたたかっている女をみながら、ニヤニヤ笑って、勝手にいろいろ注文して、日本酒飲んで帰ったんだけど (1/6)
ほかにも「奢りにきたひとのはなし」をツイートしています。見てみてね。
こないだ奢りにきた元シャブ中毒が「今日もシャブ打たなくてえらいんですよ」などと言っており、人類は「やらないでおいた」という偉業の積み重ねを「当たり前」というボックスにぶち込んでしまう悪癖があるので、もっとnot to doリストをやった方がいいんだろうな、と思った。シャブ打たなくてえらい
こないだ奢りにきたIT社長が「新卒を1人採用するのに100万くらい掛かる」「学歴で足切りはナンセンス、みたいに言われるけど、お前ら1回100万のガチャ回して、クソ使えないハズレキャラ引いたときの気持ち、考えたことあんの?」などと言っていて、確かに東大卒はレア確定ガチャだ、などと、
こないだ精神科医が奢りにきたので、「なんかみんな病んでるけど、極端に言ったら何が原因なの?」と聞いてみたら「仕事。だいたいの精神病は仕事を辞めればだいたい治る」「退職は頭痛・肩こり・吐き気・動悸・息切れ・発熱・食欲不振・不幸に効く無料の万能薬です」と言っていて、極端すぎてウケた、
こないだ奢りにきた都内の高校生が「同級生がどんどん某メンタリストの信者になっている」「意味がわからない」「沢山お金があって、沢山フォロワーいて、沢山の論文を読んでて、メンタリズムに精通してるのに、本人は大してメンタル安定してない」と言っており、未成年特有の火の玉ストレートだった。
こないだ奢りにきた超高級ソープ嬢が「その人の1番気持ち悪い部分を見るのが私たちの仕事」「社会でどんなに褒められるような立場にいる人にでも、かならずといっていいほど気持ち悪い部分がある」「みんな一生懸命に気持ち悪い部分を隠して生きてる」「みんな違って、みんなキモい」などと言っていた
こないだ奢りにきたマッチョが「年収が多い奴よりも、学歴がある奴よりも、とにかく『肩幅のデカい奴』が一番えらい」「だから、誰かに偉そうにされると、基本的に『こいつ、俺より肩幅ないのに、偉そうに生きれてすごいな』と思う」などと言っており、昆虫みたいな価値観で好きだな、と思うなどした。
38歳で死ぬと決めたら、38歳まで『死にたいと思わずに生きられる』。そのあとの決断は、38歳の自分に任せる。 でも確かに、こういうことの連続なきがするんよね。しんどいひとは、なんでもかんでも今日のじぶんにやらせすぎるから。いつかのことは、いつかのじぶんに、任せといたらいいんだよ (6/6)
だから、彼女は、ほんとうにおいしそうにたべるんだよ。廻らないお寿司だから、勝手にコースが運ばれてくるんだけどね。そんなはなしを聞いていたら、「生しらす」がやってきて、「うわ!!!しらすですよ!!!こんな若い命が、こんなに乱雑に、、、、罪深い、、、」とかって言ってた。ウケちゃった。
彼女は、生シラス食いながら言ってた。「飯のうまさは、個体数と若さ、血の新鮮さに比例しますね」「生き物うますぎワロタ」。漫画に出てくる、ひとを食らうタイプのグルメな妖怪かな?って思ったよ。そんなおはなしでした。好物はシラウオと、生しらす丼と、鮎の塩焼きだそう。お後がよろしいようで。
【仕事に呪われた人のはなし】 おれは奢られて生活してるから、もちろん、常連もいるんだけどね。よく奢りにくるひとに、絵に描いたように穏やかで、前向きな性格の、中年の男がいる。そんな穏やかな彼は、じつはむかし、仕事のストレスで、自サツして失敗したり、傷害罪で捕まった事があるんだって。
こないだ奢りにきた65歳オッサンに「歳を取ると新しいこと学ぶのが難しくなる、ってマジ?」と聞いたら「完全なウソ。それは若いころから学ぶことを拒否してたアホウが老いただけ。新しいことは変わらず楽しい。実際それでプロ奢ラレヤーを見つけられた」と言っていて、イカしたオッサンだな、などと、
「生きてくことが辛かったんじゃなくって、死にたいと思いながら生きてくことが辛かったんだね」 「どうせ死ぬから、そしたら今日も明日も、ただ生きてくだけでよくなったから、そりゃあ、辛いこともありますけど、生きるのが辛いんじゃなくて、生きる中に辛いがある、って感じられたんです」 (5/6)
こないだ奢りにきた鬱ウーマンが「キツい時、どんな相手の言葉も私を責めるように感じる」「でも療養して、私が私に優しくしたら皆も優しくなった」「じつは私を責めたのは私で、振り返れば皆ずっと優しかった」と言っていて、ひとの優しさを力に換える力すらないと、ひとは卑屈になるんやなぁ、などと
こないだ元50人規模系アイドルが奢りにきたんだが、あのビジネスの「廃棄」のやり方めちゃエグいな。大した給料ないから貯金もないし、なのにムダに知名度はあるから有名税はごっそり取られるし、人によっては義務教育を破棄して活動してるから「社会性」がインストールされてない。社会復帰も難しい。
5000人に奢られてきた経験上、自身のことを自己肯定感が高いと思っているひとは、たいてい『他者否定感』が高いだけ。他人を強く否定することで、じぶんを間接的に肯定している。マジで自己肯定感が高いひとは、そもそもだれかを否定することがほとんどないので、じぶんを肯定する必要性もあんまない。
5000人に奢られて分かったこと ・たいていのひとは「10代のころに渇望していたこと」への欲を拗らせたまま生きてる
こないだ奢りにきた元ツイフェミが「弱者男性は実在しない」「と思って、『童貞っぽい男の自撮り』をプロフにして、Tinderを始めた」「女だから会話に自信があったが、そもそも1万人スワイプしてもマッチは0」「会話すらさせてもらえない」「弱者男性は実在する」と言ってて、ワンピースの正体だった
すべての就活に失敗マンが奢りにきたときに思ったけど、就活マジで危ないわ。メンタルが破壊される。「失敗したらヤバい」という切迫感の強い人が、短期間に連続で「キミは価値がないよ」と伝えられる。就活に失敗しても人間は死なないのに、本人は死ぬと思いこんでるから本当に死んでしまう。危ない。
5000人に奢られて分かったこと ・たいていのひとは「10代のころに渇望していたこと」への欲を拗らせたまま生きてる
こないだ奢りにきたヤク中の医学部生が「LSDを使うと感覚が研ぎ澄まされる」「共感性が上がるので映画に没頭できる」「精神科医になりたかったので、統合失調症やヘロイン中毒者が題材になっている映画をLSDをキメながら見て、勉強をしていた」などと言っていて、意識の高いヤク中は新しいな、などと、
奢りにきた東大生と話して思ったけど、「すごいキャリアの人」って来世思考なんよね。彼らは「今の快楽」を犠牲に「いつかの幸福」を取れる。けど、意外と「いつか」の設定は甘々で、ふつうに「老後」とか言い出す。つまり「来世」くらいのイメージ。徳を積むのは得意だけど、回収するのは皆んなヘタ。
5000人に奢られてきたうえでの偏見。「生まれ持ったポテンシャル以上に、やたらキャリアが立派なひと」ほど、ものすごく自己否定的で、自分には価値がないと思ってる。だから、仕事で付き合う分には「すごい人」だけど、恋人にするには地雷率が高い。その人との距離が近すぎると痛い目をみる。なぜなら… twitter.com/i/web/status/1…
以前も、こういう女のひとがいた。生きるのが辛いから、死ぬ日を具体的に決めた。どうせその日に死ぬ、と思ったら、ほかのことはどうでもよくなった、って。 ただその女のひとは結局、その日に死ななくて、連絡をよこしてきた。死ななくてもよくなった、と言ってたな。柔軟になれたんだろうね (4/6)