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女子校で“王子”と呼ばれる幼馴染。毎日たくさんの生徒から、何故か自分が「王子に渡してください!」と手紙を貰っていた。ある日、手紙を幼馴染に渡すと、笑顔で読んでいた幼馴染が途端に険しい顔になり、手紙を突き返してくる。「えっ?」と驚くと、「…それ、君宛てだよ」と不機嫌そうに言われる百合
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宅飲みで、片想い中らしい友人に「男なんて抱き着いてキスすりゃイチコロよ」と背中を押すと、気まずそうに「実は女の子が好きで…」と言われる。慌てて「女だってイチコロよ!」と言うと、唇をギュッと結んだ後に「…嫌なら言ってね」と言われた。「え、何が?」と聞いた瞬間、友人に抱き着かれる百合
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イケメンの先輩から告白された。親友に報告すると、「…私が先に好きだったのに」と泣かれてしまう。慌てて「先輩の事知らないから断ったよ!」と言うと、「じゃあ、私と付き合ってよ…」と親友が呟いた。「それは先輩に言いなよ」と言うと、「…ん?先輩関係ある?」と聞き返され、勘違いに気付く百合
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同窓会。外で寒さに震えながら酔いを覚ましてると、久々に会う親友が来た。「男連中、お持ち帰り狙いだよね」と話すと、「男だけじゃないよ」と返され笑ってしまう。そんな私に「…相変わらず鈍感だなぁ」と親友は呟き、「…2人で休めるとこ行かない?」と誘ってきた。冷えた身体が一気に熱くなる百合
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彼女の誕プレ選びに悩む女の子。ある日、彼女が珍しく料理を振る舞いたいとの事で、待っている間に彼女のスマホの検索履歴から欲しい物を探る作戦に出ると、なんと履歴は大人の玩具だらけ。こういうの興味あるんだ…とドキドキしながら確認していくと、『睡眠薬 混入 方法』の不穏な履歴を見つけた百合
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ギャンブル代を無限に貸してくれる後輩が、借金をナシにする代わりに「恋人のフリをして家族に会ってくれませんか?」と頼んできたので理由も聞かず快諾した。翌日、後輩の実家で明らかに“カタギ”じゃない“家族”に囲まれる。「娘を不幸にしたら“ケジメ”つけてもらいますからね」と凄まれ、絶望する百合
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幼馴染と久々に会ったのでバーに行った。酔いが回った頃、「昔さぁ、私のこと好きだったでしょ」と気になってた事を聞くと、「あんたも私のこと好きだったでしょ」と笑われた。「なんだ、一緒か~」と照れ笑いすると、「ううん」と即否定され、「…私は“昔”じゃなくて“今”も好きだよ」と口説かれる百合
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百合作家の友人が「レズ風俗行って、レポ漫画描く…」と宣言してきた。完全に目がイッてるので「…なんで?」と一応聞くと、「バズりたい」と恥ずかし気もなく言う。「お金ないよね…?」と引き留めると、友人は何かを考え始め、ボソッと「…女友達とセックスするレポ漫画、バズるかなぁ」と呟いた百合
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放課後、先輩に「あんた、レズでしょ」と言われる。困惑すると、「あんたの事は“全部”知ってるよ」と笑われた。その言葉に観念して「…いつから私が先輩を好きって知ってました?」と聞くと、「あ~…」と考え始めた先輩の顔がどんどん赤くなっていき、「…ごめん、それは知らなかった」と謝られる百合
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仕事中、同期の気弱な女性に「合コンとか興味ないですか…?」と申し訳なさそうに話しかけられた。一目で欠員補充を誰かに命じられているとは分かったが、面倒事は嫌なので「私、レズなんで」と嘘をつくと、突然両手を握られる。「こ、今度2人でお話しませんか?!」と言われ、余計面倒事になった百合
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仲良しのギャルと地味子。昼休み、「お菓子くれなきゃHな悪戯するぞ~!」とギャルが来た。ノリで「お菓子持ってないので、悪戯で」と珍しく冗談を言ってみると、赤面したギャルが「じゃ、じゃあ、今日ウチ来る…?」と小声で聞いてきた。予想外の展開に、思わず「は、はいっ」と返事をしてしまう百合
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宅飲み中、寝そうな友人に「今年の目標とかあった?」とカレンダーを見て言うと、友人が「好きな人旅行に誘う…未達…」と眠そうに言った。「誘いなよ」と笑うと、「じゃあ、来月旅行いこ…」と誘ってきた次の瞬間、友人が飛び起きて「今の忘れて!」と言うが、「いやぁ、無理でしょ…」と赤面する百合
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近所のカフェで女性店員さんに「今日、彼氏さんは…?」と聞かれる。「あれ弟です」と笑うと、ホッとした様子に察して、「良ければコレ…」と弟の連絡先を渡した。家で持ち帰った珈琲を飲んでると、弟から「店員さん、俺じゃなくて姉ちゃんの連絡先が欲しかったみたい…」と言われ、珈琲を吹き出す百合
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先輩が幼馴染を後夜祭のダンスに誘い、私は失恋した。 後夜祭に参加せず、暗い教室で蹲ってると「あ、いた」と幼馴染が現れる。思わず「え、先輩は…?」と聞くと、「断った」と一言。そして、「…だから、私と踊ってくれない?」と幼馴染が笑った。ぽろっと涙が頬を伝う。2人、暗闇の教室で踊った百合
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モテすぎて困ってる美少女2人。見かねた友人が「レズのふりして2人で付き合ってる事にしたら?」と助言した。数年後、街中で手を繋いで歩いてる2人と偶然出くわし、友人が「その設定まだ続けてんだ」と笑うと、2人は赤面して顔を見合わせ、「あ~…設定は辞めたの」と恥ずかしそうに打ち明けてきた百合
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女子寮にて、隣の部屋から話し声と喘ぎ声が聞こえてきた。内緒で男を連れ込む気持ちも分かるが、学年長の私も連帯責任で寮長に叱られるので注意しに行く。部屋から出て来た火照った顔の友人に、「私も寮長に怒られるからやめてよ!」と怒ると、部屋の奥から汗ばんだ寮長が申し訳なさそうに出てきた百合
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人生初の合コン。緊張からお酒を飲み過ぎ、トイレでぐったりしてると、「先輩、私と帰りましょう」と一緒に参加していた後輩が来てくれた。肩を借りて帰ってる途中、「ごめんね…」と謝ると、「別にいいですよ。私、先輩狙いなんで」とサラっと言われる。いつの間にかホテル街を歩いてる事に気付く百合
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最近、幼馴染と帰る際、後輩の女の子も一緒に帰るようになった。幼馴染は男の癖に鈍感なので、幼馴染を待つ後輩に「私、先に帰るからがんば!」と背中を押すと、後輩が「…先輩って本当に鈍感ですよね」と溜息を吐いた。そして「これで分かりますか…」と赤面した後輩に手を繋がれ、勘違いに気付く百合
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友人と宅飲み中、唐突に「私、多分レズだわ」と言われる。同性愛に偏見は無いが、テキトーな事をよく言う奴なので「へぇ」と流すと、「マジマジ!!」と迫られた。面倒だが、お酒を飲みながら「…なんで?」と聞いてあげると、「アンタ見るとムラムラするんだよね」と真顔で言われ、お酒を吹き出す百合
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小さい頃、幼馴染と「10年後のクリスマスに結婚しようね」と約束した女の子。あれから10年後。友人が「クリパやるけど2人も来るでしょ?」と私と幼馴染に聞いてきた。(約束なんてもう忘れてるよね…)と思い『行く』と返答しようとすると、幼馴染が「私達は予定あるからパス」と即答し、赤面する百合
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下校中、傘がないのに雨に降られる。そこへ最近、意識的に避けてしまう同級生がやって来た。なんでこんなに嫌いなんだろ…と考えていると、「入りなよ」と相合傘を提案される。断るも強引に傘に入れられると、途端に心臓がバクバクし始め、(これ…“嫌い”じゃなくて“好き”では!?)と気づいてしまう百合
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放課後。いつものように図書館で、いつものように友人の隣に座り、いつものように読書をしてると、「告白されてたね」と珍しく話かけられた。「断ってきた」と言うと、「あっそ」と興味なさげに呟かれる。相変わらず冷めてるなぁと友人を見ると、にやける口元を本で隠していた、いつもとは何か違う百合
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下校中、友人に「クリスマスの予定あるの?」と聞かれた。冗談で「恋人と過ごすよ。今はいないけど1か月以内に作る予定」と言うと、「じゃあ、私と付き合ってよ」と冗談を返される。「私のこと好きすぎかよ」と笑うと、「…うん、大好き」と冗談に見えない顔で言われた。クリスマスの予定が埋まる百合
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宅飲みが終わり、友人と一緒に寝てると「レズって噂、本当?」と急に聞かれた。どうやら私の高校時代の同級生から聞いたらしい。さらに「私のことも、そういう目で見てるの?」と聞かれたので、「そ、そんな訳ないじゃん!」と否定すると、悲しい顔で「…私は脈なしってこと?」と言われ、困惑する百合
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跡継ぎが欲しい父の思惑で、政略結婚で婿を迎える事になった。気落ちしてると幼馴染が「お邪魔するよ~」とヘラヘラして部屋に来る。相談したのに状況を面白がるような彼女に苛立ち、「なにしに来たの…」と冷たく言うと、幼馴染は「花嫁奪いにきた」と悪い顔で笑った。その日、街から2人が消えた百合