726
本当に辛い人は人に頼らずその癒やし場を持っている。人生の指針にしている愛読書を読み直すこと、日帰りの小旅行をすること、花々が咲きにおっている公園で好きな花と会話することなど、人それぞれに癒やし場がある。そうして抱えていた辛さを軽くして前へ踏み出す。
727
苦手な人の1人2人はいるだろ。その人の知識、経験、価値観などの何かに、あいつには敵わないという意識がある。要するに認めている。でも認めたくない。それが苦手意識の正体だ。潔く認めて吸収し我がものにしてしまおう。つまり、その人を乗り越える。苦手から学んで苦手意識を抜く。素敵だぜ。
728
辛いのってやだよな。みんな経験してるもんな。これからもあるぜ。解消法があればいいけれど、これといったものはないよ。和らげる方法はある。辛さと真っ向から向きあうと動けないよ。そっぽを向いて夢中になれる楽しいことを熱中してやってみな。辛さがいちばん嫌がることなんだ。
729
自分に足りないものは、と挙げていったらきりがない。81歳になる今でもそうなんだよ。足りないものを満たしていくのは大変なことだ。それより、長所と自覚できないまでも何となく継続しているものを本気で磨いていくといい。やがて足りないものを充分カバーしてくれる強みになってくれる。
730
嫌なことを頼まれてすぐにキッパリ断れなかったことで後悔したことはないだろうか。ずるずるした態度で渋っていると相手は脈ありと見て執拗に頼んでくる。根負けして引き受けてしまうのは最悪の展開になる。嫌なことを頼まれたらすぐに断る。それで後々まずくなる人間関係なら初めからいらないのだ。
731
教えられることを嫌がるな。
教える人は教えた人に必ず抜かれる。
教えられることの醍醐味を知れ。
732
やりたいことをやりたきゃ、
やるべきことは
きちんとやっておくもんだ。
733
何でもいい、
人がやらないことをやってみろ。
うまくいこうがいかなかろうが、
それだけで凄いことなんだ。
734
どうしよう、で止まるなよ。
ああしよう、こうしよう、
とあれこれ迷い続けるのはいいぞ。
きっと打開策に行きあたる。
735
傷ついていいよ。ただ、傷ついたことで自分の気持ちをさらに追い込まないようにしようね。本当は傷ついたんじゃない。普段、感受性豊かで細かいところまで行き届くあなたの心が疲れて癒しを行っている。そういうこと。傷つかない心は劣化したゴムの塊のようなもんなんだよ。
736
今日は悪い日だったんだよ。それでいいじゃないか。明日はよい日にしたいという気持ちはわかるよ。でも、それは今日を引きずっての気持ちじゃないか。今日という悪い日は今日でしっかり閉じてしまえばいいんだ。明日は明日生まれる新しい気持ちでいい日にしようよ。そのほうがきっとうまくいく。
737
いいことはずっと待つ。何があってもずっと待つ。いつまで経ってもずっと待つ。諦めないでずつと待つ。その間、貴方はやるべきことをたゆまずやっているはずだ。その継続が大きな力を養っていいことを招き寄せる。ずっと待つ人は努力を忘れない。
738
辛いときは辛い顔でいいんだよ。動きだって辛そうなものに映る。サインだからそれが自然なんだ。人間は社会的動物だから周りにサインを出す。それで悟って周りはそれなりに対応してくれる。ただ自分のことしか念頭にない人はそのサインが見えずに誤解する。そういう人とは深く関わらないようにしよう。
739
何かあって気持ちが暗いんだ。いきなり明るくなろうと思わなくていいから少し明るくなろう。少し明るくなるためにはどうしたらいいか。すぐできる好きなことを始める。程々に明るい楽曲を聴くのもいいし得意料理の1つを作ることでもいい。明る過ぎることはまだ気持ちがついていけないから禁物だよ。
740
憎しみは心に宿さない。憎しみを心から抜くにはノートに憎みてあまりある思いを字に込めて書き連ねる。八つ裂きにした、でもいいだろう。書き終えたらそのページを破り取って焼却等で廃棄する。憎しみが沸き起こったときに、これを繰り返す。この方法をアドバイスした複数の人から効果大と言われた。
741
嫌でもやらなければならないことがある。それでも、嫌ならやらない、好きならやる。それを日常生活の中で、特に仕事の中でどれだけ実現できるか。それが自分の人生をどれだけ爽やかで豊かなものにできるかどうかの分かれ目になる。嫌でもやらなければならないことがほとんどでは辛すぎるよ。
742
ぼんやりしているときを大切にしよう。頭を空っぽにしろよ、という本能の意思と思え。実際、詰め込みすぎた雑念を1つ1つ吐き出している 。空っぽになった頭にまず入ってくるのはきみが無意識に求めていた答えだ。こうしてはいられないとぼんやりのときを蹴散らして行動しないことだ。
743
素直に生きよう。
周りも素直に気遣ってくれる。
素直がいちばんだよ。
744
いいことばかりじゃないけれど、いいことがあるから、よしこれからも頑張ろうという気になれる。小さな成功体験かもしれないけれど、それを大事にすることで、いつかは大きな成功に結びつくはずだと信じよう。
745
心はかばい過ぎても駄目なんだよ。弱いままで終わっちゃう。少しは世間の風雨に晒していい。そうして、よく耐えたね、頑張ったね、と労ってやってほしい。
746
本当に辛そうだ。何があったかは知らないけれど、強く後悔しているのは解る。後悔したっていいから次には後悔しないようにやろうよ。それでいいじゃないか。後悔は後にも先にも立たないんだからいっときの後悔で気持ちを切り替えればそれがいちばんなんだ。そろそろ切り替えどきだよ。
747
人生の道はこれで間違いないと一途にまっしぐらに進んでもいいし、別の道があるのではないかと模索しながらゆっくり行ってもいい。決まりはないのよ。人生はそれぞれの個性の舞台なんだから。
748
捨て鉢になるな。
希望を灯せ。
それだけで人生は応えてくれるぞ。
要介護3を何とか維持の
車椅子ユーザーの僕でも人生の優しさを秘めた凄みを実感している。
捨て鉢になるな、希望を灯せ、だぞ。
749
本当の優しさは人の気持ちを厳しく読みとる人が持っている。人の言いなりになる人を優しいと勘違いしない。後々になって迷惑をこうむる結果になることが多い。
750
何が壁だ。目に見えるのか。心のおびえが作った幻の壁を恐れるな。大丈夫だと心を強く励ま しながらその壁に当たってみろ。すっと抜けられるはずだ。