26
誰にも好かれようとする人は、
誰に対しても好かれようとして、
その人その人で言動や、振る舞いを変える。
そんな人、誰が好きになるか。
27
人はみな人とは違うものを持って生まれてくる。人がやっていることを真似することはできる。努力次第でその人を超えることもできる。しかし、絶対に真似できないものがある。それは人生だ。世界に80億人の人がいるのなら80億の異なる人生がある。その自分の人生をもっと誇りに思え。人生は個性だ。
28
人生好きにやれよ。
誰のためでもない。自分のために生まれてきたんだろ。親も含めて周りの人の思惑は気にするな。本当にやりたいことがあったら貫け。その本気度が100%なら親も周りも納得する。貫きたいけれど、じゃダメだ。平穏無事でいくしかない。貫くのはきついが、痛快な人生になるぞ。
29
メンタルが強い人は自分に攻撃的な人の言葉に感度を鈍くするスイッチを持っている。生来のものか、体験で養ったものかは置いて、そのほうの免疫力が高いのだ。傷つきやすい人は自分を1度でも傷つけた人や、人を傷つけそうな人柄の人とは距離を持て。そう、備えあれば憂いなしの人生で行こうよ。
30
マウントぐらい取らせてやれよ。マウントをとって、あの人はあなたに比べて決定的に足りないものを埋め合わせようとしているんだ。あなたはマウントを取られたって痛くも痒くもないだろう。内に養っているものに自信を持っているからな。それでいいんだよ。世の中それでバランスが取れるんだ。
31
なぜ自分はこんなに傷つきやすいのか。簡単だよ。あなたを傷つける連中の顔を思い浮かべてみな。思いやりに欠けた奴。横暴な奴。上にへつらうだけの奴… そんな連中ばかりだろ。連中の言葉は毒がこもる雑音だ。聞く耳を持つな。それだけでいいんだ。あなたにとって有用な人の言葉に耳を向けろ。
32
いいか。生きていくんだから素直になれよ。ひるまず恥ずかしがらず自分を出すんだ。笑う奴はほっとけ。人を笑うしかできない人間だからな。きみを認めてくれる人は必ずいる。自分を出せば絶対いるんだ。このことを強く肝に銘じろよ。自分を出せれば人生それで万々歳よ。やりたいことをやっていけ。
33
急ぐなよ。急げば急ぐほど人生は損するぞ。ゆっくり行こう。心をしなやかに働かせてやろう。寝転びたかったら寝転べよ。疲れた人がいたら誘ってやれよ。人生での本当の力はこういう余裕がものを言うんだ。ゆっくりする時間が多いほど集中力も出るし、急いだらその時点で人生は止まったことに等しいぜ。
34
朝だ。今日に期待しよう。今日の希望を持て。たとえ昨日どんなに嫌なことがあって、まだそれをシッポのように引きずっているのなら、そのシッポを切り落とせ。昨日とても嫌な奴に深く傷つけられたとしても、もう気にするな。今日からそいつを消去しろ。それでいい。また言うぞ。今日の希望を持て。
35
繊細な人が傷ついているときに、また怠けているのか、精神の鍛錬が足りないなどの心ない言葉をぶつける人はそういう価値観の世界で固まっている。その人はより深く傷つく。そういう無理解な人たちの言葉を一気に消す言葉がある。自分が最も辛かったときの気持ちに還り、さりげなく励ます人の言葉だ。
36
上岡龍太郎さんが亡くなられた。バラエティー番組では随分ご一緒させていただいた。収録前、「戦友ですね」と。何かの雑誌で何か悪い方のランキングでトップ争いしたことで親近感を持たれたらしい。言いたいことはキッチリ言う人だったが、根は涙もろい人情家だったと思う。ご冥福を心から祈ります。
37
心身の調子がイマイチだったら無理は禁物だよ。休んでもいいんじゃないかな。今日は毎日毎日やってくるし、こうして心身のためを思う今日があってもいいだろ。頑張る今日もいっぱいあると思うし、とにかく、ただ今のこの今日は心身を癒すことに最大の目的を置こうよ。
38
今日の自分がちょっと元気がないにしても、やることがいっぱいあるにしても、ダメだなあと自分を否定しない。ミスに注意しながら大過なくすませることを心がける。間違ってもこれではいけないと自分を叱咤し駆り立てない。平穏無事を第一義とする。それが明日の活力につながり予想外の実績を生む。
39
焦るな。
虚しく過ぎる時間は放っておけ。
これから流れてくる時間を相手にするんだ。
40
疲れるだろ。ストレスも溜まるだろ。愚痴も吐きたくなるだろう。それだけ頑張ってるんだ。痛いようにわかるよ。でも、少し頑張り方を工夫してみようか。その余地は充分ある。それとこれは限界だと思ったら、もうやってらんないよ、と思い切って休むことだ。
41
どうせダメだろう。
この言葉は思うな。
つぶやくな。
思うだけで、
心がダメなほうへ傾斜する。
つぶやくだけで、
体がダメな姿勢になる。
42
信頼していた奴に裏切られても腐るなよ。ついに化けの皮を表しただけだ。ここらで裏切らないと化けの皮を剥がされる、と追い詰められたんだ。そんな奴まで信頼してくれるあなたの人間性に、そいつは 1人ひっそり抵抗してきたけれど、ついに抵抗できなくなっただけだ。あなたの人間性の勝利と言いたい。
43
元気なんてずっと続くもんじゃないよ。3日も続けばたいしたもんだ。1日や、2日は不元気だっていいじゃないか。凹んだっていい。
そういうときに体の内にある空になった元気袋は新しい元気を補充している。不元気を嘆くと元気に戻るのが遅くなるだけだぜ。
44
何かをやるやらないで迷う。やめようと決めたのに、気がつくとまたやるやらないで迷っている。やらないと強い未練が残る証拠だ。思い切ってやろう。やらなかったら一生悔いを残す。やれば失敗もある。でも、人生は失敗から大きく展開することも多い。やはり、やるべきなのだ。
45
何とかやってる。これが大切なんじゃないかな。何とか、という言葉には充分とは言い難いが、まあまあ満足している、という響きが感じ取れる。欲の皮を突っ張っても末は良くないし、何とかやっていれば幸せを引き寄せられる。そう思って何とかやっていこうぜ。
46
自分を粗末にするなよ。いちばんつまんねえことだぜ。自分を粗末にする奴は人も粗末にするしな。もうわかっただろ。
1回こっきりの自分の人生を粗末にするなってことよ。
47
人の弱みを見つけては、それを巧みについて自分の欲望を遂げようとする人がいる。それが習い性になっているのは、そういう人間性だからである。1度懲りたらもう関わらないことだ。こういう人に関わるほどの余裕は、誰の人生にもない。
48
何かあったら、
よくいたわってやれよ。
けして責めちゃダメだ。
壊れてしまうぞ。
ただし、甘やかすな。
それが自分の心とのつきあい方だ。
49
力で人の上に立つなよ。
人望で人の上に立たされろ。
50
凹んでるね。昨日も凹んでいたよな。気にしなくていいよ。そういう状態は少し続く。わかりやすく言えば、心身がオーバーホールしているんだ。大変大事な仕事が控えているだろ。そのための最初の準備で、大事な仕事をそつなくやり遂げるためには必要なのよ。変な言い方になるが、気にすんな。