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勤務地には70代の担任がおられる。教員不足で「やむにやまれず」引き受けてくれた素晴らしい方だ。
この方がプログラミング言語「ビスケット」で、クラスの児童みんなで「水族館」を作った。そして「一人一台端末の時代って凄いわ」と仰っていた。この方も相当凄いと思う。
2
ここ10年くらい、家庭環境がしんどい子が増え、学校には教育だけでなく福祉の役割も求められるようになったと感じている。地域の子育て支援課は幼児の虐待やネグレクトへの対応で手一杯、児童生徒まで手が回らないと。高齢者に対する手厚さの半分でも子どもへ…って思う。
3
事故の件を考えれば分かるが…
学校が通学路の安全点検を行い危険箇所を把握するなんてことは間違いなくやっている。今点検しろというのはあまり意味がない。
やるべきなのは「過去に学校から報告があった通学路危険個所に、交通政策担当課がどう対応したか」の公開だと思う。
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しつこいが呟く。
通学路にガードレール、白線、信号、車どめポール等の設置を何回も何回も何回も要望しても反応がない、そういう経験した教員や保護者の方は少なくないはず。
今再び点検しろというのはポーズに他ならない。首相は点検後どうするかを自治体に指示してほしい。
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クラス35人として、多数決の場で21人は「何でもいい」と挙手もしない。14人でクラスのことを決めることになる。うち8人が確固たる考えを持ち、結束して必ず挙手する側にいると、諸々の決定権はこの8人が握ることになる。
「投票率40%」をこんなふうに小学生に説明する。
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教室で子どもがインターネット接続するとすぐ止まるのは、自治体が端末の整備のみ行い、高速ネットワークの方は整備をケチったからです。そういう自治体の長が「オンライン授業」などと仰ると現場は火を噴きます。気の毒です。自治体の責任です。
私の勤務地は整っていますが。
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わいせつ事案を起こした教員が再度現場復帰できるようにするための検討は不要なんだよ。永久追放でいいんだよ。
教員免許更新制度の形を変えて復活させようとする検討も不要なんだよ。永久追放でいいんだよ。
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イヌを撫でながらテレビを見てる妻とレトルトカレーの話になった。最近のレトルトカレー、味もさることながらレンジで調理できるものが増えて凄いと。
この前買ってきたのがまた美味しいのよ、と妻が食品メーカー名を口にした途端、イヌがケージへ戻っていった。
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「子どもがうるさいから公園に見に来い」「子どもが自転車で転んでる」「生徒が万引きした」という連絡は学校に本当に届く。
教員を交代制にして放課後の生徒指導も対応するか、勤務体系今のままで時間外は対応できませんとするか、もうそろそろ世の中で共通理解図りたいもの。
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小学校教員なので通年で部活動の顧問をした経験はない。顧問が休日一日指導すれば相応の賃金が支給されるとしばらくの間思っていた。
休日一日フルで働いて3000円ちょっと、雑費や交通費もロクに支給されない。それを一年中やれなどと言う権利は誰にもない。仕組みが狂ってる。
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「教頭は環境を整え、校長は空気をつくる」って言葉を聞いた。なかなかいいからどこかで使おう。
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高萩市のランドセルの色統一が話題になってるんだが、
高萩って新1年生にランドセル「配付」するって書いてあるんだが、これ凄くないか…色の話は置いといて。
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指導力不足教員は免職…というニュースを見た。その賛否は置いといて一つ気になるのは、
指導力不足だと担任が年度途中に免職になったら、次にどんな人が来るのよ、ということ。
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大規模校で教頭と廊下を歩く。100名を超える子どもがすれ違いざま口々に「教頭先生-」と声をかける。子どもに人気の教頭のよう。
打合せ後に廊下を歩く途中、一人の子とすれ違った。「教頭先生!」と言うその子に、教頭は「ああ!また会ったね!」と返す。さっきの中の一人に…
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「店員さんに横柄な態度で接するって恥ずかしいことだ」これ常識にしよう。
学校で教えようか。
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支援センターに通う不登校の小学生のうち、転校によって完全に学校復帰した事例が複数ある。
その子達になぜ復帰できたか聞くと、
「みんなや先生と話せる」
「見晴らしがいい」
「何か落ち着く」
「静か」
と言う。
異口同音に「学級の人数が少なくてよい」と言っているのだ。
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若かりし頃本当に見たやりとり
先輩「おはようございます!」
教頭 無視
先輩「チッ無視かよ」
教頭「何?」
先輩「聞こえてるじゃないですか。挨拶ぐらいしましょうよ」
その時は先輩巧いと思ったが、自分じゃ怖くてやれんわ。
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救急車に道を譲らないクルマが増えたというツイートを見た。
息子が2歳の頃に小児科から救急搬送されたことがある。道を譲らない奴には本気めの殺意を覚えた。救急車にはギリギリの人が乗っている可能性があると心しておこう。
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もう昔の話だが、俺は初任給で父にネクタイを贈った。父はことあるごとにその安物のネクタイを使い、亡くなるまでそれを大事にしてくれていた。
昨日、一日遅れの父の日だけど、と就職した息子が給料で買ったネクタイを俺にくれた。
何かいろいろ感慨深い。
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環境省のサイトには、WGBT値が31を越えたら「運動は原則中止。特に子どもの場合には中止すべき」とある。
養護教諭さんが管理職や顧問を説得して止めさせるものではない。判断できる立場の者が判断して中止すべき。無責任な楽観論で命に関わる基準を蔑ろにしてはならん。
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教職員対象の某アンケート結果一覧を見た。
「教員の90%が自宅へ仕事持ち帰り」
「在校時間平均11時間30分」
「事務量が際限なく増える」
「教材研究の時間を公的に保障すべき」
などとある。
発行は「2013年」。同じ課題を10年抱えているのか…
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奨学金って大学生の半数が利用するんだそうだ。
新卒生なんて普通のクルマ買うのだって厳しいのに、その半数がいきなり高級車並のローン背負う、やっぱりこんなの異常だと思う。もうちょっと若い人大事にしたいもんだな。
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かつて担任した子は幼稚園教諭になりたいと某大学の児童学科に入学した。今は幼稚園で働いているが「幼稚園教諭では奨学金が返せない」って言ってたわ。
奨学金を借りる学生は二人に一人。それだけの給与出せないなら大卒資格を求めるなと思ってしまう。
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不快に思う方がいたら消す…
小学校で他者に暴力を振るう子がいて、家庭に連絡すると母親が決して非を認めないことがある。で、中学校進学後、その暴力が今まで庇っていた母親に向くケースがある…
他者への暴力は重く受け止め、子どもが小さいうちにきちんと指導した方がいい。
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岸和田の置き去り事件は胸が痛んだ。
大臣が、家庭に連絡を入れなかった保育園の責任は重いと語ったそうだ。
姉妹が同じ保育園に通えないことも遠因ではないか。大臣はこの点にも言及してほしい。本来は家庭が通う保育園を選べるべきだろう。今は家庭が保育園に選ばれている。